アニメ ベルばらの川辺と太陽のシーン
アニメのベルばらは運河(河原、河辺)から朝陽が昇ったり、夕日が沈んだりするシーンがとても多かった。
そして、その太陽が映されるシーンはいつも決まって同じ運河の風景とワンセット。
写真は横浜に沈む太陽。
アニメだけれど光の具合がまさにこんな感じで表現されていた。
本当に美しいの。

監督の趣向かな。
主人公たちの心境の変化や、環境の変化等に太陽のシーンが組み込まれていることが多い。
オスカルたちのセリフや感情をより盛り上げる演出。
とても演劇的な表現に感じる。
私にとって特に印象残にっているのは
オスカルが
『陛下、フランス国家の母としてのご自分のお立場 お忘れでございますか』
と言っているシーン。
これも又凄く興味深いのが、
原作ではオスカルがマリーアントワネットに直接言っているのに対して
アニメでは、このセリフはオスカルの独り言として描かれている。
フェルゼンと会う約束と、公務とをダブルブッキングしてしまったマリーアントワネットが、その旨をフェルゼンに伝えてほしいと、オスカルに頼む。
そんなことをお願いできるのはオスカルしかいないのだと言い、罪悪感たっぷりで、泣きながらお願いするマリーアントワネット。
近衛連隊長オスカルとしてではなく、
マリーアントワネットの信頼できる友人としてのお願い。
オスカルは、禁じられた恋に苦しみながらもフェルゼンを愛さずにはいられない王妃に、優しく触れ、マリーアントワネットの願いを快諾する。
しかし、ベルサイユを後にし、フェルゼン邸へ向かうオスカルのその足取りは重い。
オスカルは途中、マリーアントワネットの痛々しい姿の前では言えなかった本音を、夕陽の沈む運河に向かって独白する。
そのオスカルもまた、マリーアントワネットのように涙を流している。
涙は夕陽に照らされてキラキラとオスカルの頬をつたっている。
そして
『陛下、フランス国家の母としてのご自分のお立場 お忘れでございますか』
というセリフに続く。
マリーアントワネットの恋は不倫の恋。
しかも立場は王妃。
オスカルは、
陛下にはお立場があります。
と、王妃を心から心配した言葉を発するが
やめろ、オスカル。
愛し、愛されるものに何をいうか、、、
と途中で言葉を終わらせる。
何という演出!
どうしてこうしたのだろう!?
原作では、
宮廷でのマリーアントワネットとフェルゼンの下品な噂に絶えられず
マリーアントワネットに直接説教するのだ。
吹き出しは雷のように
←こーゆー
ピカピカッ!!!
っていう激しい口調なの。
もちろん、原作オスカルもマリーアントワネットに悪い噂がたって立場が悪くならないように思っているからのお説教なのだけれど、結構容赦ない。
王妃へ、というか親友に対してと言う感じで、禁じられた恋に無防備な王妃を叱る。
原作オスカルは特に曲がったことが大嫌いタイプなので、
1、マリーアントワネットが心配
2、王妃なのにそもそも不倫ってありえないし!
3、宮廷に悪い噂がたったら、立場的に自分が困るでしょ?!
というのがミックスされたような感じだったのではないかな。
それを怒り、叱っている。
そして、マリーアントワネットがそのオスカルのお説教のあとに、自分の苦しい胸の内を語り、
『あなたに女心を解れって言うのが無理だったのかしら』
的な事を言われ、逆にショックをうけてしまった。
たしかこうだったはず。
だからアニメ版では、
先に王妃がダブルブッキングをしたのをきっかけに苦しい胸の内を語り、オスカルに頼るシーンを挟んだことで
オスカルは王妃は王妃なりの苦悩を抱えていることを知り、そんな王妃を優しく包み込んだのだろう。
夕陽の前にいるオスカルに戻る。
フェルゼンを愛しているオスカル。
マリーアントワネットの身を心から案ずるオスカル。
そしてフェルゼンとマリーアントワネット、どちらからも信頼され、その秘密の恋の相談役になっているオスカル。
オスカルはフェルゼンとマリーアントワネットがいかに愛し合っているかを一番理解し、そして二人が苦しむ姿をも一番近くで見てきた人物。
だから尚更、愛するフェルゼンに自分が女として映っていないことも充分承知している。
自分がマリーアントワネットに言おうと思っていた『忠告』を言うことによって、だんだん自分がミジメに思えてきたのだろうな。
とにかく、フェルゼンの心はアントワネットにしか向いていない。
分かるのはただ、それだけなのだから。
切ないオスカルが夕陽に向かって独白するシーン、凄く好き。
とても切ない。
沈む夕陽の光がそのオスカルの悲しい思いを、あふれる涙を優しく包む。
素晴らしいシーン。
アニメと原作のキャラクター達の行動パターンやセリフが違うことがベルばらには多くあるが、私はこのアニメのシーンがとても好き。
マリーアントワネット、オスカル、フェルゼン、全員が実らぬ恋をして苦しんでいる。
それがよく表現されているように思う。
余談だが、オスカルの心の動きを表すかのように風が吹き始め、オスカルの髪を揺らす。
また、河原に来たオスカルの姿が一度この河原の水に映し出されるというシーンがある。
すごい。
凄く劇的…
水面に映るゆらゆらとしたオスカルの姿。
そして、河原に座り込むオスカルの横顔のカットが映り、涙を流していることが分かる。
一度水面に映るシーンを挟むことで
今にも泣き出しそうなオスカルの不安定な心情を表しているように思える。
彼女の心の様子を予告してからのオスカルの涙。
本当に唸ります。
この他にもこの河原
オスカルが14歳のころ、近衛隊に入る前に悩むシーンでアンドレと訪れていたり。
(たしか。)
フェルゼンへのやるせない片思いにムシャクシャしながら馬で駆け抜けるシーンで走っていたり、
アルデロス候フランス訪問の際の爆撃事件で
アラン、アンドレ、オスカルが吹き飛ばされたのも同じ様な河原の景色だった。
吹き飛ばされたときに気絶しながらもアンドレがオスカルの腕をしっかりと掴んでいたのが印象的。
そのシーン、大好き。
その事は当の本人達は知る由もなし。
気を失ったままだったからね。
ただ一人、アランだけがその微笑ましい二人の姿を見てにっこりしている。
この回は朝日が河原に昇ろうとしているのが、オスカルとアンドレの関係を明るく照らすようで希望がもてる。
その後、オスカルとアンドレがパリへの出動命令を受け、屋敷から寄宿舎に向かう途中に河を渡るシーンがある。
その前までのシーンでは、オスカルはいつも画面右側の岸に行ることが多い。
しかし、このときオスカルとアンドレは
いつもいた側の岸から反対側の岸に渡っていく。
向こう岸へ進んでいく二人。
これからの二人の行く末を表しているかのよう。
この後、岸の茂みで民衆の暴動が落ち着くのを待つ二人。
そこで二人は初めて結ばれることになる。
その河のほとりには、まるで星空のような無数のホタルが舞う。
愛する二人を祝福するように、
また、二人の溢れ出す想いを表すかのように美しく瞬いては輝く。
そして、最後は出動の日の朝。
オスカルは出動する前に衛兵隊に向けて自分の思いを述べる。
そして、アンドレと夫婦になったことを告げる。
このシーン、衛兵隊の寄宿舎での会話だが、オスカルの言葉のバックにはこの河原に朝陽が昇っていく画が映される。
オスカルとアンドレ、そして衛兵隊の革命への想いと覚悟を表しているよう。
とにかく、演出プランが凄い。
あの美しいホタルのシーンも、二人が川辺にいなかったらなかったのだ。
ホタルのシーンと、7月13日の朝陽のシーンの為に、あの河原の場面が度々登場していたのではないか、と思うほど。
とにかく、あの運河(河原)と太陽のシーンはアニメのベルばらを見る上では重要な役割をはたしているように、私は思う。
あぁ、また見たくなっちゃった。
河原のシーン、と太陽のシーン、もう一回洗って見よーっと!
そして、その太陽が映されるシーンはいつも決まって同じ運河の風景とワンセット。
写真は横浜に沈む太陽。
アニメだけれど光の具合がまさにこんな感じで表現されていた。
本当に美しいの。

監督の趣向かな。
主人公たちの心境の変化や、環境の変化等に太陽のシーンが組み込まれていることが多い。
オスカルたちのセリフや感情をより盛り上げる演出。
とても演劇的な表現に感じる。
私にとって特に印象残にっているのは
オスカルが
『陛下、フランス国家の母としてのご自分のお立場 お忘れでございますか』
と言っているシーン。
これも又凄く興味深いのが、
原作ではオスカルがマリーアントワネットに直接言っているのに対して
アニメでは、このセリフはオスカルの独り言として描かれている。
フェルゼンと会う約束と、公務とをダブルブッキングしてしまったマリーアントワネットが、その旨をフェルゼンに伝えてほしいと、オスカルに頼む。
そんなことをお願いできるのはオスカルしかいないのだと言い、罪悪感たっぷりで、泣きながらお願いするマリーアントワネット。
近衛連隊長オスカルとしてではなく、
マリーアントワネットの信頼できる友人としてのお願い。
オスカルは、禁じられた恋に苦しみながらもフェルゼンを愛さずにはいられない王妃に、優しく触れ、マリーアントワネットの願いを快諾する。
しかし、ベルサイユを後にし、フェルゼン邸へ向かうオスカルのその足取りは重い。
オスカルは途中、マリーアントワネットの痛々しい姿の前では言えなかった本音を、夕陽の沈む運河に向かって独白する。
そのオスカルもまた、マリーアントワネットのように涙を流している。
涙は夕陽に照らされてキラキラとオスカルの頬をつたっている。
そして
『陛下、フランス国家の母としてのご自分のお立場 お忘れでございますか』
というセリフに続く。
マリーアントワネットの恋は不倫の恋。
しかも立場は王妃。
オスカルは、
陛下にはお立場があります。
と、王妃を心から心配した言葉を発するが
やめろ、オスカル。
愛し、愛されるものに何をいうか、、、
と途中で言葉を終わらせる。
何という演出!
どうしてこうしたのだろう!?
原作では、
宮廷でのマリーアントワネットとフェルゼンの下品な噂に絶えられず
マリーアントワネットに直接説教するのだ。
吹き出しは雷のように
←こーゆーピカピカッ!!!
っていう激しい口調なの。
もちろん、原作オスカルもマリーアントワネットに悪い噂がたって立場が悪くならないように思っているからのお説教なのだけれど、結構容赦ない。
王妃へ、というか親友に対してと言う感じで、禁じられた恋に無防備な王妃を叱る。
原作オスカルは特に曲がったことが大嫌いタイプなので、
1、マリーアントワネットが心配
2、王妃なのにそもそも不倫ってありえないし!
3、宮廷に悪い噂がたったら、立場的に自分が困るでしょ?!
というのがミックスされたような感じだったのではないかな。
それを怒り、叱っている。
そして、マリーアントワネットがそのオスカルのお説教のあとに、自分の苦しい胸の内を語り、
『あなたに女心を解れって言うのが無理だったのかしら』
的な事を言われ、逆にショックをうけてしまった。
たしかこうだったはず。
だからアニメ版では、
先に王妃がダブルブッキングをしたのをきっかけに苦しい胸の内を語り、オスカルに頼るシーンを挟んだことで
オスカルは王妃は王妃なりの苦悩を抱えていることを知り、そんな王妃を優しく包み込んだのだろう。
夕陽の前にいるオスカルに戻る。
フェルゼンを愛しているオスカル。
マリーアントワネットの身を心から案ずるオスカル。
そしてフェルゼンとマリーアントワネット、どちらからも信頼され、その秘密の恋の相談役になっているオスカル。
オスカルはフェルゼンとマリーアントワネットがいかに愛し合っているかを一番理解し、そして二人が苦しむ姿をも一番近くで見てきた人物。
だから尚更、愛するフェルゼンに自分が女として映っていないことも充分承知している。
自分がマリーアントワネットに言おうと思っていた『忠告』を言うことによって、だんだん自分がミジメに思えてきたのだろうな。
とにかく、フェルゼンの心はアントワネットにしか向いていない。
分かるのはただ、それだけなのだから。
切ないオスカルが夕陽に向かって独白するシーン、凄く好き。
とても切ない。
沈む夕陽の光がそのオスカルの悲しい思いを、あふれる涙を優しく包む。
素晴らしいシーン。
アニメと原作のキャラクター達の行動パターンやセリフが違うことがベルばらには多くあるが、私はこのアニメのシーンがとても好き。
マリーアントワネット、オスカル、フェルゼン、全員が実らぬ恋をして苦しんでいる。
それがよく表現されているように思う。
余談だが、オスカルの心の動きを表すかのように風が吹き始め、オスカルの髪を揺らす。
また、河原に来たオスカルの姿が一度この河原の水に映し出されるというシーンがある。
すごい。
凄く劇的…
水面に映るゆらゆらとしたオスカルの姿。
そして、河原に座り込むオスカルの横顔のカットが映り、涙を流していることが分かる。
一度水面に映るシーンを挟むことで
今にも泣き出しそうなオスカルの不安定な心情を表しているように思える。
彼女の心の様子を予告してからのオスカルの涙。
本当に唸ります。
この他にもこの河原
オスカルが14歳のころ、近衛隊に入る前に悩むシーンでアンドレと訪れていたり。
(たしか。)
フェルゼンへのやるせない片思いにムシャクシャしながら馬で駆け抜けるシーンで走っていたり、
アルデロス候フランス訪問の際の爆撃事件で
アラン、アンドレ、オスカルが吹き飛ばされたのも同じ様な河原の景色だった。
吹き飛ばされたときに気絶しながらもアンドレがオスカルの腕をしっかりと掴んでいたのが印象的。
そのシーン、大好き。
その事は当の本人達は知る由もなし。
気を失ったままだったからね。
ただ一人、アランだけがその微笑ましい二人の姿を見てにっこりしている。
この回は朝日が河原に昇ろうとしているのが、オスカルとアンドレの関係を明るく照らすようで希望がもてる。
その後、オスカルとアンドレがパリへの出動命令を受け、屋敷から寄宿舎に向かう途中に河を渡るシーンがある。
その前までのシーンでは、オスカルはいつも画面右側の岸に行ることが多い。
しかし、このときオスカルとアンドレは
いつもいた側の岸から反対側の岸に渡っていく。
向こう岸へ進んでいく二人。
これからの二人の行く末を表しているかのよう。
この後、岸の茂みで民衆の暴動が落ち着くのを待つ二人。
そこで二人は初めて結ばれることになる。
その河のほとりには、まるで星空のような無数のホタルが舞う。
愛する二人を祝福するように、
また、二人の溢れ出す想いを表すかのように美しく瞬いては輝く。
そして、最後は出動の日の朝。
オスカルは出動する前に衛兵隊に向けて自分の思いを述べる。
そして、アンドレと夫婦になったことを告げる。
このシーン、衛兵隊の寄宿舎での会話だが、オスカルの言葉のバックにはこの河原に朝陽が昇っていく画が映される。
オスカルとアンドレ、そして衛兵隊の革命への想いと覚悟を表しているよう。
とにかく、演出プランが凄い。
あの美しいホタルのシーンも、二人が川辺にいなかったらなかったのだ。
ホタルのシーンと、7月13日の朝陽のシーンの為に、あの河原の場面が度々登場していたのではないか、と思うほど。
とにかく、あの運河(河原)と太陽のシーンはアニメのベルばらを見る上では重要な役割をはたしているように、私は思う。
あぁ、また見たくなっちゃった。
河原のシーン、と太陽のシーン、もう一回洗って見よーっと!
石にしてくれ!
ルパンに出演したオスカル。
子供の頃にルパンにオスカルが出ていて相当興奮したもの。
オスカルは石像になった恋人アンドレの隣で自分も石となることを望む。
原作、アニメとは違い、自分勝手でかなり鼻につくようなキャラ設定だった記憶がある。
最後、オスカルは石になる薬を飲んで
アンドレと石像になって終わる。
この、アナザーストーリーどうやって出来きあがったのかなと不思議に思っていたけれど
原作でアンドレが死んだときに、オスカルはその悲しみのあまりに
石にしてくれ!!!
と、言う。
もし、このオスカルのセリフ一言から派生したストーリーであるのならば素晴らしいな、と思う。
オスカルがフランスの行く末や、事件に巻き込まれることなく、アンドレのことだけを思って動いていた。
そんな夢をアンドレが見ました~
と言う感じで心に留めておきたいストーリー。
子供の頃にルパンにオスカルが出ていて相当興奮したもの。
オスカルは石像になった恋人アンドレの隣で自分も石となることを望む。
原作、アニメとは違い、自分勝手でかなり鼻につくようなキャラ設定だった記憶がある。
最後、オスカルは石になる薬を飲んで
アンドレと石像になって終わる。
この、アナザーストーリーどうやって出来きあがったのかなと不思議に思っていたけれど
原作でアンドレが死んだときに、オスカルはその悲しみのあまりに
石にしてくれ!!!
と、言う。
もし、このオスカルのセリフ一言から派生したストーリーであるのならば素晴らしいな、と思う。
オスカルがフランスの行く末や、事件に巻き込まれることなく、アンドレのことだけを思って動いていた。
そんな夢をアンドレが見ました~
と言う感じで心に留めておきたいストーリー。

