悪性リンパ腫と判断されるまで6 | 悪性リンパ腫のこと、日々のこと

悪性リンパ腫のこと、日々のこと

悪性リンパ腫の再発で長期入院となったことをきっかけにいろいろ記録しはじめました。同じ治療をする人たちの参考になればと思ってます!役に立たないこともいっぱいです!

◆骨髄穿刺◆

生検と同じく、病状確定診断のために絶対必要な検査、骨髄穿刺です!

ドイツ語でマルクと言います。

先生たちは、マルク、マルクと言うので、こちらの呼び方もよく聞きますね~


血液を作る造血幹細胞のある骨髄の中の血液に、
ガン細胞があるかないか、
それを調べます。

川が汚れてしまった場合、

いくら下流をお掃除しても、
川のおおもとの上流に汚れの原因があれば
川は一向に綺麗にはなりません。


だから、そのおおもとを調べるのです!

それによって、

進行度がハッキリし、
治療法も決まってきますね!


で、この検査



あたしはめちゃくちゃビビってたー!!笑


骨髄穿刺=恐ろしく痛い!


だって漢字見て!!

穿?!刺?!?!

痛そーー!!!


というイメージから、
めちゃくちゃ怖くて

先生に、

絶対しなきゃダメですか??(;д;)

ってダダこねたりしてみた 笑


もちろん、しなきゃダメですε-(´∀`; )


こんな大げさにビビってましたが、

検査自体は外来でぱっと終わる簡単なもんなんです。


しかも
血液内科では頻繁に行われる検査なので、
看護師さんも手慣れてるし
とりたてて同情も心配もしてくれない 笑


そんな感じで
自分のドキドキだけが空回りしながら
処置ベッドで先生を待つ!


主治医のベテラン美人女医さんが

こんにちは~
どう?体調?^ ^

と言いながら入ってきた。



はぁ、先生の顔みるとほんと落ち着く♡


ドキドキは収まらないけど、
だいぶ心は穏やかになった!



私の場合
腸骨という腰の骨の中から
血液と骨の一部を採取しました。

あ、骨は骨転移がないかどうかを調べるためです。

以下、骨髄穿刺のおおまかな流れです!


1⃣お尻の半分くらいまでペロンと出して
胎児のように丸まり横向きになります。


2⃣針を刺すまわりをしっかりと消毒してもらいます。

3⃣骨の表面、骨膜にしっかりと麻酔をかけてもらいます。

(麻酔をかけるときは、やはり多少痛いですが、しっかりかけてもらうためにも、びっくりせずにちゃんと腰を突き出すこと!)


4⃣麻酔がしっかり効いたら、採取用の太めの針を刺していきます。
痛みはありませんが、硬いところに太い針を刺していくので、圧迫感があります。
指圧されてる感じです♪
マッサージと思えば何も怖くない♪

(ここでも大切なのはしっかり腰を突き出すこと!腰がひけてしまっては、先生もうまく針を刺せません。早く終わらしたかったらとにかく腰を先生に捧げる!!)


5⃣きちんと針が刺さったら、一気に骨髄を吸いあげます。
このとき、なんとも言えない不思議な感覚が!

私の場合…
お腹空いてお腹が鳴るときに、きゅぅぅぅって感覚ありますよね?
ひゃぁ、お腹空いたぁぁーみたいな。

あれの背中バージョンでした!!笑

うひょぉ!背中空いたぁ!!

って思いました 笑

採った骨髄を先生が見せてくれました。

どす黒い赤色のトロトロした液体で、

これが私を生かしてくれてるマグマみたいなものかと思うと、

なんだか宇宙的なものを感じ、感動!


6⃣針を刺したとこに、分厚く重ねたガーゼをしっかり貼り付け、仰向けになります。
そして、自分の体重をかけて圧迫止血します。

1時間くらいだったかな?

私はiPodで音楽聞きながら、すっかりリラックス♪

意外と余裕だったし!
ひゃひゃ!

って調子に乗ったりしながら、
時間までベットで横になってました。




こんな感じで
案外あっさり終わります♪

緊張からすっかり解放された私は、
その晩友人たちと朝まで飲みました♪


飲みの席で
お医者さんの先輩に

あたし今日マルクしてきたんですよー!

と言うと
さすがにビビってたけど、

でも

あんたみたいなんは絶対大丈夫だね笑

って笑ってた


ほんとはみーーんな心配してくれてた。
けど、誰ひとり安静にしろなんて言わなかった。

入院したら長い戦いになってしまう。
だから、私の入院までの一日一日を、まわりのみんなも本当に大切にしてくれた。

少々無理しても

いっぱい遊んで
いっぱい笑った!

だからこの先頑張れたんだと思う!!


ありゃ、マルクの話のはずが、なんか違う方向に f^_^;

この辺でマルク話終わっときます☆