労働インセンティブのニューノーマル。
デフレで一つ残念なことは、前回説明した中の価格粘着性が、家賃や食料などの生活に必要な物ほど強いという点である。
デフレでも日本の高い生活コストの問題は全く解決されていないのだ。
もし、日本の価格粘着性が現在と逆であったら、つまり生活コストが安くてテレビや遊興費が高いような社会であれば、恐らくはデフレを問題にする人はいないかもしれない。
(長期的には財政に問題が発生するが多くの人々はそれを気にしているとは思えない)
低成長、ディスインフレーション、先進国から新興国へのシフトなどの潮流が定着すれば、それは世界がニューノーマルの段階に突入したと言えるかもしれない。
そんな世界で無秩序で無責任な量的緩和策を世界の中央銀行が行えば、投機資金の膨張による資源インフレ、最悪スタフグレーションに陥る可能性もあるのではないか?
インフレ傾向になっても高い失業率が解消しなければ、景気回復どころかスタフグレーションの方を心配すべきだろう。
さて、その失業率だが先日の政府発表による完全失業率は5.0%だという。
最近寒くなってきたせいか駅構内にホームレスが増えてきたようにみえる。
中高年以上が多い彼らに頑張って仕事しろ、というつもりはないし、今までの怠惰の当然の帰結というつもりもない。
経済が成長出来なければ、労働力の需給もゼロサムだから、誰かは必ず仕事からあぶれるのだ。
それがわたしでなく彼らなのはたまたまの偶然に過ぎない。
必要とされる職種の専門的スキルを高めれば、よい、とする意見もあるだろう。
確かにそれは正しい意見だが部分最適であり全体最適ではない。
スキルも結局は比較であり、より優れた者が仕事にありつけ、僅かでも劣ったものは失業の危機に直面する(能力が公正に評価されると仮定して)。
つまり、ある仕事ひとつをめぐり、AさんとBさんが求職していたと仮定する。採用を1不採用を0とした場合。Aさんのスキルが100とするとBさんのスキルがたとえ99.9でも不採用となる(あくまでも公正にスキルを判定して貰えると仮定して)。
つまり実力差僅か0.1でも結果は1か0にわかれてしまう。
つまり、0.1の差で全て、か無か、に振り分けられてしまうわけだ。
この状況を理解した上で、労働力について考えてみたい。
続く
デフレで一つ残念なことは、前回説明した中の価格粘着性が、家賃や食料などの生活に必要な物ほど強いという点である。
デフレでも日本の高い生活コストの問題は全く解決されていないのだ。
もし、日本の価格粘着性が現在と逆であったら、つまり生活コストが安くてテレビや遊興費が高いような社会であれば、恐らくはデフレを問題にする人はいないかもしれない。
(長期的には財政に問題が発生するが多くの人々はそれを気にしているとは思えない)
低成長、ディスインフレーション、先進国から新興国へのシフトなどの潮流が定着すれば、それは世界がニューノーマルの段階に突入したと言えるかもしれない。
そんな世界で無秩序で無責任な量的緩和策を世界の中央銀行が行えば、投機資金の膨張による資源インフレ、最悪スタフグレーションに陥る可能性もあるのではないか?
インフレ傾向になっても高い失業率が解消しなければ、景気回復どころかスタフグレーションの方を心配すべきだろう。
さて、その失業率だが先日の政府発表による完全失業率は5.0%だという。
最近寒くなってきたせいか駅構内にホームレスが増えてきたようにみえる。
中高年以上が多い彼らに頑張って仕事しろ、というつもりはないし、今までの怠惰の当然の帰結というつもりもない。
経済が成長出来なければ、労働力の需給もゼロサムだから、誰かは必ず仕事からあぶれるのだ。
それがわたしでなく彼らなのはたまたまの偶然に過ぎない。
必要とされる職種の専門的スキルを高めれば、よい、とする意見もあるだろう。
確かにそれは正しい意見だが部分最適であり全体最適ではない。
スキルも結局は比較であり、より優れた者が仕事にありつけ、僅かでも劣ったものは失業の危機に直面する(能力が公正に評価されると仮定して)。
つまり、ある仕事ひとつをめぐり、AさんとBさんが求職していたと仮定する。採用を1不採用を0とした場合。Aさんのスキルが100とするとBさんのスキルがたとえ99.9でも不採用となる(あくまでも公正にスキルを判定して貰えると仮定して)。
つまり実力差僅か0.1でも結果は1か0にわかれてしまう。
つまり、0.1の差で全て、か無か、に振り分けられてしまうわけだ。
この状況を理解した上で、労働力について考えてみたい。
続く