睡眠中に使われるカロリーは、体重70キロぐらいの成人男子で1時間約75~80キロカロリーだ。
起きているときは約90キロカロリーである。
つまり、消費するカロリーから考えれば、睡眠中も生命活動が大幅にダウンしているわけではない。
それなのに、なぜ生きものは眠るのだろうか。
この疑問を突きつめていったところ、睡眠中には、起きているときにできにくいホルモン分泌などを行っているのがわかってきた。
つまり睡眠は、生命活動のための貴重な生産活動をする時間帯なのである。
「寝る子は育つ」という昔からの言葉がある。
昔の人は、睡眠中に成長ホルモンが分泌されるのを、経験的に知っていたようだ。
とくに5~30歳の子どもは、いままではしゃいでいたかと思うと、バタンキューと寝入って、少々のことではビクともしないほど眠りこける。