GAEA時代、ある時から豊田さんとタッグを組む事になった。試合をするとなるとおっかないけど組むとなると心持ちが違う。


でも全然息が合わないのだ。ちぐはぐしていた。でもいつも結果オーライみたいな「オ!?…オーオ!!」となるのだった。


真剣である。タッグのベルトもとった。


ある横浜文化体育館でのタッグタイトル戦。挑戦者"輝、植松"。


作戦会議で豊田さんが誰かを肩車し、私がコーナー上に登りゴーンをしてその勢いで豊田さんがサイクロンをするという連携技をしようとなった。


"これはすごい技だな"と思った。試合中その場面になった。肩車をした豊田さんは少し遠い位置にいた。


しまった。多分豊田さんは私がジャンプしてゴーンをすると思っている。私はコーナー上から直接という意味だったのだけど。


伝達ミス、認識違いだ。そんなの出来ない、と焦り私は「前、前!!」と言ったが豊田さんは聞こえず「え?え?」と困った顔をして後ろに下がってしまった。


私は「冗談でしょ!?」と本気で思い、パニック。


もう、どう考えても飛ぶしかない状況になってしまい、私はどうにでもなれ!とジャンプいちばんゴーンを決めた。


すごく遠かったし着地が恐かったけど、豊田さんはサイクロンを決めて技が成立した。お陰さまで予想を上回る技になった。


カットワークがなければ3つ入っていた。結果ベルトはとられてしまったけど。


リング作りますよ3
















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