はあ、終わってしまった。昨夜は虚脱感で書く気になりませんでした。
さて、気を取り直して。9日からまた進化してたし、千秋楽だからか皆さんの熱量がアップしていました。
荒武者隊の歌はサライでした。卒業式みたいに兵庫「楽しかった」荒武者隊「関東荒野」兵「俺たちのいやし」荒「無界の里」って千秋楽ぽかった。
贋の庵 捨が途中で帰ったり、1回引っ込んでから客席の拍手でまた出て来たり、捨がやりたい放題で爆笑でした。贋「こういうの他で通用しないからな、上手くなったなんて思うなよ」って。
蘭の兵庫へのビンタ復活。
口説きの場面、夢見酒の口移しの時間が長くなってたような。双眼鏡で見てたからもう凄かった。
最後、捨「おそれ入ったよ~」あたりで泣いてまして、霧「何泣いてんだよ」って。それからふたりで抱き合って。いいシーンだったなあ。

天魔王様、前にも書いたけど、表情、セリフ(声の強弱、高低)指先、扇子、マントさばきなど魅入られました。一幕で蘭に「森蘭丸」って言ってニヤってするところ、口説きのシーンで霧が「蘭兵衛」って叫んだ時チッ(邪魔すんなよ)って顔、生駒を切った後すがり付いて「私が逃げた事を知る人間は~」って上目使いに見て生駒が自害したのを見てニヤリとするところ、などなど、好き。
「いいことを教えてやろう~」は凄く静かに話して、そこから「そんなのは殿じゃない」への感情の高ぶりが凄い。自分の中で理想の殿を作り上げてしまって、そうで無い事への苛立ちが強くなって、光秀をそそのかして殿を殺して天魔の鎧を手に入れ、天の意志を継ぐ絶対無二の存在になろうとした。殿が愛した蘭丸では無くてこの私なのだと。これで殿と一つになれたのだと。だから鎧をはがされたら死ぬしかないよね。そこでも本当に刀をずぶずぶと我が身に入れてる感じしますよね。他のシーンも本当に殺してる感じだし。太一天魔王の全て、しっかり見届けました。

さてさてカテコ、福士君「月なので、皆さんが照らしてくれないと輝けません。また照らしてください」って。おせんべい、私の列は無界の男衆が配ってくれて、順に隣へ回して。福士君の「もらって無い人」の呼びかけに手を上げた15列くらいの人に福士君が渡しに来てくれました。初日は「えー」でしたが、福士君の成長ぶりもしっかり見せていただきました。太一君は終始笑顔でおせんべい巻きおわると曲に合わせてのりのりで身体動かしてました。

花と風と下弦はライブビュで、鳥と上弦は劇場でと全部見ましたが、それぞれ違っていて本当に面白かった。絶対不可能だけど、太一天と太一蘭が見たい。何年か後また髑髏城の七人で太一君の捨之介が見たい。本気の殺陣と本気の百人切りが見たい。ここまで髑髏城の七人に関わった全ての皆さんありがとうございました。
18列のセンターブロックだったのだけど、前の人の頭で中央が見えないという最悪席でイライラでした。ほんとにあの劇場の客席悪いですよね。前の方で良い席と思ったら舞台の下の方が見えなかったり、前の人が大きいとアウトだし。
2幕、天蘭の戦いの時生駒さんが刀を落としたらしい。なぜ らしいと書いたかと言うと、その場面倍率の高い双眼鏡で見ていて、つまりほぼ太一君しか見てなくて、しかも見えない時があり、何か蘭を手で制してたけど?くらいで良く分からず。それくらいぜんぜん違和感無かったって事なのですが。詳しく書いてくれたTwitterによりますと、
生駒刀落とす。生駒蘭の刀を手で受ける。天生駒を後ろから刺してから蘭の刀を掴み上げて生駒の首を切る。あぜんとしていた蘭を手で制して「私が逃げた事を知る人間は」で生駒の手に自分の刀を握らせる。生駒自害。生駒を抱えた時に自分の刀を受け取る。
をやっていたんだって。太一君とカナコさん凄すぎる!太一君は失敗をそう見せない人だと知っていたけど、何で瞬時にそれが出来るのだ!もう舞台経験豊富なふたりだから出来た事ですよね。ああ、ちゃんと自分の目で見たかった。悔しい。

贋鉄斎の庵の場面、贋が捨のおっぱいをぐりぐりして、下もしようとしたら、捨が刀を取って。とか奥に行ってしまった捨を贋が連れ戻したり、とか、面白かった。しんぺーさんいい仕事してます。
休憩の時、「私は下弦の方が好き」って話してる人がいたけど、ほんとに人それぞれですね。

さて、後は千秋楽のみとなってしまいました。
23日上弦の月
おーいカメラさん、こっち撮ってよー と思うところもありましたが、大画面でドアップの表情が見れるのがいいですよね。太一天魔王様はいつも双眼鏡で表情ばっちり見ているのですが他の人はほぼ肉眼で見ていたので、あんな表情していたのね、の発見もあり。で、今回霧丸の涙にやられました。あなたはなんて一本気のいい子なの。

太一天のセリフ回しが微妙に変化したような。口説きのシーンの蘭兵衛を誘う言葉と表情の巧みさ、夢見酒の口移しがアップで見れてぞくぞくしました。霧丸をいたぶるところの「何か言え」の冷徹さ。あれ、霧丸のやられ上手さも凄いよね。ほんとに太一天の殺陣、マントさばき、扇子、指先の動き、表情、強弱高低を付けたセリフがすごかった。フアンのひいき目かしら。

カテコで太一君の笑顔が見れた!貴重だ!

24日下弦の月
初下弦。キャストが違うとこうも違うものか!でした。捨も天も蘭もとにかくみんな違う。上と下は別物でした。
兵庫の「くんろ」の次は「ずら」だったし、兵庫の鍬はリカコでおっとうの鎌はステファニーで、いん平さんは猿で、浣腸された後の踊りも違うし、違うとこ探しも楽しかった。キャストの年齢的なのもあって、それぞれの関係性も違ってたり。こっちはこっちで楽しめた。

でも、私は上が好きだ!