民進党の蓮ほう議員が細野氏と会談して共産党との連携を見直す事や憲法改正について同意する事を条件に推薦人を得て党代表選に出る事に合意したという。
なんともはや民進党には骨がないのであろうか。
共産党との連携見直しは連合の圧力があるから仕方が無いにしてもあれほど憲法改正阻止を訴えて参議院選挙を戦った舌の根も乾かないうちに憲法改正に合意するとはいかがなものであろうか。
はっきり言って民進党には軸が無いから評価のしようが無い。
共産党は大企業や富裕層からの応分の負担を求め護憲を主張し自民党は企業活動を後押しして成長する事を重視し憲法改正を党是としている。
それはいささかもブレる事は無い。
公明党は平和と福祉の党が結党以来の目標であり最近は自民党と連立して必ずしもそうともいえなくもないが未だに憲法改正には否定的であり大きくはブレていない。
しかし民進党のこのブレ方は一体なんなんだろうかと思ってしまう。
その時の党内事情や世論を意識して右にも左にもブレにブレまくる。
共産党にせよ自民党にせよ公明党にせよその政治姿勢が一貫しているから評価をする事が出来るが骨の無いクラゲのような民進党では評価をつける事すら出来ない。
こんな無様な事を何時までも続けるのなら本格的に解党を考えた方が良いのではないだろうか。
党の綱領を定めて党の方針を決めてそれが時に世論の強い批判を受けようとも世論に流される事なくまたそれにそぐわぬ者は党から追放するぐらいの覚悟を持つべきである。
仏典にせよ聖書にせよ古典というものはまさにそのような性格がある。
長い歴史の中でいろいろと批評されてきてもいささかも世間に迎合せずにその内容を変えずに貫いてきた
だからこそ客観的に研究も出来るし評価も出来るのである。
昔から言われている事だが民進党(前民主党)は党の綱領を作成して憲法に対しての考えや方針を定めていくべきであろう。
野党共闘のあり方などを考える前に先ずそれが先決であろう。