今日、町内会の回覧に、「全国手話検定試験」の日程等のお知らせが入っていて、思わず紙に穴があくほど見入ってしまいました。


私は、札幌市厚別区の大谷地(おおやち)にある北星学園大学の社会福祉学科で、当時の米本秀仁助教授の元で老人福祉とソーシャルワーク論を学び、マイクロカウンセリング等も勉強していました。その、恩師米本先生が担当の授業の「社会福祉実技演習」を3年生の時に履修して、前期は、視覚障害者の女性の先生から点字を学び、後期は、聴覚障害者の男性の先生から手話を学んだのですが、点字も手話もついて行くのがやっとで、特に手話が苦手で「わたし、この教室で一番の落ちこぼれだわ……💦」と思っていました。



そんな訳で、手話に関しては、ずうっと挫折した思いしかなくて、自分には到底無理だと思っていました。



この写真にも載っていますが、俳優の草彅剛さんが、『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』で、コーダ=きこえない両親を持つきこえる子どもとして手話通訳士を演じる姿を見て、「手話ができたらなぁ」と漠然と思っていました。時々、旦那さんと、その時の草彅さんの事が話にのぼっていました。今日も、その話になって、その後すぐにこの回覧を見て、「全国手話検定試験」のお知らせが来て、「大学の授業では落ちこぼれだったけど、やっぱり自分はずっと手話がやりたかったんだ」と気が付きました。



自分の天命は、音楽で人を癒やすことだと思って、これからも音楽を演奏して行こうと思っていました。もちろん、それもやって行くのですが、もう一つ目標が出来ました。それは、これから手話を学んで行って、いずれは全国手話検定試験を受けて(出来れば2級以上)手話通訳士になることです。YouTube動画で、手話を学べそうなチャンネルを探したところ、直感で、ろう者の方がやっているチャンネルを見つけてチャンネル登録をしました。今日、実際に動画を観ながら、手話を少し覚えることが出来ました✨



還暦まで2年を切った私ですが、残りの人生の目標がまた一つ出来て、とても嬉しいです。残された時間でどれだけやれるか分かりませんが、手話通訳士を目指して頑張ります