なんか鹿児島県が乙女ゲーを作ったらしいので気になってやってみた

 

 

 

どっかで聞いたタイトルだと思っていたけど、まさかの妙円寺詣りの22番最後の歌詞

 

ゲームの内容自体は関ヶ原合戦での島津藩目線での物語です

 

関ヶ原での島津といえば後ろには裏切った小早川、完全包囲される中、遠くには逃げて行った石田三成と孤立してしまう中であえて徳川のいる敵の多い方に突っ込んで戦線離脱を図るヤバい藩です。

 

その戦いを語り継ぐのが伊集院の妙円寺詣り

それを題材にしたゲームですね。

 

このゲーム、ソシャゲなのに課金システムは一切ありません。

課金という名の鹿児島特産品ページに飛ばされて現物の特産品を買え!とアピールしてきます

 

賢い・・・

鹿児島って焼酎は日本一、お茶も熾烈な戦いですが静岡を抜いて現在1位

豚、牛、鳥も実は鹿児島

カツオうなぎなどの海の幸も豊富

 

いや本当に飲み食いだけならトップクラスの県です。

 

精々オタクコンテンツの薄い所が・・・と言いたかったのですが

今年になって駿河屋までオープンしちゃうので割と住み心地がいいです。

強いて言えば火山灰に苦しめられたり、移動が車がないとしんどかったり、家賃だとか物価はそこまで安くないけど全国的な賃金はまだ低い方って事くらいですかね

 

そこクリアすれば鹿児島は魅力あふれる県になれる(はず)

 

さて、このゲームは乙女ゲーらしいストーリーの展開に加えて

ちょっとしたバトル要素が組み込まれています

カードのレベルを上げて火力を増して自動で戦闘してくれるっていうもの

 

まあ、正直ここは他ソシャゲみたいに課金させまくって利益を得ようとしているものではないのであまり悪く言っては可哀そうですが

もう少し工夫を凝らした方がキャラの魅力は伝わったのでは?とは思いましたね

 

と、いうのも1戦闘で上がる経験値量は数百ですが

座学システムで鹿児島のお勉強をしましょうっていうもので得られる経験値は

1万超えます。 獲得した銭はカードを集めるためのガチャに回せますね

この座学もスタミナを消費しますが、回復方法が銭を使うというもので

正直銭は座学をやり続ければ無限に手に入るのでスタミナも実質無限

ゲーム内の自身のレベルを上げてスタミナ量を増やす意味も全くなく

戦闘で得られる経験値も実際座学をやるので意味もなく

 

うーん・・・このゲームは乙女ゲーのフリをした鹿児島クイズゲーだな!?

とまで思わせられる仕様ですねwww

ただ、問題自体は鹿児島に住んでいる人間でもギリギリ分かるかどうかってレベルなので他県民はほとんどわからないと思います

 

精々鹿児島といえば有名な示現流くらいじゃないでしょうか?

 

去年は薩摩ホグワーツとか色々と馬鹿にされていましたし

 

 

ゴールデンカムイでも鯉登少尉が使っていましたね

 

鹿児島を何だと思っているんだろう?

 

歴史を振り返ると西郷だとか大久保だとか篤姫だとか

それこそ大きく表には出てこないけど小松帯刀であったり、これまた島津藩といえば島津斉彬であったり

なんか鹿児島VSイギリスとかわけわからない戦闘をして勝利したり

 

こういった肝練りと呼ばれていた、着火した火縄銃くるくる回して飯を食うデスゲームもやっていたらしい

 

松浦静山『甲子夜話』に実際記載されているみたいですが、まあ鹿児島ならやりかねないですね

 

 

話を戻してこのゲームを全部やってみた感想としては

思っていたよりも出来が良かったです。少なくとも妙円寺詣りについては興味がわくんじゃないでしょうか

 

 

かくいう自分も中学生の時に草鞋を学校で編んで、妙円寺詣りの列に並んでいた側の人間なので面白かったですね

 

 

 

 

妙円寺詣りの歌は22番まで覚えさせられましたね(笑)

正直なところ、鹿児島の歌手でもいいから1番から22番までを歌った動画とかCDを出して欲しいものですね

 

結構好きですよ 妙円寺詣りの歌

ある意味伊集院は第2の地元みたいなもんなので、このゲームがより広く伝わるといいですね

 

 

 

最後に、鹿児島の歌の中で結構好きな薩摩兵児謡

世界中の民謡を聞いている中で、地元の曲が日本の中でも好きになるとは珍しい