「自分の人生この先どうすればいいんだ・・・」

 

こう何度もつぶやき、迷子状態が続きました。

 

出口が見つからない暗いトンネルの中を

1人で歩んでいるようでした。

 

 

 

 

 

人生に対して希望が見いだせない時にかぎって

 

 

父親からは

地方の大学に通うか

それができないなら就職しろ

 

 

母親からは

東京の有名大学に進学しろ。

それ以外は許さない。

 

 

しかも高校を卒業して

もし志望大学に受からなければ

予備校に通わせてくれるとの約束だったのに、

 

 

「もうそんなお金はないから。」

 

「予備校へは通わせられない。」

 

 

との通告をされます。

 

 

「俺は親の奴隷じゃない」

 

と何度も喧嘩をしました。

 

 

でも文句も堂々とは言えませんでした。

 

だってお金を払ってくれるのは

親だからです。。

 

自分でバイトなりして働いて自立すればいいじゃん。

って今なら思います。

 

でも当時はこんな思考に至らず

自分にも周りにも甘えてばかりいました。

 

 

当たり前ですが、どこの大学に行くかや

人生の目標も決まってないのに、

勉強に身がはいるわけがありません。

 

 

そのうち

日雇いバイトやホストをしている友人と

戯れるようになります。

 

勉強が苦痛で

友達や彼女と一緒にいたほうが

とても楽しかったんです。

 

 

そして

10月になり風も冷たくなったころ、

仲のいい友達から

 

「一緒にホストやらないか?」

 

と誘われたのです。

 

お先真っ暗で

希望も感じずにどうしていいか

わからずに彷徨って生きていたので、

悩みに悩みました。

 

今までこんなに習い事や

勉強、野球に熱中してきて

自分を成長させてきたのに、

 

いままで積み上げてきたものを全て捨て

一気に違う世界に入ろうとしている自分に

嫌気がさしました。

 

 

高校時代は坊主でお洒落もろくにできず

体が他の選手よりも細かったうえ、

モテなかったので、

とにかく目立ちたかったんだと思います。

 

 

そして、

 

家族や小中高と仲のよかった友達や家族からも

 

「お前どーしたんだ」

 

と言われるようになりました。

 

11月になり

一念発起し、東京の大学に合格するため

一生懸命勉強を始めますが

時はすでに遅し。

 

受けた大学もことごとく不合格となりました。

 

 

合格発表の結果を母に伝えると

母はしばらくソファに座ったまま悲嘆にくれていました。

 

母の悲しい顔を見た時

なんて親不孝なことをしてしまったんだ。。

 

 

って罪悪感と悲しさ

複雑な感情を感じました。

 

自分は今まで何をしてきたんだろう。

なんのために生きているんだろう。

 

そこから真剣に

自分の将来を考え、

親とも話し、自分の意見も伝えるようなります。