傀儡人形と島国
【大分県】
10月12日に大分県中津市伊藤田(洞ノ上・ホキノウエ)の古要神社で「古要舞と神相撲」が開催されました。
この催しは3年に1度(本来は閏年のみに行われていたが、諸事情により現在は3年に1度の開催)「傀儡(くぐつ)人形」を操った祭りで、その起源は養老4年(720年)の大隈・日向の隼人の乱の鎮圧時に、宇佐の八幡神は薦神社(中津市大貞)の三角池の薦で作った枕をご神体として神軍を率い戦場で傀儡子を舞わせ、見物している隼人達を攻めて勝利を得たと伝えられ、その時に亡くなった隼人の霊を慰めるために宇佐神宮(宇佐市)の放生会が始まり、昔はこの時に傀儡の舞いを行なっていたそうです。
『傀儡人形』=傀儡子
傀儡子の「舞人形」は、体長27cm~40cmで腕部のみが可動。
「相撲人形」は最大の「祇園様」(左より2番目)が65.7cm、最小の「住吉様」(最左)が33.2cmで腕部と片足が可動。
現存する人形の多くは元和3年(1617年)に細川忠興が奉納。
傀儡子の60体 、お舞人形26体、小豆童子2体と、相撲人形30体、獅子頭2面は昭和31年に国指定重要有形民俗文化財に指定。
傀儡子の舞及び相撲は、昭和58年に国指定重要無形民俗文化財に指定。
『古要神社』 住所:中津市伊藤田(イドウダ)洞の上(ホキノウエ)
息長帯姫とその妹といわれる虚津比売命を祭る古社。
傀儡人形=操り人形
『操り人形』 マリオネット(仏:Marionnette、英:Marionette)
人形劇などで使われる人形で、人間が糸で操るものを指す。
操り人形=人間が操るもの・・・
その昔、傀儡政権という制度がはびこっていました。
傀儡(かいらい)=傀儡(くぐつ)
『傀儡政権』(かいらいせいけん)(puppet government)
ある領域を統治する政権が、名目上では自立した政権と定めるが、実際は外部の国家や政権に統治され強い支配力や統制に置かれている政権。
傀儡政権(国家)の代表的な例は、
中華民国南京国民政府 (1940年 - 1945年)
極東共和国(1920年 - 1923年)
ベトナム帝国 (1945年)
カンボジア王国 (1945年)
ラオス王国 (1945年)
イラク共和国
*イラク戦争後(2003年 - )のヌーリ・マリキ政権成立(2006年 - )のイラク共和国
モンゴル人民共和国 1924年 - 1991年)
朝鮮民主主義人民共和国 1948年 - )
民主カンプチア・ポル・ポト政権 (1975年 - 1979年)
ドイツ民主共和国
エジプト・ムハンマド・アリー朝(1928年 - 1951年)
ハワイ王国・カラカウア王朝(1874年 - 1893年)
などなど・・・
現在の日本は「何主義」なのでしょうか?・・・
民主主義?・・・
軍国主義?・・・
傀儡主義?・・・
長期に続く景気低迷と原油の高騰が災いし、日々の生活に支障を与える程の日常品の値上げ。
この政策に何の議論も唱えない「日本国国民」・・・
簡単な話し、我々の血税で作った高速道路を走るのに「なぜ?」お金を払わなくてはいけないのか?・・・???
デモも何も起こりません・・・
国民を操っている国が悪いのか?・・・
操られている国民が悪いのか?・・・
小さな島国 日本!・・・
この際、「日本国主義」と誇示すればどうなんだ?・・・