出演:キム・ナムギル ファン・ウスレ
あらすじ
前途有望なシェフ、スインは妻を殺した犯人と間違われて刑務所に入れられる。
そこで、彼はエイズにかかった囚人は釈放されるという誤った噂を聞き、囚人の一人サンビョンの血を使って自分もエイズになって、自由になろうとする。しかし、それは噂に過ぎず、自分の無実を証明するためにスインはサンビョンと一緒に脱獄する。
警察に追われる身となったスインはサンビョンに言伝されたカフェ・レルテを訪ねる。そこは、サンビョンのかつてのパートナー、ミアが一人で経営するカフェだった。ミアはスインを店のシェフとして雇い、心に傷を持つ二人はたがいに共感を持つようになる。もう二度と恋はできないと思っていた二人だったが、運命が嵐となって二人を押し流してゆく・・・
絶望だけだった彼らに嘘のようにまた愛が始まるのに…
一人きり海辺でレストランを運営するミア(ファンウ・スルヘ).ただ愛だけが真実だと信じたが,酷い愛が彼女に残したのは深い傷とさびしさだけ.心を固く閉めてしまった彼女の周りをくるくる回わるこの男.秘密をおさめた彼の姿に彼女も分からなくしきりに心が行く.
愛を失くした男スイン、こんな私でもいいですか?
愛を忘れ去った女ミア、あなたが誰であっても関係ありません
セリフが少なく感性に訴える映画でした
美しい映像と、後に来る暴風のために抑えた演技
「善徳女王」のピダムのような、ギラギラした放つようなエネルギーは感じられませんが
悲しみを秘めた深い切ない目でつきと表情で
受動的な難役をこなした
これは、まさにキム・ナムギルの映画です
(エイズ患者という役どころゆえ、14Kも減量して、整形疑惑も出たほど)
マジックや料理のシーンが効果的に使われてはいるものの・・
出会いから感情の進行が、日付が何度もとび過ぎる為、
分かりにくいところもありますが・・
ラスト直前での二人は、 それまで抑えてきた感情を
一気に噴き出したようで まさに暴風(嵐)の前の静けさ・・・
そして暴風・・・・・
スインとミア
二人の身に起きた出来事は
出会う前から、非情で悲劇的
あまりにも、救われない気もしますが・・・
それでも 出会って幸せだったのかもしれない・・