二期会主催 宮本亜門演出・モーツァルトの歌劇「フィガロ」の結婚」を観てきました。
指揮はデニス・ラッセル・デイヴィス、日本デビューでフォルテ・ピアノもこなし、美しくゆったりした優雅な語り口調のレチタティーヴォ・セッコが秀逸でした。
一つ一つの言葉が丁寧に耳に入ってくるので、とてもリラックスして楽しめました。
軽妙な台詞と動きに、周りのお客さんも笑いながらの楽しい時間。
こんな雰囲気は、若かりしころNYメトロポリタン歌劇場で観劇したのと同じ雰囲気。
日本のオペラ土壌も成長したなぁ~と感じながら、楽しい時間でした。
震災後、初めてのオペラ。「サロメ」以来2ヶ月ぶりかな。久々。
気になっていた新国立劇場の大好きな「ばらの騎士」でさえ気持ちがついていかずに足が向かなかったけれど、この日のフィガロはようやく心から楽しむことが出来ました。うん、フィガロで良かった。
海外のアーティストの来日キャンセルが続くなか、
私たち日本人の音楽家が頑張って日本を盛り上げていきましょうよ。