アピールタイムはリングの上で行うという。


え!リングなんて上がった事ないし。


皆、躊躇なくリングに上がりアピール。大体がレスラーブリッジをしていた。


“つーか、あんなブリッジやった事ない、スゲーな、やはり都会は違うな“なんて圧倒された。


「じゃ、次は2番。」とうとうキタ。


「柔道の受け身をとります。」リングにあがると…多少柔らかい、受け身とれそう。


一通り受け身をとると、「何か投げはできるか?」と言われる。当事は体落としが得意だったから、それをやります。と言うと、受け役の人が出てきてくれた。


背がすごく小さい。大丈夫かな?と思いつつ何本か投げさせてもらった。


後でわかったがその人は「矢樹広弓選手」だった。


柔道で国体でも活躍経験のある柔道殺法の使い手であった。


…失礼な話である。


他アピールタイムが終わり、着替えを済ませ控え室で待つ。順番に呼ばれ、面接が行われた。


当然私が1番最初であったが、何を話したか忘れた。


面接が終わった人はもうそこにいてもよかったので(たしか)他の人の面接を見ることができた。


4番は甲高いふざけてる様な声で会場中が「え!?」となり、「それは普通に話しているのか?」と質問されていた気がする。


内容も「この人正気かな?」と、こちらを不安にさせるものだった(私が言うのもなんだが)


久住智子(日向あずみ)である。


何番か忘れたが、母親がついてきて面接に同席した者がいた。


お母さん、応援してるみたい。今考えるとちょっと面白いけど、その頃は"何で親がついてくんだよー"と思った。


中学卒業で来るつもりなんだから、親も心配だ。


宮崎有妃である。


















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