思い出の舞台~15年目に寄せて | るぅのMerry Jolly Days~朗らかに、清く正しく潔く~

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質素・清楚がモットー、のんびりアラフォー派遣OLるぅが日々のよしなしごとを「おもしろき こともなき世を おもしろく(by高杉晋作)」の想いをこめて徒然なるままに、そこはかとなく書き綴ります。

阪神淡路大震災発生から今日で丸15年目ですね。
亡くなられた皆さまへ心からお悔やみ申し上げます。
当時は大学1年生だった私。すみれ寮生のご贔屓に少しでも足しになれば…とお水や食べ物を送ったり、OGさんが東京宝塚劇場で開催されたチャリティーのすみれ売りに行ったりするぐらいしかお役に立てず、もどかしかったです。

お衣裳がスプリンクラー作動でダメになってしまうなど甚大な被害を受けたことはもちろん、社会情勢的に歌劇団の公演はしばらくお休みするのでは…と危ぶまれた中、先陣を切って東京で公演を行ったのが雪組さんでした。
まずは2月の日本青年館「グッバイ・メリーゴーランド」。
古びた遊園地の木馬が取り壊し前の最後の1日、人間になって迷子の男の子と旅をする、というファンタスティックなお話でした。
木馬役の高嶺ふぶきさんが“この時を大切に”と今を生きることを歌った主題歌「THIS MOMENT」があまりにもタイムリーで…
千秋楽に出演者さんが涙ながらにカーテンコールで歌っておられたこと、客席で号泣しながらペンライトを振ったこと、一生の思い出です。
(バウホール公演2日目で被災したこの公演は95年9月にシアタードラマシティに場を替えて再演。
男の子役は初演・安蘭けいさん、再演・夢輝のあさん)

そして3月、通常の東京公演。
尾上菊五郎さん演出の「雪之丞変化」、ショー「サジタリウス」。
トップスターの一路真輝さんを始め、雪組生さん達がいつもどおりに舞台におられることに大感激でした。
こちらの公演については後日またゆっくりしたためたいと思います。

見事な復興を遂げた大好きな街・神戸。
これからもますます発展されますことを。