今日で2月も終わり。
梅の花もピークを過ぎて、だいぶ花びらを散らせています。
この梅の木が最初の花を咲かせる頃切った枝で刺し子糸を染めました。
初めての段染め糸です。
正確には一度だけ段染めに挑戦したことがありました。
このときはPPテープで防染する(
染まらない箇所を作る)やり方にしたのですが、縛り方がゆるすぎたりで段染めらしく染まりませんでした。
改めて、草木染めで段染めにする方法を私なりに考えてみました。
(あくまで私がない知恵を絞って考えただけで、他にもあると思います)
・部分的に防染して白く残す
・色味の違う染料植物を複数使う(それぞれ防染?)
・全体を一度染めてから部分的に防染して重ね染めする
・部分的に媒染剤を変える
今回は最後の方法を使いました。
最初に全体をミョウバン媒染でサーモンピンクに染めました。
もう一度梅の染液に浸けてからかせを2回折って、下側だけを鉄媒染液に浸けました。
鍋のふちに割り箸でひっかけています。
最後に洗って平干ししました。
鉄媒染したところはチャコールグレーのような色です。
サーモンピンクとチャコールグレー、ほぼ1:1くらい。15センチピッチくらいの段染め糸になりました。
この2色の取り合わせがどうなのかというと、好みは人それぞれだと思いますが私にとってはまあまあ悪くはないんじゃ?という感じ。
何よりやっと2色に染め分けることができました。
鉄媒染で暗い部分ができたことで、単色の場合よりサーモンピンクが映える気もします。
実は前日にもう一かせ染めていました。
下のもにょもにょしたのが銅媒染したもの。
銅媒染の方が赤みが強くでました。
もにょもにょがなんともぶざまですが、私が染めるとこんな中華麺状態にしがちなんです。
ここからほぐしほぐしカードに巻いていくのがとっても大変。。
なので今回一番気をつけたのはきれいなかせのまま染めることでした。
出ないと鉄媒染の処理がうまくできないから。
なんで私はいつも中華麺にしてしまうんだろうと諦めモードでしたが、その気になればかせをくずさずにできるのかも?! と思ったりしました。
さて、この段染め糸を生かしたふきんを刺したいな。どういう柄がいいんでしょう?