今日で今年の対外的仕事は終了です。
オートサロンで広告しようと思っていた画像を年賀状にました。
で、
解説は年賀状に書けないでこのブログで簡単に説明してみようと思いました。
チップ加工です。
100分のちょっと削り高負荷での側面への打撃を緩和して、ブローを回避します。
NAではほぼ必要無いっス。
ローターハウジング冷却ホールの段付け加工
ローターハウジングのプラグホール付近の冷却向上と暖機にひと役かってます。
耐ノック性を上げる。
ポート加工
『長年の感で』とかは論外でデーターとテスト結果からベストな形状にしています。
今後は5軸も視野に入れた吸入側にも取り組みたい。
燃焼室加工 値下げしました。
たぶん細かいところまで入れると10回ぐらいプログラムを変更して
2ローターで700馬力ぐらいまで穴の開かないスペシャルな低圧縮ローターを製作可能にしました。
3室の容積を合わせることで、高回転での微振動が激減します。
側面軽量加工
肉抜きです、簡単?です。 が、使うローターによって個体差デカすぎ、、。
エキセン軽量化穴あけ加工、穴増設と穴の拡大。
文字通り。
さらに、
三日月カット。
上のとプラスして最新のレネシスはテストします。
実はエンジン内部の軽量化はトルクに反映されます。
ダウエルピン追加加工
純正ダウエルも数ミリ長くして作り直しています。
イイ加減に割れずにねじらせる為、とでも書いておきましょう、最大16本追加できますが多けりゃいいってもんでもないです。
最新!サイドシール溝加工
RX8のサイドシールをFDやFCで使える、また、逆にRX8を低圧縮化できる。
2次加工は難易度がチョモランマ。 やっとクリアした。
以上は全部自社工場の内製です。
内製の利点は、先ずやりたいことがダイレクトに出来て製作時間も自由度が高い。
また、ソレをエンジンにしてテストしてぶっ壊して、またテストしてもコスト的にユーザーにも還元できるってこと。
来年はこれらを駆使したウチのエンジンたちは増殖するのだ!
そしていよいよ内製ペリ加工ハウジングの製作に着手する。
さて、皆様本年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
以上、来年は現場に籠りたい隊長でした。