梅雨が明けて海などに行きたくなってきた。いや、川に行きたいの本当は。透明で深みも適当にある様な川。
わたくしが生まれ育った地域には清流興津川が流れている。この季節になれば鮎釣り、バーベキュー、川ガキであふれる。
昔は毎日泳いだり釣りしたりしたっけ。
家の近所にお気に入りの深みがあったな。流れが勢いよくぶつかる所で、崩れ防止の為テトラポットが積み上げられているの。すごく深くなっているからテトラから飛び込んだりしたっけ。
行くまでに蛇が出たり足場が悪かったりであんまり人がいなくて穴場だったな。
そこは「キュウテン」って呼ばれてた。
他にも「マルブチ」「前の川」「梨の木」「カキサワ」…。
皆で「今日どこ行くか~?」なんつってね。

ある日一人だったけど…「キュウテン」に行く事にしたの。
一人でどうやって遊ぶかというと、説明しづらいんだけど…
でっかい石を抱えて川の端から端を川底に沈んで歩くとか、川底から川面を眺めるなど。川に潜っているとすごく落ち着くし楽しかった。
その日もキュウテンの深みに潜り一人遊びに精を出していた。
川底に綺麗な砂が積もっている場所がある。そこに潜り、宝探しの様に手で砂を払って遊んでいた。
-するとワイシャツが浮き出てきた。
どれどれ、
!下は長ズボンだぞ。
このままいってしまうと…
出たー靴!!
取るものとりあえず急いで引き揚げたよ。
これってさ、〇〇〇じゃね?
もう怖くてここには潜れないよ。
実はさ、このキュウテン上の急な流れで子供が3人命を落としているんだって。(父親情報)
って事はやっぱ!?

でもあれからカレコレ20年。またキュウテンに潜りたいなー。