◆骨髄穿刺◆
生検と同じく、病状確定診断のために絶対必要な検査、骨髄穿刺です!
ドイツ語でマルクと言います。
先生たちは、マルク、マルクと言うので、こちらの呼び方もよく聞きますね~
血液を作る造血幹細胞のある骨髄の中の血液に、
ガン細胞があるかないか、
それを調べます。
川が汚れてしまった場合、
いくら下流をお掃除しても、
川のおおもとの上流に汚れの原因があれば
川は一向に綺麗にはなりません。
だから、そのおおもとを調べるのです!
それによって、
進行度がハッキリし、
治療法も決まってきますね!
で、この検査
あたしはめちゃくちゃビビってたー!!笑
骨髄穿刺=恐ろしく痛い!
だって漢字見て!!
穿?!刺?!?!
痛そーー!!!
というイメージから、
めちゃくちゃ怖くて
先生に、
絶対しなきゃダメですか??(;д;)
ってダダこねたりしてみた 笑
もちろん、しなきゃダメですε-(´∀`; )
こんな大げさにビビってましたが、
検査自体は外来でぱっと終わる簡単なもんなんです。
しかも
血液内科では頻繁に行われる検査なので、
看護師さんも手慣れてるし
とりたてて同情も心配もしてくれない 笑
そんな感じで
自分のドキドキだけが空回りしながら
処置ベッドで先生を待つ!
主治医のベテラン美人女医さんが
こんにちは~
どう?体調?^ ^
と言いながら入ってきた。
はぁ、先生の顔みるとほんと落ち着く♡
ドキドキは収まらないけど、
だいぶ心は穏やかになった!
私の場合
腸骨という腰の骨の中から
血液と骨の一部を採取しました。
あ、骨は骨転移がないかどうかを調べるためです。
以下、骨髄穿刺のおおまかな流れです!
1⃣お尻の半分くらいまでペロンと出して
胎児のように丸まり横向きになります。
2⃣針を刺すまわりをしっかりと消毒してもらいます。
3⃣骨の表面、骨膜にしっかりと麻酔をかけてもらいます。
(麻酔をかけるときは、やはり多少痛いですが、しっかりかけてもらうためにも、びっくりせずにちゃんと腰を突き出すこと!)
4⃣麻酔がしっかり効いたら、採取用の太めの針を刺していきます。
痛みはありませんが、硬いところに太い針を刺していくので、圧迫感があります。
指圧されてる感じです♪
マッサージと思えば何も怖くない♪
(ここでも大切なのはしっかり腰を突き出すこと!腰がひけてしまっては、先生もうまく針を刺せません。早く終わらしたかったらとにかく腰を先生に捧げる!!)
5⃣きちんと針が刺さったら、一気に骨髄を吸いあげます。
このとき、なんとも言えない不思議な感覚が!
私の場合…
お腹空いてお腹が鳴るときに、きゅぅぅぅって感覚ありますよね?
ひゃぁ、お腹空いたぁぁーみたいな。
あれの背中バージョンでした!!笑
うひょぉ!背中空いたぁ!!
って思いました 笑
採った骨髄を先生が見せてくれました。
どす黒い赤色のトロトロした液体で、
これが私を生かしてくれてるマグマみたいなものかと思うと、
なんだか宇宙的なものを感じ、感動!
6⃣針を刺したとこに、分厚く重ねたガーゼをしっかり貼り付け、仰向けになります。
そして、自分の体重をかけて圧迫止血します。
1時間くらいだったかな?
私はiPodで音楽聞きながら、すっかりリラックス♪
意外と余裕だったし!
ひゃひゃ!
って調子に乗ったりしながら、
時間までベットで横になってました。
こんな感じで
案外あっさり終わります♪
緊張からすっかり解放された私は、
その晩友人たちと朝まで飲みました♪
飲みの席で
お医者さんの先輩に
あたし今日マルクしてきたんですよー!
と言うと
さすがにビビってたけど、
でも
あんたみたいなんは絶対大丈夫だね笑
って笑ってた
ほんとはみーーんな心配してくれてた。
けど、誰ひとり安静にしろなんて言わなかった。
入院したら長い戦いになってしまう。
だから、私の入院までの一日一日を、まわりのみんなも本当に大切にしてくれた。
少々無理しても
いっぱい遊んで
いっぱい笑った!
だからこの先頑張れたんだと思う!!
ありゃ、マルクの話のはずが、なんか違う方向に f^_^;
この辺でマルク話終わっときます☆