本の虫のエサ~なにわのシェイクスピア | るぅのMerry Jolly Days~朗らかに、清く正しく潔く~

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質素・清楚がモットー、のんびりアラフォー派遣OLるぅが日々のよしなしごとを「おもしろき こともなき世を おもしろく(by高杉晋作)」の想いをこめて徒然なるままに、そこはかとなく書き綴ります。

世の中ではUターンラッシュが始まっているようですが、私はといえばちょこっとお隣の区まで出かけたくらいでして…
旅行気分だけでも、と私のエメラルド・シティ(@ウィキッド)、大阪が舞台の小説について書いてみます~
「コバルトシリーズ」時代からお慕い申し上げている大阪市ご出身の作家、島村洋子先生の作品ですっ

ところは大阪市玉造の近くにある沙翁商店街。“沙翁”=シェイクスピアで、雪組の沙央くらまさんの芸名の由来にもなっていますね~。
が…そもそも“玉造”が分かりません (大橋のぞみちゃんの「エクステリア」CM風)
その商店街の住人達が織り成すオムニバスストーリーなのですが、「近江の商人/リヤ不動産店/もんた牛乳店/ハム列島/オセロ/赤い雨」と一見して元ネタが分かるような章立てになっています…最後の一編は「マクベス」ですよ。

ネタバレになるので仔細は割愛しますが、大阪人気質がミックスされるとこんな風なんだ~と目からウロコ特に「ロミオとジュリエット(もんた牛乳店)」はかなり秀逸

堅苦しいイメージのシェイクスピア、肩の力を抜いて読むのにオススメですっ

てなもんやシェイクスピア/島村 洋子


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本の虫のエサ~なにわのシェイクスピア