みなさま、先週までのなんでもない日常はどこかへ行ってしまいましたね
ご心配いただいた穏和は注射も内服薬も調達できています
コメントやメッセージ、メールなどでたくさんのお気遣いをいただきました
どれほど心強く感じたか…ほんとうにありがとうございました
ルナベルちゃんも飲んでます…もうなんでこんな時にルナベル月間なのー?ですが仕方ありません、吐き気ともまだ共存中です
そう、お薬と言えば関西の内分泌の先生たちが中心となって動いている『災害時ホルモン補給援助チーム』が今回の被災地に取り急ぎバソプレシン(抗利尿ホルモン、商品名デスモプレシン)、コルチゾール(副腎皮質ホルモン、商品名コートリル)のふたつのホルモン補充を受けている患者さんのために動いてくれているそうです
このふたつはお薬が切れてしまうとインスリンなどと同じで場合によっては命に直結します
特にデスモプレシンは災害時など入手が非常に難しいと思います
同じホルモンを患うものとしてもとても気になっていました
デスモプレシンやコートリルを必要とされている方に1日も早く届きますように
この後チラージンなどのホルモン補充を受けている患者さんへの支援もできるよう動いてくれているようです(チラージンは半減期がとても長いお薬なので数日で急な体調変化は現れにくいと言われています)…ただ、ごめんなさい、全てにおいて詳細はわかりません…またクッシング症候群や先端巨大症、バセドウ病など抗ホルモン剤が必要な方についての情報もわかりません
他にもDMAT(災害時医療支援チーム)などたくさんの方が被災地での救援活動をしています
どうかたくさんの人の力でひとつでも多くの命が、心が救われますように
被災地ほどではありませんが首都圏も計画停電や節電のための電車運休などの影響でまだまだ落ち着きません
穏和のおうちや職場は都心なので停電のグループには入っていませんが職員の出勤、帰宅がかなり制限されています
遠方の職員のなかには何があってもいいようにチャリンコで2時間とかかけながら出勤している人もいます
また穏和の働く老人保健施設というところは病院などと違い多くが自家発電を持っていません
しかし特に医療依存度の高い施設ではたくさんの医療機器が使われています
もし今施設で停電が起きたら…ナースコールが使えません、痰の吸引ができません、安定した酸素供給ができません
とっても不安…特に夜は不安です
また、多少処方機能も狂ってきています
みんなで協力してなんとか切り抜けるしかないですね
まだ落ち込んだりしている暇もないけど、最強に疲れてるときこそお互いを気遣うことを忘れずにいたいですね
そんな中、訪問看護ステーションで働くお友達から連絡がありました
彼女の職場、訪問先の多くは計画停電予定エリアにあります
停電時の人工呼吸器、在宅酸素を受けている患者さんへのフォロー訪問にマンパワーが足らないと…
スーパーで働くお友達からは『物流がハチャメチャで需要と供給のバランスが崩れてる…備蓄も大切だけどほんとに必要な人のところに届かないのが辛いところ…』と漏らしていました
主婦のお友達は『家族支えるのは自分!』と地域や家を守るために走り回ってるそうです
みんなそれぞれのところで精一杯がんばってます
どこも大変ですがライフラインがあるだけでも食べ物に困らないだけでもありがたいですよね
穏和も自分にできることを誠実にやっていきたいと思います
職場の利用者さんたちの中には千羽鶴を折ったり『寒いだろうから』と得意の編み物を被災地に送りたいとおっしゃる方がいたり『疎開でお世話になったのよ』と募金に行かれた方がいたり
うちのおかあさんはあるものでしか作れないけど…と卵なしや牛乳なしでも作れるパンをガスオーブンで焼いて自分の職場や穏和の夜勤などに差し入れしてくれたりしています
まだ大きな余震が懸念されていたりするしこれからは体と心の疲労もピークになってくると思うけど
それぞれができることをひとつずつ!
さぁー穏和もがんばるぞー!
しかーし…甘いプリンとか無性に食べたいなぁ(笑)
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