『ゆっくり行こう ゆっくり。先は長い。
完走が、目的よ』
独特の節回しで、ずーっと沿道で、声をかけて下さってる、白髪のおじさま。
言葉と声を聞いて 思い出す。
去年も 応援してくださってた。
都道府県名の旗 太鼓、沿道 制限時間とは
違って 随分優しい大会。
10キロ~15キロも 27分台
数字は 淡々と並んでいるのに 身体と心は 苦しい
この3回のハーフは、タフコースだった。
それで 1時間50分前後のタイムだったので、フラットコースで ある事を考えると
ハーフまでは 5分半で 淡々と刻めるんじゃないかと思っていた。
なのに苦しい。
逃げたくなる。
沿道が途切れたのが きっかけになったのか 泣けた。
去年、苦しかった。1年間苦しかった。
声を出さないように したら、嗚咽になった。
嗚咽しながら、走っていたら 喘息になった。
咳も出た。
せっかく喘息の薬を飲んだのに、いけないと、泣き止んで 呼吸を整える
視線を下から 一旦 上にした
そして、前を見る
なぜか、この地で泣けて良かったなと
思った。
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