
「結婚ーそれはあらゆる文化の始まりであり、頂上です。どんなに荒々しく粗野な人間も、優秀才美な人間も、自分自身のやさしさを表現できる、またとない機会です。結婚は固く結ばれた『紐』のようでなければいけません」
これはドイツの文豪ゲーテの言葉です。男も女もその意味を正しく学べば、今の日本のように、独身者が増えるようなことはないでしょう。
実は、結婚というのはとても大事Jなことです。それも愛し合っている二人にとってだけではありません。「文化の始まり」「頂上」とは、人類の将来を左右するということです。結婚しないのは、世の道理を踏みにじる行為なのです。
若い独身男女が結婚しようとしないのは、男も女も「らしさ」を失ってしまっているからと、私は考えています。世の中、男と女しかいないのに、「らしさ」を忘れては、未来は閉ざされてしまいます。
外の世界で戦う男と家庭を守る女。男と女が、それぞれに与えられた役割分担を全うしたとき、仕事も子育ても家庭もきちんとするのではないでしょうか。社会においても、「政治は正しい父が治める」「女は子を宿して母になる」という役割がそのとおりに果たされていれば、あなた自身も、また世相ももっとすこやかになるはずです。