歌詞の解釈の参考に、洋楽の歌詞サイト“Genius”の歌詞の注釈の見方と、試しに一部を和訳したものを載せておきます。


「洋楽の歌詞を知りたい!」というとき、いくつかの方法がありますが、個人的には“Genius”は必ず見るようにしています。↓

 


スマホのBraveブラウザで見ると、こんな感じ↓

これがGeniusのホーム画面です。
アーティストや曲の検索は🔍(検索ボタン)をタップして入力します。
このホーム画面ではなく、直接、歌詞のページに行きたい場合は例えば、
“Eminem Lose Yourself genius”
などと、「アーティスト 曲名 genius」でGoogle検索などすれば、大体出てきます。


一番ポピュラーで手軽なのはGoogleの歌詞だったりしますが、それも含めて、英語の歌詞サイトは音声から自動で生成しているのかな?というものが多く、結構間違っている確率も高いです。


それらの歌詞サイトも含め、Geniusもシステムは良く理解していないのですが、Geniusは一般のユーザーがコメントや注釈などを自由に投稿できる機能もあるせいか、人の目が入っているというか、間違いが比較的少なめで精度が高く、間違っていた場合でもしばらくした後、ちゃんと訂正されているケースも見かけました。


間違った英語詞を元に和訳したら、最初からおかしなことになってしまうので、できるだけ「正確な歌詞」を探さないと…と思っています。(^_^;)


もちろんGeniusがパーフェクトなわけではなく、他よりひどく間違っているときもあるので、可能な限り、いろんな歌詞サイトを見た方がいいと思います。


別にGeniusの回し者ではないのですが、アーティストの公式サイトの歌詞や有料サービスのSpotifyやYouTube Musicなどの歌詞も意外と派手に間違っていたりするので全然安心できないのが悩ましいところです。(^_^;)



  Geniusの注釈の見方


注釈は一般ユーザーの投稿によるものなので、必ずあるわけではありませんが、歌詞に灰色のマーカーがある場合、その部分に関する注釈があります。
今回は例として、Eminemの“Lose Yourself”で説明します。↓


ちなみに“Lose Yourself”には黄色のマーカーもあります。
スマホのBraveブラウザで見た画面です。↓


黄色のマーカーのところをタップすると、以下の画面になります。↓


一番上の黄色の帯の部分が注釈をつけた歌詞の部分(タップした箇所)です。

その下に今回は“Verified Annotation Eminem”とありますが“Verified Annotation”は「検証済み注釈」なので、これは直接か間接的か不明ですが、GeniusのEminemアカウントによる、いわゆる公式の注釈みたいです。
なので信頼性は高いですね。

一方、灰色のマーカーは一般投稿者による注釈です。タップすると、こんな感じです。↓


先ほどの公式の注釈と画面構成は大体同じです。
一般の投稿者によるものは“Genius Annotation”と表示され、その横に“4 contributors”と今回は出ています。
この注釈に4人の投稿者がいて、何度か編集や修正が行われているようです。
投稿者が1人しかいない場合もありますが、編集回数が多いものの方が信頼度は高いかなと思います。

この画面の続きがあります。下にスクロールすると、こんな構成になっています。↓


画面の一番下の部分です。
評価が“+125”になっているので、これは比較的信頼できるかな?と思います。
右の吹き出しマークの“1”はこの注釈に関するコメントです。
タップすると画面下に表示されます。
上の注釈に対する反対意見なども書かれています。

比較的、これらGeniusの注釈が信頼度が高いかなと思うのは、たぶん投稿者の多くが英語ネイティブだからです。

例えば“Lose Yourself”に関しての注釈を見てみると、ネイティブ同士でも結構意見が割れていますし、これらが絶対に正確な解釈だとは言い切れません。

ただし、日本人などのノンネイティブがあれこれ考えるよりも、特に曖昧だったり、省略が多いラップの歌詞などは、ネイティブが文脈から推測する意味の方が圧倒的に自然で正確だと個人的には思っています。

もちろん、洋楽は特にですが、自分が心地いいようになんとなく内容をイメージするくらいで聴くのも楽しいです。
「厳密に作者の意図を知りたい!」とか「歌詞をとことん研究したい!」という場合はネイティブに聞いた方がいいかな…?ということです。


  注釈を和訳してみた!


ちなみに、先ほど例として出した注釈の部分を改めて貼り付けて、和訳してみると…↓



和訳:
エミネムは、仕事と家族のバランスを取ることをシーソーに例えています。 

一方では、彼の仕事は娘のヘイリーの父親であることであり、他方では彼はスーパースターになりつつあります。プリマドンナ(イタリア語で「第一の女性」)はオペラの主役を指す用語ですが、エミネムが言っているプリマドンナとは、気難しく、自分の才能を過大評価している人のことを指します。 

この歌詞は彼の映画のキャラクターについてではなく、実生活についてです。なぜなら映画の中のラビットには子供がいないからです。





先ほど「和訳します!」と言いましたが、実は上の訳は“ChatGPT-4o”のもので、私は一切手直ししていません。(^_^;)
(一から訳すのが面倒なので、ざっくり訳して変な部分を直そう…と思ったら、めちゃキレイな訳が出てきたw)

ChatGPTは英語ベースで出来ているので、私よりよっぽどネイティブな感性なんですよね…w (^_^;)

あんまり大きな声では言えないのですが、日本の歌詞サイトとちがい、Geniusは内容のコピペも簡単にできるので、ChatGPTなどの精度高めのAIや翻訳サイト&アプリなどと組み合わせると、かなり便利だと思います。(※個人的な使用範囲で)

「コピペするのは面倒…」という場合、ブラウザの翻訳機能でページまるごと翻訳してもいいのですが、ChatGPTやDeepLなどの方がかなり精度が高い気がします。
(特にスラングについてはChatGPTが精度高い気がします。ちなみにBraveで同じ内容を翻訳してみましたが、かなり差がありました…)

コピペしなくても、パソコンからプラグインなどでChatGPTなどと連動する方法があるかも…?ですが、詳しくなくてすみません… (^_^;)

以上、日本人の私の頭で必死に考えるより、こっちの注釈の方がずっと正確でわかりやすい!というGeniusの説明でした。
洋楽歌詞をもっと突き詰めたい!という方はぜひ一度お試しを…。

参考リンク
同様の内容をプロのライターさんが書いた記事が存在していました。
こちらの方がずっとわかりやすいかも… (^_^;)