出会いは最悪、今では頼れる主務と紹介されました、4年コックスの村山です。出会いが最悪という話は、自分が未熟だったために、初対面の松本をびっくりさせてしまったというもので、この話はことあるごとに聞かされます。松本はこういう、第一印象がどうだったという話が大好きで、よく語ってくるので皆さん聞いてあげてください。

2年間一緒に幹部をやった松本。今年の幹部で撮ったこの写真がお気に入りなので載せておきます。
今では頼れる主務とも紹介されましたが、歴代の主務の方々と比べたら(特にたくさん)、頻繁に呻き声をあげており、もっとクールにこなせたらなと思っております。あと約1ヶ月頑張ります。
約20年経っているからでしょうか、人数が増えたからでしょうか、最近は僕の呻き声に呼応するかのように合宿所もさまざまな箇所で悲鳴をあげております。僕が引退したら、合宿所の悲鳴も止まるのでしょうか。
学生課の皆さま、ご対応いつもありがとうございます。
さて、本題に入ろうかなと思うのですが、今回は引退ブログということで、例によって4年間の思い出を書いていこうかなと思います。ですが、大きなイベントだとみんなと被ってしまうので、個人的に記憶に残っていることを書こうと思います。記憶が改竄されているかもしれませんので、あらかじめご了承ください。
まずひとつ目は、一年生の入寮したての時のことです。ある月曜日の夜、月曜日はご飯が出ないので、どうしようか迷っているときに、向かいの部屋ののぶさんが、ボブと僕をご飯に誘ってくれました。入寮直後で不安も多かった時に誘ってもらい、そこで初めて部員として認められたように感じ、めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。ありがとうございました。
ふたつ目は一年生の夏休みの出来事です。モーター出しを手伝っていたところ、土手の階段周辺にゴミが散乱しているのを発見しました。すると当時4年生だった拓也さんが「りんたろー拾いに行こう」と、半ば強引にゴミ拾いをさせられました。汚いゴミを素手で触り、しっかり分別をして袋にまとめる。なかなかの量があったので、小一時間程度かかったと思います。まとめ終わったあと、拓也さんに連れられて、コンビニに行き、アイスを奢ってもらいました。そのときは、「いいことをしたら自分にいいことが返ってくる」と思いました。ですが後になって、拓也さんは特にいいことが起こっていないことに気づきました。それなのに、後輩の僕に「いいことをすれば自分に返ってくる」という清々しい希望(勘違い)を抱かせてしまう、無償で奉仕した上で、後輩を教育し、アフターケアまでしてしまう先輩。すげえと心の底から感動しました。拓也さんから教わったことがボート部での僕の礎となっています。ありがとうございました。
三つ目の思い出は2年生の春ごろです。同期の越谷と2人で離れの新しい部屋で暮らすことになり、電球、カーテン、ベッド、椅子机などを0から部屋を作ることを体験しました。2段ベッドの組み立てで越谷が指示にしたがってくれなかったために、所要時間2時間のものを5時間かけて作ったのも、今ではいい思い出です。また、この時期は問題が起こった時期でもあり、2人で夜通し話したこともありました。今までにない事象に直面し、さまざまなことを考え、成長した時期でした。
最近買ったエモカメラで撮った越谷。2年ぶりに同部屋で過ごしています。
事件は会議室で起こってるんじゃない、現場で起こってる越谷。
その後、越谷が同期の本澤と交代になり、同期の山田、1個下の木村が入ってきて、わいわいやってたのも、内容は全然覚えていませんが楽しかったです。鍵かけ忘れ問題だったり、木村の奇天烈な振る舞いに戸惑ったりしたのを覚えています。よくよく考えると出会ってすぐに一緒に生活を始めて楽しいってすごいことですね。みんなありがとう。
同部屋が解散となるため、パーティーを開いてその時とった写真。
四つめは、2年生の春から夏にかけて、1つ下の新人トレです。全日本に出場しないため、手が空いていた僕が新人トレを担当していました。嬉しいことに1つ下の代は新人がたくさん入ってくれて、うるさかったり、おとなし過ぎたり、5限めちゃくちゃあったりと練習を回すのがなかなかに大変でした。しかも自分はまだ入部して1年のローイングについて少しもわかっていないペーペー。今思うと至らない点ばかりで本当に申し訳なく思います。ですが、毎日一緒に練習して、コツコツ陸トレノートを書いて、がむしゃらに送った日々はすごく充実していました。初めての試合(おっ盾や新人戦)を見たときは、その成長率と活力に感動したのを覚えています。あの頃を思い出すと、みんなが1ヶ月後には一番上の学年となり、チームを引っ張っていくことがすごく考え深いです。うまくいかないこともたくさんあるだろうけど、特に陸トレ組は協力して引っ張っていってくれると嬉しいです。
辞めてしまった子もいて、辛いことも多かったと思うけど、続けてくれてありがとう。
五つ目の思い出は、たしか2年の夏休みだったと思います。食堂の席できょーかさんとことわさんと同期の飯塚と一緒になったときに、永遠にくだらない話をしていました。でっかいコウモリの話や、小さい頃怖かった本のオチがのぶさんに似ている話、口がでかい話。自分は聞いているだけなのですが、本当に3人が永遠に話し続けており、しかもどれもくだらないけど面白いんですよね。あー楽しかった。ありがとうございました。
なかなか多くて飽きてきたかもしれませんが、どうかお付き合いください。
六つ目は、2年の夏から秋にかけてのことです。当時僕は人生で初めてと言っていいほど悩んでいました。それまで僕は出てきた思考そのままに発言したり、行動したりしていました。しかし、そうではなく、思い悩むようになりました。どうしたらいいのか、どうするべきなのか、答えが出ないまま思考が回っていました。そんなとき、同期コックスの前嶋にそのことを相談しました。前嶋は僕とは違うところが多く、思っても見なかった視点からさまざまなことをしっかりと伝えてくれます。前嶋はダメなことをしっかりとダメだと言ってくれます。そして、謝ると許してくれます。本当に後を引かないのです。ダメな僕を認めてくれるのです。大切な友達です。
分け合うことのできないポジションを4年間ずっと争うのに、同期のコックスで仲がいいのは奇跡に近いと思います。これはひとえに前嶋のおかげです。指摘をして、許してくれ、まっすぐに向き合ってくれる前嶋だったからこそ、仲良くやってこれました。本当にありがとう。
たくやさんの代の引退の際に、2人で泣くコックス。
七つ目の思い出は、2025シーズンのムーミン(主務副務)です。抜けてるところもありますが、元気いっぱいの主務まなみさんと、万能で細かいところに気づく副務こうだいさんと一緒に1年間さまざまな仕事を経験しました。僕はいろいろ新しいことを始め、さまざまな仕事を増やし、なのにときどきパンクしたり、落ち込んだりして使い物にならなくなり、2人にはたくさんご迷惑をおかけしました。さらにいうと落ち込んだ僕を気にかけご飯に誘ってくれて、慰めてくれて、至れり尽せりでした。本当にありがとうございました。
満賀にてご飯を食べる25ムーミン。
八つ目は笹岡増量部です。笹岡増量部とは、同期の笹岡を増量させるために同期コックス2人が食事を監視することが起源の仲良しグループです。発足後すぐに同期山田も加わりました。今では食事の管理など見る影もなく、ただ楽しくご飯に行ったり、集まったりしています。本当にしょうもないことが大好きで、ここでは書けない、20代とは思えない会話をしています。
僕は彼らにたくさんのことをしてもらいました。笑わせてもらい、ご飯に連れてってもらい、素敵な誕生日プレゼントまでくれました。それに対して僕ができていることが少なすぎます。こっからお返ししていくね。ありがとう。
山田のカメラで撮った素敵な写真。
最後九つ目の思い出は、コックスの皆さんとの時間です。9人目の選手ということで九つ目に持ってきました。先輩も同期も後輩も全く未知の世界に飛び込んだ僕に、コックスに関しての知識をたくさん授けてくれました。奪い合うしかできないポジションなのに、(時には出し抜こうとしたときがあるかもしれませんが)みんなで高め合った。それだけじゃなく、遊園地に行ったり、謎解きをしたり、ご飯に行ったり、素敵な時間をくれました。みんな我が強くて、なかなか人の話を聞かないから大変だったけど、毎回すごく楽しかったです。本当に本当にありがとうございました。
今年入った後輩コックスたちよ、同期仲良く、ばちばちに成長していってくれ。
まなみさんの引退のときのコックスたち。
ここには書けなかった大切な思い出は他にもたくさんあります。その一つ一つが今の僕を作ってくれています。優しく色々教えてくださった先輩たち。基本色々な方向を向いてるけど、まとまることができる同期たち。生意気だけどエネルギーに溢れる後輩たち。皆様ありがとうございました。
最後にインカレに向けての意気込みを。
1年生の秋、水谷TAとの個人面談で、「4年後はどうなっていたいか」問われ、僕は「インカレエイトで優勝したいです。」と答えました。当時は男子はフォアが対校種目で、エイトは日立明くらいでしか出していませんでした。それが幸運にもあのときの目標を叶えられる状況になってくれました。
しかし、今の僕の実力はインカレ優勝には全然足りていません。過去を振り返り、僕はもっと成長に貪欲になるべきだったと思います。甘かった。もうあと十数日しかありませんが、最後の悪あがきをしようと思います。なんとしても目標を達成するために。
僕の1年生当時の目標はインカレエイト優勝です。ですが、今の思いは「全員で勝ちたい」です。出漕するクルーはみんな優勝してほしい。もちろん簡単なことではないし、難しいからこそ優勝に価値がある。
みんながみんなチームに貢献し、誰かの勝利が自分たちの勝利だと思えるようにしてほしい。そのくらい貢献してほしい。そして出場選手はその貢献に報わないといけない。
勝とう。
皆様、今までありがとうございました。
次は我らが笹岡増量部、山田です。
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