正論3月号の特集記事に、すぎやまこういち先生の書かれたものが載っていました。
以下、引用します…


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「ボスキャラのエンディングは…」


小沢さん、いくら何でも、やり過ぎではないですか?
最近のあなたを見ていると、二人の ゙人物゛を連想します。一人は室町幕府の三代将軍、足利義満です。ほう、そんな偉い人物を連想するのかと、喜んでもらっては困ります。義満は独断で大陸の明に朝貢し、明皇帝の臣下となって「日本国王」に封ぜられた人物。戦後の教科書には詳しく書かれていないでしょうが、私たち昭和一ケタ世代は、はっきり教えられたものです。義満は「逆賊」であると。
昨年十二月にあなたが主導した民主党の大訪中団も、義満と同様、朝貢以外の何物でもありませんでした。十二月十七日付の産経新聞に掲載された大パノラマの記念写真を見て、私はゾッとしましたよ。胡錦濤国家主席を真ん中にして、民主党議員ら六百人がずらりと並んで写っている。これが日本の国会議員の姿かと思うと、情けないやら恥ずかしいやらで、赤面したほどでした。
この時あなたは、胡主席に「こちらのお国(中国)に喩えれば、私は人民解放軍の野戦軍司令官として頑張っている」と語ったそうですね。お追従が過ぎますよ。少なくとも私には、あなたが義満のように、胡主席に臣下の礼をとったように思えてなりません。
なお、義満は皇室を蔑ろにし、祭し(携帯で変換できません…示に巳)権などを天皇家から接収したり、次男(足利義嗣)の元服を親王に准じた形式で行うなど、皇位の簒奪を図ったとも伝えられます。こうした不敬行為も、あなたに通じるものがあるでしょう。自らの訪中を成功させるため、天皇陛下と習近平副主席との会見をごり押しするなど、とんでもない不敬行為です。
あなたはこの問題で、説明を求める報道陣に向かって「日本国憲法を読んでいるのか」と一喝し、「天皇陛下の国事行為は国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるんだ」と言い放ちましたね。しかし多くの識者が指摘するように、外国要人との会見は国事行為ではありません。あなたこそ日本国憲法をきちんと読むべきでした。
まして、「国民が選んだ内閣」の一員でも何でもないあなたが、天皇陛下のご公務にまで口をはさむことなど、勘違いも甚だしい。そんなことが許されるとは、憲法のどこにも書かれていませんよ。

もう一人、あなたのふてぶてしい態度で連想するのは、ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」のボスキャラクターです。
政権交代以降、保守系の論壇誌はもちろん一般の週刊誌に至るまで、あなたに関する特集記事が出ない号はありません。そのいずれもが痛烈な批判で埋め尽くされています。各界各層から、これほど嫌われている政治家も珍しいでしょう。その悪のイメージは、まさにボスキャラクターに匹敵します。
ゲームの中だけではありません。実は今、私が最も危惧しているのは、ボスキャラクターのようなあなたを中心にして、日本に独裁体制が築かれようとしていることなのです。
民主党の幹事長に過ぎないあなたが、まるで国家を意のままに動かせるかのように振る舞っている現状は、どう考えても異常です。他国の例をみても明らかなように、政権党のトップが時の政府や内閣より強大な力を持てば、独裁に陥りかねません。ヨシフ・スターリンも毛沢東も金日成・正日父子も、党のトップとして君臨し、それぞれの政府や内閣を意のままに操りました。アドルフ・ヒトラーもまた、ナチス党を率いて国政を壟断し、史上最悪の独裁者となったのです。そして小沢さん、あなたも実質的に民主党のトップであり、独裁への道を突き進んでいるのではないですか。

しかし、どんなボスキャラクターにも攻略法があり、必ず倒されます。私のみるところ、あなたの攻略法は、それほど難しいものではない。残念ながら先の総選挙で気骨ある保守政治家がほとんど落選してしまいましたが、そうした落選議員も含めた保守勢力が再び力を結集すれば、状況は大きく変わると思うのです。
多くの心ある国民は、あなたに振り回されてばかりいる鳩山政権の現状に、うんざりしています。あなたは参院選前に、首相の首だけすげ替えて延命を図るかもしれませんが、もう国民は騙されないでしょう。ボスキャラクターが倒されるエンディングは、確実に近づいているのです。

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要約しようかとも思ったのですが、結局、全文引用してしまいました。
淡々と、リズムのあるすぎやま先生の語り口は、そのままの方がいいと感じましたので…

今日の、日比谷公会堂での集会はどうだったのでしょうか?