ハニー君の30才の誕生日に


私をプレゼント



ホテルのベッドに寝転がって

ハニー君は私を後ろから抱いていた


しばらく、静かに、ずっと



ハニー君は、それ以上何もしてこない


ここまできたら、普通の男の人なら

止まらないはずなのに


それでもいいと、思っているのに


ハニー君は

髪を撫でたり

時々ぎゅうっと抱きしめたり

繰り返した



「るあさん・・・好きだよ」



そう言って、また抱きしめる



「うん」



しか、言えなかった



まだ、好きじゃないから


私は、嘘がつけない



「・・・ねぇ、ムラムラする?」



思わず、聞いた



「するよ、ガマンするの大変だよ」



なーんだ



「じゃぁ、気持ちよくさせてみて」



その瞬間、ハニー君の目つきが変わった

オスの目


黙ったまま私を見つめる


いつもの彼とは違う

獲物を捕らえようとする

強気で甘い視線



指先で、身体中をゆっくりなぞる


思わず吐息がもれる


焦らされて

それだけで


悶えてしまう