生にしがみつくための金ならば、
最低限でよいと、私は思っていた。だが欲望は、
禁欲の顔をしてやってくるまるで断食僧の影が、
パン屋の前で立ち止まるように。
※〇民党は嫌いだが、ばらまくというなら、
貰いますよ2万円！
思い出とは、とても綺麗で
美しく良きものである。
時という流れという魔法が
磨き上げてくれるからだ。
が魂を洗うように、帆船は茫洋たる海を漂う。
波間に揺れるその姿は、
空の蒼さに溶け込みながら、
孤独という優雅な運命をた風どる。
その海辺は愛を語る舞台、
太陽が彼女の微笑みを抱きしめた場所。
波間に揺れる彼の影、
記憶の中で欠けた一つのページ。
彼女はその風に消えた、
砂に溶けた夢の糸。
愛の軌跡は潮の香りとなり、
彼の胸に深く刻まれる。
紫陽花が彼女の最後の言葉を囁き、
その花びらに彼の涙が降り注ぐ。
太陽は昇り、彼女の魂を運び、
海の遥か向こうへと導く。
彼はその海を歩き続け、
彼女に触れることのない光を求めて。
愛は彼の足元に流れる波となり、
その紫陽花は永遠に彼女を思う。
若き頃は反抗的で有った私は抵抗する事を辞めた。
どうでも良い、面倒だ。抗って何の得が有る、
何の人生の意味が有るのか解らなくなった。
「生まれて来てくれてありがとう」
という言葉を良く聞くが、
その子は生れて来た子本人は、良かったのか、
本当に幸せになれるのか。
人は殆どの場合、
楽な方を楽な生き方をと選択するが、
時には辛く苦しき方を選択しても良いのではないか、
それが善き人生の為で有るならば、敢えて選ぼう。
逃げるという事は悪いことと
思われがちだが、
どうしても嫌で嫌いで
たまらないなら身体を壊す前に
逃げても良いではないか。
人と接することが嫌で怖くて
対人恐怖症になってしまった。
引き籠って人に逢わなければ良い。
それで生きて行けるのなら、
命を保てるなら・・・そうするよ。
揺らぐ心が救われるなら、
催眠術にかかってみたい、
誰かに騙されてみたい。
それでも生きていたい。
空と海の狭間に降り続く雨
その静かな雫に気づくのは
私だけ。寂しさに寄り添うように
君をいつも見つめているよ
欲望の為に歩んで行くのか、
君の欲しいものは何だ
私が欲しいものは時間だけだ
君には地位、名誉、権力、金の
いずれかを贈るよ何に使うつもりなんだ
誰か私をこの拘束から解放してくれないか
君だけが頼りなんだが、嫌なら諦めよう
今のままで有ることを受け入れるよ