17:05出発、成田発。
日本とは15時間遅れ。機内で早々と時計をメキシコ時間に変更。
海外に行くという自覚全く無し。OZ興行でバタバタしていた為か。

空港内で買い物の最中、係員から"早く"の催促。
走って機内に乗り込む。最終組だった様だ。
係の方も大変だ。

機内には暇つぶしの何かがあるだろうと思いたいした雑誌を持ち込まなかった。
その為、同じ映画を何回と見るハメとなった。退屈退屈。
機内11時間。
皆スヤスヤと眠る。私は1時間少々しか眠れなかった。
その中でも機内食が何より楽しみだったのだが期待外れ。美味しくな-い。
結局、胃がもたれただけで終わった。

…なんやかんやでテキサス州ヒューストンに到着。空港にはさすがヒューストンだけありスペースシャトル、宇宙関係の土産物がズラリ。

あまり腹は減っていなかったが、皆につられて&その土地の物を食べてみたいという興味心からファーストフード店へ。
ピザ、ラザニア、パスタ…
何だかダイナミックな印象。
パスタとサラダを永島と契約し半分ずつに。しかし量が多過ぎて食べ切れなかった。

片言の英語で注文。
パスタにニンニクとチーズをドッサリ入れるオバチャン。

パスタの麺は小学校給食のソフト麺をもっとクリーミーにした感じ。
食感には驚いたが味はまあまあ。

ニンニクもいいじゃん。お陰で皆ニンニクくせ-けどね。

なんやかんやでただの経由地ヒューストンも新しい事づくめで良い思い出になった。

ヒューストン→メキシコ
機内に入ると、壁にもたれ掛かり腕組みをしているスチュワーデスさんがいた。
いかにも"早く座りやがれテメエら"
といった感じだ。
恐怖を感じ私達は彼女を"田中美佐子"と呼ぶ事にした。
田中さんが決して怖い訳ではないが、あんな感じなのだ。
メキシコシティーまで3時間。
機内食が出る際、初のスペイン語を使った。
"オイガー、アグア ポルファボール"
"グラシアス"
(すみません、水をお願いします。ありがとう)
こんなんでドキドキしていたら予行練習にもならない。
でも通じた。
すごく嬉しかった。
機内食がきたがヒューストンでのパスタがボディーブローとなり一つも口を付けずに持ち帰り袋に放り込んだ。
メキシカンはとても親切だというけれど、
ひとつ空席の隣りに座っていたおじさんも言葉が通じないのに色々良くして下さり
気の小さい私は戸惑ってしまった。
別に私に気がある訳ではなくてただ親切なだけなんだけどね。
だってさ、話しが全然通じないんだもん。

あ、メキシコの夜景が見えてきたよ。
黄土色の光の群集。
無数のロウソクの火がいっぱい集まっているみたいな。
それが暗い中、至る所に点在していてまるで銀河系を見ている様な錯覚をおこす。

飛行機を降り税関を抜けると
そこにはメキシコのTVクルーが待ち構えていた。

"聞いてネーヨー"(私達)

ホテルの門は鉄格子、オデンの提灯がかかっている。
初日ファミレスみたいな所に8人で夕食を食べた。
$1,400、…高かった。
ぼったくられたらしい。こっちでは日常茶飯事らしい。
シャワーを浴びるのも面倒な位疲れた。

誰かが部屋訪問に来たが、疲れて私は知らぬ内に寝てしまった。