1000m PBを求めて 2 | さあ 走りますか

さあ 走りますか

無駄と思われる事を
コツコツと

いよいよスタート

ラッキーな事に 
陸上部さんのペース走は
3分50秒ペースとの事なので
遅れなければ 3分50秒

ほんとにありがたい
時計を見ることも
考える事も必要ない

走り出してすぐ思ったのは
「走りやすい照れ
集団って こんなに走りやすいのね

何となく脚は大丈夫な気がした

今日のポイントは心肺?

とは 言うもののできる事は
祈る事と 自分を騙す事

モチマスヨウニ  モチマスヨウニ

呼吸が楽だ 呼吸が楽だ

自分を騙す為に時々
鼻呼吸をした

ほら 鼻呼吸できる位だから
大丈夫

そんな素人丸出しの作戦を
しながら 1周

大きな声で マネージャーさんが
ラップを読んでくださってる

何て聞き取りやすい声なんだろう
人様がタイムを取ってくださるなんて
何て豪華なんだろ

そう 1つづつ 増えていく
数字を聞きながら思った

だけどその数字が どんな数字なのか
耳にはしっかり入ってくるのに
頭には 入ってこなかった

1周もった
あと1周半

モチマスヨウニ モチマスヨウニ

1ミリでも 長く モチマスヨウニ