お父さんと酒を飲むと、よく村の歴史が出てくる。


「東海道53次は昔は今のルートじゃなくてオラん村の真ん中を通ってただよ。川に橋を渡して…。」


「オラん村は昔山の上にあっただよ、村には競馬場があって…ほら、鐘つき堂跡はまだ残ってるじゃん。」

とか、


「天野家では昔、ブラジルに行った人がいるだよ、2人。(私のヒィヒィおじいさんにあたるらしい)なんて名前だったかな、家系図?見りゃ分かるだけんね。」


「渡航費がバカ高いもんだから山を売り払って行っただけん、行ったはいいけど土地はジャングル。"政府に上手いこと言われて騙されたみたいなもんだ"とじいさんが言ってたよ。」


「"天野家を裕福にする!"と勇んで行ったけど連絡無いもんで死んだんじゃねえか?という事になってるらしい。」


!?生きてるかもしれないじゃんね、私の遠い親戚がブラジルにいるかも!


やはり横浜の大さん橋から出たのかな?


今度調べてみようかしら。


村の吊り橋を渡る一行。