これは2014年の記事。1994年にJWP女子プロレスでプロレスラーとして
デビューを果たし地方巡業で全国を巡っていた頃のある出来事。
本題に入ります。無我夢中で何も考えてなかったな...。
~以下本編
山陰地方での巡業の時だったか、皆でタクシーを乗り合わせてコインランドリーへ行った。
もう夜という事もあったが、人通りがなく静かで寂しい場所だった。
洗濯をはじめると宮口宮崎久住だったかは道の向こう側のコンビニエンスストアへ買い物に行った。
私達は先発隊が戻るまでコインランドリーで馬鹿話をしていた。
しばらくすると暗闇を切り裂く声がどこからか聞こえてきた。
赤ちゃん…にしてはでかい声、猫でもないし「なんだろうね?」と表に出ると、道の向こう側のコンビニエンスストアに行っていた宮崎が
「ちょっと大変!女の人がそこで襲われてるみたい!」と叫んでいる。皆でコンビニエンスストアの脇道を見ると100メートル先位の道の隅で男の人が女の人に馬乗りになっていた。
これは大変だ!私は「バカヤロー!コラー!」など試合で使う汚い言葉を大声で叫びながらダッシュした。
さすがにちょっと怖かったので皆が後ろから走って来るのを確認した。
ニッカポッカ姿の男性は最初は余裕っぽく逃げようとしていたが、大勢走ってくるのがわかるとものすごい速さで走って逃げていった。
自転車に乗っていた女性を押し倒しての犯行だった。
~続く
~本編終わり
写真説明。左から小林、倉垣、天野、久住、本谷、宮口。撮影者宮崎?
記憶では道はだだっ広いのに人けはないし、とにかく暗かったの。
夜10時30分位だったかな~?
今考えると、武器を持ってた可能性大有りだよね。
でもね、両足タックルで倒せば、後は皆がいるし大丈夫と思ったと思う。
当時はね、そういうシュミレーションを大真面目にしていたんだよね。
アホだと思うでしょ?いや、武道している人なら絶対考えると思うよ。
ボリショイさんもそういうシュミレーションしてるって昔聞いた事があるもん。
まずタックル入るなんて普通の人なら考えられないし対処できないでしょ。
そうしたら最悪ナイフで刺されるとしても背中しかないでしょ。
(タックルよりバック取るわな、今だったら。弱いから(泣))
腎臓刺されても即死はないからそのうちに殺っちまえば...
みたいな。ニッカポッカ、メチャ足速かったよー。
紫色?青系?のニッカポッカだったと思う。
暗闇に逃げていく姿は脳裏に焼き付いている。