これは2014年の記事。1994年JWP女子プロレスのオーディションに合格し



練習生として入門、雑用やリング設営などの思い出を語った回。



場外乱闘の時はメッチャ緊張した。選手、お客さんは



瞬間的に動くから毎回テンワヤンワだったよ。



~以下本編











リング作りの他に売店作り(グッズ)客席イスの設置などをし、昼食タイム。


大体がお弁当。ステーキ弁当とか高級な時は嬉しかった。


手早く弁当を食べ(遅いと怒られる)開場時間まで練習を見てもらう。


まずは関西さんの指示で客席の外側を走る。「ダッシュ!スロー!」など。


それが終わるとリングで関西さんとデビルさんが練習を見てくれた。


練習が終わり開場客入れ。売店で大きな声を出してグッズを売る。


客席に出向いてグッズを売らされたりもした(お情けで買ってくれる)


それが終わると入場式。


当時はどの会場でも入場式があった。


選手がお客さんに触られない様にガードしたりロープ上げを行う。


そして試合が始まるとセコンドに。


場外乱闘や場外へ飛ぶ選手がいると緊張した。神経を使った。


選手の目を見て私達は動くのだが、デビルさんは読めなかった。


目線を見て"こっちに行くな"と思い走り始めるとクルリと反対側に行ってしまうのだ。


今更ながらデビルさんは"目で見せるレスラー"だったなと感じる。


休憩時間にはリング調整。リング上とロープ、コーナーをキレイに拭き、ロープの張りを確認。


そして全試合終了すると大体関西さんの締めのマイクで曲がかかり選手が退場。


急いでリング解体にかかる。とにかくダッシュ、急いだ。


控え室と売店の片付け、会場をキレイにして寮に帰った。


帰り、専務の斉藤さんがゴハンを食べによく連れていってくれた。



~本編終わり



客席設置も懐かしいな。皆で東西南北の図面見ながらイスを設置



イスの後ろにセロテープを貼って席番を貼っていくの。



"あの人テープ貼るの超速いよね"なんて負けじと黙々とやった。



ステーキ弁当が出たのは忘れもしない、千葉市の大会だった。



確かGAEA勢の同期生達も試合に出るとかで一緒にリング設営したと思う。



今思うと会社が見栄はって高級弁当にしたのかな?



売店でも一生懸命声を出した。試合前に会場に売りに行かされたのは



恥ずかしかったけど皆さん思いのほか購入してくれた。



今?恥ずかしさなんてないから永島グッズ売りに歩こうかな!?



(初々しさのない45歳では購買意欲が生まれません)



お客さんが選手の胸を触ってきたりした。



そんな事があるとメッチャ怒られた。それが恐すぎて



決死の覚悟でセコンドに着いた。最近、倉垣に聞いたんだけど



ある会場でデビルさんがお客さんに胸を触られたんだって。



それで、うちらは全員で土下座して謝ったって聞いた。...覚えてなーい。



そんな事たくさんあったからな。



B先輩は若手時代、お客さんが選手を触ってくるのが恐くてセコンドで



「下がってくださーい!」って叫んで横回転しながら殴ってたって言ってた。



...確かに、それくらいしないと、お客さんの圧はすごかった。



それにしても、すごい時代だったんだな。



しかし逃げるんなら触るなよって思うけどね。サイテー。ただの痴漢じゃん。



とにかく場外乱闘では叫んだ。「どいてどいて、下がってくださーい!」



お客さんに下がってもらわないと自分の身も危ないからね。



なかにはビックリし過ぎて腰抜かしちゃって固まっちゃってるお客さんもいた。



とかね、試合前に「南一列目はマル暴だから場外乱闘そっちにいかない様に」



なんてお達しも、よくあったよ。



場外に飛んでくる選手とか、凶器でしかない。



だって、あれって一瞬の事じゃん。人間の動体視力じゃ無理だって。



猫くらいあれば余裕だけどね。



おっかねーから選手になって自ら場外飛ぶ時はトペスイシーダの



前に飛ぶバージョンだった。前見えるし、被害もピンポイントじゃん!?



派手に見えるし安全と思ってるんだけど。個人的見解。



デビルさんのスーパーヒールの場外乱闘編はいつか書いた記憶があるから



そのうち出てくるはずだから、また今度。

宮口にやられてる。あーあー、口から血が出てますよ。