草木染めをはじめて今年で5年目。
これまでは極力お金をかけない、ある材料で染める!
をモットーにしていました。
つまり、庭で手に入る枝や葉、花、雑草。
料理に使った残りの玉ねぎの皮や豆の戻し汁や莢。
あとは落ち葉とか。
でもとうとう市販の染料に手を出してしまいましました!
それが藍熊染料さんの大和藍です。
https://www.aikuma.co.jp/view/page/instr_yamatoai_top
藍染めは庭で育てたタデアイで生葉染めや乾燥葉での化学建てでぼちぼち染めてきました。
(狭い庭で育てられるわずかな量では大した量は染められません)
もっと濃い藍色も染めてるみたいとは思ったけど、流石に藍甕を仕込んだりは無理で。
でもこの大和藍なら、お湯で解くだけで簡単に濃い藍が染められるという。
濃染剤のカラーアップZB(今までのディスポンが入手できなくなった代わり)を買うついでに大和藍も頼んでみました。
スターターキットは660円。
大和藍の粉末10gに手ぬぐい2枚、使い捨て手袋とバケツの内側にセットするポリ袋も入っています。
粉末染料を1リットルのぬるま湯で溶いて1リットルの水を加えて、
つまり10gで2リットルの藍液ができるわけですね。
実際にやってみると
ぬるま湯を注いだだけで
いきなり藍の華が咲きました。
びっくり。
まあ、封を切った途端にかなり臭います。
多分ハイドロ的な助剤が入ってる?
染めてる間も臭うので、室内ではちょっとはばかられる感じです。
あやしい魔女になった気分です。
染めたのはまずいつものように刺し子糸。
段染め、重ね染め含め、大小合わせて5かせ染めてみました。
詳しくはカードに巻いてから別記事にします。
あと私のしゃつ。
これは裾の方だけ藍液につけてみました。
糸よりもごくごく短い時間浸けて、甕のぞきみたいな水色にしてみました。
色が入ったことで、表面の織り地も浮かび上がってきました。
この結果を見て、旦那さんも帽子とタオルを持ってきました。
染め上がり
帽子は、元は紺色のワークキャップだったのがすっかり色褪せして、「もうかぶって出歩けないね」と話していたもの。
落ち着いた、灰色がかった紺になりました。
ライオンの刺繍はポリエステルの糸だったのか染まらず、シルバーにくっきり。
タオルは以前生葉で染めたもの。
2回しか液につけてないけどかなり濃く染まりました。
もう染めるものが思いつかなくてこれでやめましたが、もっとたくさん染められたはず。
これで660円ならコスパはかなりいい!
これだけはお金を出して買ってもいいことにしようかと思っています。