配信を見そびれたことを悔やんでいたのだが、いわゆる「中国版ニコ動」でようやく発掘し、冒頭のインタビューを含めて全編見ることができた。Perfumeチームの出し惜しみのない選曲・演出に改めて感服した。

一方で、テクノロジー志向の強さがメンバー3人の生身の姿を押し隠してしまいがちだったように思える。また、セットリストに関しては、たとえばedgeという、Perfume初心者には多分わかりにくく、ちょっとノリにくく、しかし随分と長い曲を入れたのは妥当だったのか(私はコーチェラで取り上げてほしい曲を勝手にリストアップしたとき、edgeは少々悩んだ後に結局外した)。

そうした観点からいうと、後半のPick Me UpとFAKE ITのコンビネーションは文句なし。ステージ演出は抑え気味なのに、観客はそれまでのどの曲より盛り上がっていたように見えた。まあ、ああいう曲ばかりだと、ほかの出演アーティストとの違いを出しづらいことは確かだが。

動画のカメラワークについては、多くのファンが指摘しているとおり、「そうじゃなんだよなぁ」という場面が多かった。「そこはあ~ちゃんじゃなくて、のっちのアップでしょ」とか「なんでここでかしゆかの脚を撮るの」とか。改めて考えると、日本のライブ会場のカメラクルーとスイッチャーさんが信じられないくらい優秀であることに気付く。

そんななか、Pick Me Upの間奏部分でのっちの神がかったズームカットを発見。ふだんはやらないスクリーンショットをどうにも我慢できなかったので貼っておく。