NEW 解説の追加をしました。(2024/4/20)


“Just Another Rainbow”
Liam Gallagher & John Squire 

[Verse 1]
I, I might have known
見覚えがあるような
This would be
Just another rainbow
これもきっと、ありふれた虹
I, I walk the Earth
地球を歩き回って
I search the sky
空を探す
Just another rainbow
また、ありきたりの虹だ
No pot of gold
黄金の壺は
Waiting here for me
ここにはないみたいだ 

[Chorus]
Just another rainbow
ありふれた虹が
Hanging over me
僕に架かる
Just another rainbow
ありふれた虹が
Dripping on my tree
僕の木に滴り落ちる 

[Instrumental Break] 

[Verse 2]
I'm out of control
僕はコントロール不能
Half of the hole
穴の半分
Just another rainbow
月並みな虹
Paying the bills
生きるための仕事
Am I your windmill?
僕は君の風車かい? 

[Chorus]
Just another rainbow
ありふれた虹が
Hanging over me
僕に架かる
Just another rainbow
ありふれた虹が
Dripping on my tree
僕の木に滴り落ちる 

[Bridge]
Red and orange, yellow and green
赤とオレンジ、黄色と緑
Blue, indigo, violet
青、藍、紫
We've crossed a line
僕たちは線を越えてしまった 

[Instrumental Break] 

[Chorus]
Just another rainbow
ありふれた虹が
Hanging over me
僕に架かる
Just another rainbow
ありふれた虹が
Dripping on my tree
僕の木に滴り落ちる 

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語句の解説など…

英語の慣用的表現で、

pot of gold at the end of the rainbow 
夢のような[思いもかけない]大金[報酬・財産・幸運]、見果てぬ夢◆【語源】虹の先が地面に接する所に黄金入りのつぼ(potまたはcrock)があるという伝説から。

というものがあるので、これを踏まえて和訳をしました。
黄金入りのつぼを手に入れるため、虹をずっと探しているけれど、ただの虹しか見つからない、ということでしょうか…?

ちなみに、just anotherは
単なるもう一つの、ありきたりの、ありふれた、ただの、よくある、月並みな、平凡な、普通の…
…などが当てはまります。
ここでのanotherは「またか…(うんざり)⤵️」みたいなニュアンスです。

pay the bills:直訳は「(光熱費など生活に必要な)請求書の支払いをする」ですが、人が主語の場合は「生計を立てるために働く」、仕事が主語の場合は「生活費を稼ぐための仕事」などの意味でよく使われます。

また、cross a lineは比喩的に「(モラル、常識などの)一線を越える」という意味ですが、pot of goldなども含め、全体的に詩的な表現にしたつもりです。

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作詞はJohn Squireです。
インタビューによると、どちらかというとネガティブな内容のようです。テーマは「失望」だそう…↓
 


かなり意味不明な歌詞なので、何か手がかりがないかと調べてみたのですが…
↓の動画やコメント欄を見る限り、ネイティブスピーカーも意味不明らしく、暗号のように裏の裏の意味を探るような試みをしている人も結構います。
 


私も“Just Another Rainbow”というタイトルを初めて見たとき、「“rainbow”って字面が“Ian Brown”っぽいな~」とか思ったのですが、他にも思ってる人がいたとは!w

そこから、さらにこの“アナグラム説”を展開させて、「これはJohn SquireがIan BrownやThe Stone Rosesのことを書いているんじゃないか…?」という仮説を紹介しています。

公式的にはそのような発表は一切ありませんし、確証もないのですが…
そんな「陰謀論?」って思うような深読みが行われるくらい、ネイティブもわけがわからない歌詞のようですw (^_^;)

2024/4/20 追記↓

↑上記の歌詞の陰謀論っぽい仮説について進展がありました。 

…といいつつ、結論は「結局、真実は闇の中…」という感じです。(^_^;) 

ドイツのメディアの取材で、インタビュアーが↑上の動画の仮説について、「こんな説があるけど、どうなの?」って直接、JohnとLiamに聞いたそうです。 

二人の反応は「深読みし過ぎ」「全くそんな意図はない」「陰謀論にハマり過ぎてんじゃない?」…的な感じで全否定。 

…というのが↓下の動画の主な内容ですが、それ以外の部分でも言及されているとおり、いままでもいろいろな“疑惑”(隠されたディス、ビーフ的な事案?)が絶えないJohnとIanなので、結局、リスナーはすっきり納得とはいかないようです…。(^_^;)
(動画コメント欄にもいろんな説が相変わらず書かれていますw) 

真偽は不明ですが、陰謀論的見方も当たっているとは限らないけど、あーだこーだと推理しながら聴くのも音楽ファンの楽しみとも言えるし、もし、陰謀論が真実だとしても、ヒップホップでよくあるような“高度なビーフ”だとしても、それも興味深い表現の一つかな~?と個人的には思っています。
(この仮説のYouTuberの方が言っているとおり、結果、この曲が話題になるなら、音楽ファンとしてうれしいし、意図的なら戦略としても成功かな?と思っていますw)
 


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全体的に“歌詞らしい詞”という感じで、具体的な解釈はむずかしいのですが… 

試しにChatGPTに解釈を聞いてみました。(手抜き?w)

・Verse 2(一番意味不明)の解釈は…

これらの歌詞からは、作者が感情的な混乱や不安に直面している様子が伝わります。"I'm out of control"は制御を失っている感覚を表現し、「Half of the hole」は何かが欠けている状態を指しています。"Just another rainbow"は、明るい面や希望の象徴である虹が、他の普通のものとして提示されています。 

"Paying the bills"は生計を立てるための経済的な責任を示唆し、「Am I your windmill?」は他者の期待や負担にどれだけ応える必要があるのかという疑問を投げかけています。このような歌詞は、作者の内面的な葛藤や外部からのプレッシャーに対する反応を反映している可能性があります。 

・解釈が特に別れそうな“windmill”については… 

"Am I your windmill?"の文脈において、「windmill」は比喩的な表現で、通常は風車を指しますが、ここでは文字通りの風車ではなく、他者にとってのエネルギー供給源や期待に応じる存在と解釈されているようです。つまり、作者は自分が他者の期待や負担を支える存在であるかどうかを問いかけていると考えられます。 

・“windmill”の暗喩的な裏の意味が当てはまる可能性については… 

"windmill"が「想像上の敵」を指すこともありますが、この文脈では特にそういった意味が当てはまるようには見えません。歌詞全体から判断すると、むしろ他者の期待や役割についての疑問や葛藤を表現しているようです。 

AIに丸投げするのもアレですが、Liam Gallagher & John Squireということを考えると、結構いい線行ってるかな…?と思います。
(インタビューなどでそのあたりが判明したら、また和訳を修正していくつもりです。誤訳ありましたら、すみません。)

参考リンク
 


↑rockin' onの児島由紀子さんの記事。この曲に対する私の熱い!気持ちと不安をほぼ代弁してくれている内容w

個人的には、John Squireのギターがまた聴けるだけで最高!だし、その横でLiamがふてぶてしい感じで(?)いつものように歌っているのも奇跡か!?って感じだし…w

ヒットチャートを狙う曲なのに、なぜかインストパートが多く、Johnのギターソロがたっぷり楽しめるところとか「わかってるね~!」とかニヤニヤしてしまいましたw

だから、訳しておいてなんですが… 詞の内容はどちらでもいい感じもしますw