これは2014年の記事。1994年JWP女子プロレスのオーディションに合格し



練習生として入門、ダラけていた為に全員プロテストに落ち



心を入れ換えて奮闘した思い出を語った回。


あれがなかったらプロレスラーにはなれてなかったな。


いい思い出。


~以下本編











皆で暗い気持ちになってしまったが、


「またプロテストあるんだから、その時は絶対に受かろうね!」と誓い合った。


次の日から練習に気合いが入った。


矢樹さん菅生さん能智さん奥津さんからも指導、アドバイスをいただき当日は「絶対受かるから頑張れ」と檄を入れてもらった。


皆、前回の時とは見違える様に変わった。


一通りテストが終わり最後は「自己アピールあるやつはいるか?」となった。


内心"えぇーそんなの聞いてないよ!?"と思った。多分先輩方もアドリブで言ったのだと思う。


倉垣は「トップロープから前受け身します!」と出た。


そんなのエバーマットでしかやった事なかったんじゃない?いちかばちかじゃないか。


倉垣は勢いよくコーナーから飛び豪快に前受け身をとった。うお、すごい!


久住はレスラーブリッジでデビルさんを乗せて30秒やるという。


デビルさんはその時80キロ位あったと思う。久住はやりきった。


「他、何かあるやつはいるか?」私は全く思い浮かばなかったから、とっさに「自分はブリッジ、デビルさんを乗せて1分やります!」と言った。


まあやりきったのだけど、よく考えたら(よく考えなくても)久住にとったら大迷惑な話である。私はそんな事も気づかずドヤ顔をしていたと思うが。


なんやかんやでテストが終わり、結果"全員合格!"


皆、嬉しいのとホッとしたのと、なんというか充実感に溢れていたと思う




寮二階にて。後列左から奥津さん倉垣。二列目左から菅生さん能智さん矢樹さん。一番前天野。


菅生さん能智さん矢樹さんは3人同期。能智さんは全日本女子プロレスから移籍してきた為寮には入っていない。


キャンディー奥津選手はそのひとつ上の先輩で同期はいなかった。



~本編終わり



一度プロテストに落ちて皆、相当心を入れ換えた。



子供が大人になる過程みたいなのを短期間に行った気がする。



久々に燃えた期間だったかな。変な言い方だけど。



アピールタイムって...オーディションの時のリフレイン!?



まさかのコールに脳内パニックになったな。



皆もそうだったと思うけど..皆初めてやる事をやってスゴかったな!!



自分ショボいな~(*_*;



アピールタイムの時、小林が「倒立2分やりますっ」ってやってたな。



いつも倒立は1分×3だったから"え!?2分もできるんかい!?"と思った。



案の定もう最後の方は崩れてたけど、見せるべきは結局、気力、やる気だよね。



倉垣の前受け身はメッチャ豪快だった。初めてやったと思うんだけど



受け身取った後、何か倉垣本人もビックリ顔してたの覚えてる。



うちらもメッチャビックリしたもん。



なのに関西さん「もう一度やってみろっ!」って!?何でー!?



初めてなのに一回で充分じゃん!?って思った。



確か2回はやらせてた覚えあり。



今思うと、関西さんは、もう一度見てみたかったのかな?って思う。



それ位、勢いがあったよ。



で、自分のドヤ顔事件。ヒドイよね。泥棒野郎。



悪気が一切ないから余計に厄介だわ、こりゃ(・・;)



多分、当時、突っ込まれても「何で?」って言ったと思うよ。



久住にしたらホント"この泥棒!!"だよね。



ま、結果全員合格でよかったねテヘペロ



こんな事があり、やっとJWPの一員になれたのかなって気がした。