そう言い切れますか。
「一生賃貸でいい」という選択は、若いうちはとても合理的です。引っ越しもしやすく、修繕費の心配もありません。私も、その考え方を否定するつもりはありません。
でも、本当に考えてほしいのは、その先です。
高齢になると、入居審査に通りにくくなることがあります。大家さんの判断で断られることもあります。家賃は住み続ける限り払い続けなければならず、年齢を重ねるほど選べる部屋は少なくなっていきます。
もちろん、持ち家がすべて正解という話ではありません。固定資産税や修繕費など、持ち家にも負担はあります。
ただ、一つだけ変わらない事実があります。
住宅ローンには終わりがあります。でも、家賃には終わりがありません。
住まいは、「今の住みやすさ」だけで決めるものではなく、「未来の選択肢」を残せるかどうかも大切です。
いまの自由と引き換えに、80歳の自分の選択肢を減らしていないか。
家を買うか、借り続けるか。
正解は人それぞれです。
だからこそ、今日の便利さだけではなく、20年後、30年後の自分まで想像して選んでほしい。
それが、後悔しない住まい選びにつながると私は思っています。