ヨーロッパからの車の輸出 | YMR Global Motors 「欧州モータースポーツ、欧州⇔世界の自動車輸出入」活動記

YMR Global Motors 「欧州モータースポーツ、欧州⇔世界の自動車輸出入」活動記

元ラリードライバーの車屋社長のイギリス、ヨーロッパでの日々の仕事、活動などなど。ビジネス、自動車情報や、自動車の輸出、並行輸入事、モータースポーツ(特にラリー)の話題を中心としたブログです。

 ここ最近ですが、日本の方からの注文でヨーロッパにある車を購入して、日本への輸出をするといった仕事が入り込んできています。

 

 確かに、今は為替のレート上、日本円が強い傾向にあります。ゆえに日本からヨーロッパへの輸出は極めて難しいです。

 

 かつて存在していたイギリスの日本車輸入業者がパタパタとビジネスをたたんでいる状態、残っている連中もウェブで写真を載せているだけで、実際はストックを抱えていなかったり。電話してみるとほとんど、「売れちゃったけど、同じような車用意できるよ」と言われますね。釣り戦法でしょうか。


 こういう状況・・・簡単に考えれば、逆のヨーロッパから日本への輸入は有利ということですよね。


 特にヨーロッパで盛んなクラシックカー等、日本ではなかなか手に入らないような車が欲しい人にとって今はチャンスですよね。イギリスではポルシェやフェラーリの右ハンドル仕様(日本では左ハンドルですよね。何気にレア!?)が存在します。皆さん、どうですか?


 ちなみに、船便に関して、世界の不景気が影響してか、RoRo船(車両専用船籍 コンテナ船よりかなり安価)のラインが減少しているらしく、ヨーロッパでもマイナーな国からの車の輸出は、コンテナ船のみなど、船積みで高く行ってしまうため、なかなか頭を悩めることがあります。船便や陸送費で高くいってしまうと、買い手も気分が萎えてしまいますし。


 レアな車はどこにでも存在しているわけではない、あったかと思えば、状態が悪い・・・または、状態がいいものを見つけても、どうやって日本へ運べばいいんだ・・・って事は結構あるのではないでしょうか?(ありますね、実際)


 そこを何とかするのが、僕の仕事ですがね(^▽^;)

ただ、こういった仕事で扱う車は実に興味深いものが多いので、やりがいはありますよ(^O^)