正確には、木曜と金曜にほんの少量試し染めをしてますが、土曜日に一番刈りをして全量使いました。
といっても、うちで栽培しているのはほんのぽっちりなので、葉っぱも80グラムにしかなりませんでした。(少なっ!)
予定では、旦那さんは半幅のタオルを一枚、私は刺し子糸を2かせ染めるつもりでしたが、この量ではタオルはとても無理で、急きょ手ぬぐいサイズの晒しに変更しました。
タデアイの葉っぱはミキサーのかわりにクィジナートのハンディチョッパーで青汁にしました。
アルカリ剤は苛性ソーダ4パーセントのパイプ洗浄剤。
還元剤はハイドロサルファイトを使いました。
少し時間を置いて、還元膜っぽいものができたところでティッシュで試し染め。
どうやら染まるようなので、それっと浸し染めと空気酸化の作業に入ります。
水洗いをすると、見る見るうちに色が空色に変わっていきます。
藍で染めてる! という感動の瞬間です。
予定のものを染めてみて、まだ余力があるようだったので、
以前牡丹の花びらで染めた晒しを出してきて染めてみました。
下の写真の左下がそれ。
一回しか染めていませんが、きれいな生葉染めの空色です。
奥に刺し子糸と、右側は旦那さんの晒し。
二回目を染めたあたりで緑味が強くなってきてしまいました。
インディゴ色素がもうなくなったのか、還元状態が解けてしまったのか。
生葉の量がささやかだったからしょうがないのか。
なので、空色晒しは二回目を染めませんでした。
下の写真の、くしゅっと丸めたのがそれ。
何度も重ねて色味は濃くなりましたが、少しくすみが出てしまいました。
刺し子糸はこちら。
去年ヨウシュヤマゴボウで染めた糸は、色素がほぼ定着せずにごくごくかすかな灰桜色で、ほぼ白い糸として使ってみたのですが、なぜか渋みのある緑色になりました。
染める前の糸に黄色味は全然なかったのに、なぜ藍に重ねると緑が出るのか、とても不思議です。
一方、旦那さんは晒しに絞りを入れてみました。
途中でタオルから変更して、あわててたたんでざくっと縛って、というやり方で、
内側には色素があまり入らなかったかなあ、無地にすればよかったかなと言っていましたが、
結構白い部分とのコントラストが出ています。
上の方が内側だった部分。ここが薄いぶん自然なグラデーションになっていて、私はとてもいいんじゃないかと思いました。
夏の終わりに二番刈りしてもう一度染められたらいいなあと思っています。
作業場所は、いつものキッチンではなくガレージ内のシンクでした。
蚊取り線香はつけていましたが、それでも蚊に刺されまくりました。
青汁を絞った後の葉と、刈り取った茎はそれぞれ乾燥中。
また違った色が出せたらいいな。(無理かも?)