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【口蹄疫 畜産農家のメール】を書き起こしてみました。
聞きながら、泣きながら、でしたので、間違いもあるかと思いますが、ご容赦くださいませm(__)m
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この手紙は、今、頑張っている主人に送ります。
いつか笑い話のように、「MRTにこんげな手紙を送ったとよ」と言える時がきたときに教えようと思っています。
お父さん。
結婚して十数年、三人の子供にも恵まれ、あっという間に過ぎたような気がします。
思えば十数年前に出会い、就職していた県外から、牛を養いたいと二十歳そこそこで借金をし、畜産に励むあなたに「ついていこう」と、「支えていこう」と、心に決めたものです。
覚えていますか、プロポーズの言葉。
「俺には借金もあるし、旅行にも連れていけんかもしれんけど、結婚してくれるか」
と言ったんですよ。
それから二人で始めた畜産業。
動物が好きな私は、育てた子牛が初めて競り市にかけられるとき、「可愛がってもらいなさいよ。お利口にしなさいよ」と涙を流し鼻面をなぜたものです。
買ってくれた方には「お願いします。可愛がってやってください」と挨拶する私に、「恥ずかしいからやめろ」と怒られたこともありました。懐かしいですね。
それから数年後、ちょうど十年前の90年。口蹄疫。
牛が売れず、苦しみました。また、借金が振り出しに戻ってしまったこと。ちょうど十年前。思い出します。
その後は、食いっぱぐれのないよう私は会社で勤めましたが、あなたはやっぱり畜産に戻りました。
やっと昔の苦い思い出がきえそうな、やっと軌道に乗り始めたのに、また。今回の災難です。
お父さん。
つらいね。きついね。
あなたの気持ち、充分、充分わかっています。
毎朝、新聞の一面に目を通す後ろ姿。
子供達に、何もないように接する姿が痛々しくて。
今、私、毎日仕事の帰りに、牛の好きだったお婆ちゃんのお墓に「どうか護ってください」と手を合わせています。
お父さん。
あなたがきついときは私もきつい。一緒です。
そして、何があっても。私、そして家族がいるから、支えていくから。
今、処分されている牛や豚に感謝しましょう。きっと何かの身代わりになってくれている筈なんです。
頑張ろう、お父さん。
また笑って過ごせる日が、すぐ帰ってくるよ。
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発生圏内、10㎞の畜産農家の方だそうです。
殺処分対象の…
朗読されていたアナウンサーの方も涙声になっておられました。
上手く言葉に出来ません。
祈ることくらいしか、できないことが悔しいです…