平成21年の春、長女は小学2年生になり、次女は幼稚園に入園した。

 

私も旦那さんも仕事は安定してきたので、そろそろマイホームを建てようかという話になった。

 

というのも、同居していた義父がすごく亭主関白な頑固親父って感じで、次女が泣くと「あっちに連れていけ!」と怒鳴ったりするのが私はストレスだった。

 

子供は泣くものだから仕方ないじゃんと思ってはいたが、誰も義父には言い返せない。

 

そういう状況だからこそ早く同居を解消したかった。

 

 

私達は、知り合いの建築会社で家を建てようと話を進めたのだが、住宅ローンの審査が通らない。

 

まだ、旦那さんは勤務年数1年だし、私もパートで半年。。。

 

無理もなかった。

 

なら、住宅メーカーならどうにかなるかと相談に行った。

 

そしたら、家自体の金額の見積りは高くなったが金融機関とは信頼関係が強いのだろう…

住宅ローンは審査が通った。


ただ、私は難病持ち。この先、どんな体になるかもわからない。


できれば、平屋のバリアフリーで建てたかったのだが、そうすると金額がさらに高くなり住宅ローンも通らないと言われ、旦那さんもとりあえず2階建てで、階段が登れなくなったら、1階の和室を部屋にすればいいんじゃないかと言い、先の事は考えずに建築しました。


宮崎ではせんぐまきと言って、上棟式の時に近所の方や友人を集めて餅やお菓子や小銭を撒き拾ってもらうという習慣があるようで、我が家もせんぐまきをしました。


こうして11月末には完成し、新しい家での生活が始まったのです。