第11位までの

ランキング発表が終わりました。

 

いよいよ最後。

第10位から第1位までを紹介します。

 

今年の俺のベスト10はこの曲だ!

 

 

 

 

 

 

第10位

Appare!

『ぱぴぷぺPOP!』

(2022年11月24日発売)

作詞・作曲・編曲:玉屋2060%(Wienners) 

 

 

2020年に「天晴れ!原宿」から改名した

デビュー7年目のアイドル

「Appare!(あっぱれ)」の3rdアルバム

『Appare!Future』のリード曲。

 

昨年12月頃から

TikTokでバズりまくったのがこの曲。

「ミルクで乾杯~」

「砂糖混ぜたらあんま~い」

「ぱぴぷぺPOP!」と

キャッチーでポップな言葉遊びに

ノリノリのメロディーが合わさって

みんなが振付を真似して大人気になった。

 

作曲したのは電波ソングといえばこの人、

玉屋2060%。

とにかく人生楽しんで

適当に面白く生きればいいじゃんの精神で

ポジティブシンキング爆発の歌詞に

元気が出ること間違いなし。

回転する固定カメラに次々と

メンバーが面白いアクションをするMVも

可愛くて良かった。

 

 

 

 

 

 

 

第9位

群青の世界

『ごめん、好きになって』

(2023年1月14日配信発売)

作詞・作曲:RIRIKO

編曲:RIRIKO、石原剛志(BIG ISLAND RECORDS)

 

 

2度目の登場

「群青の世界」

今年始めの4人体制の時の楽曲で

通算28枚目のデジタルシングル。

 

『アンノウンプラネット』(作詞)

『青空モーメント』

『僕等のスーパーノヴァ』と同じ、

シンガーソングライターの

RIRIKOが楽曲を提供している。

 

傷つくことを恐れて好きと言えない、

好きになったことを「ごめん」と思うのは

自分の恋は叶わないと知っているから。

でも諦めることができない……という

繊細で複雑な女性目線の歌詞が心に響いた。

メロディーもすごくいい。

間奏やアウトロでギターが

サビのフレーズで追いかけるところが好き。

 

大人になってしまうまで

大人にならないでね

現体制終了ということを合わせて聴くと

今のまま自分らしく

好きなことを好きでいてほしいという

メッセージソングにも解釈できるようになった。

 

ちなみに「このアイ」での

群青の世界の楽曲順位をまとめると、

<2019年>

第8位『アンノウンプラネット』

第31位『未来シルエット』

第61位『メロドラマ』

第97位『最終章のないストーリー』

<2020年>

第14位『夢を語って生きていくの』

<2021年>

第36位『Pazzle』

<2022年>

第7位『However long』

第83位『RIBBON』

<2023年>

第9位『ごめん、好きになって』

第22位『春夏秋冬』

――忖度無しのフラットな視点で見ても

本当に良い音楽を歌うグループ。

早期の再始動を期待したい。

 

 

 

 

 

 

 

第8位

乃木坂46

『ここにはないもの』

(2022年12月7日発売)

作詞:秋元康

作曲・編曲:ナスカ

 

 

乃木坂46の31枚目のシングルで

今作をもってグループを卒業する

齋藤飛鳥のラストセンター曲。

3年ぶりにミリオンを達成した。

 

作曲は『ジコチューで行こう!』で

乃木坂とタッグを組んだナスカが提供。

切なさをかきたてるストリングスと、

ラスサビ頭のピアノと歌声だけの落ちから

全員が集まってくる展開は感動を呼ぶ。

 

MVではアパレルショップの

店員を演じる齋藤飛鳥が、

半ば諦めかけていたデザイナーの夢を

もう一度追いかける決心をする

メッセージ性の強いものとなっている。

乃木坂といえば曲の内容と

まったく合ってない意味不MVが多いが、

今作は東京メトロ銀座線の渋谷駅のホームを

特例で貸し切って撮影するのだから

気合いの入り方が違う。

 

振付は乃木坂に深く関わってきた

LICOが飛鳥へのプレゼントになるように

構成にこだわったという。

2番サビで踊るダンスは

美麗すぎて見惚れてしまった。

やっぱり齋藤飛鳥のダンスは

表現力がすごくて最強だったなぁ……。

@nogizaka46_official 私に色をつけてくれたのは間違いなく、乃木坂46と、 ついてきてくれたみなさんの存在です、ね!by飛鳥 #ここにはないもの #齋藤飛鳥 #乃木坂46 ♬ ここにはないもの (2サビver.) - 乃木坂46

 

 

 

 

 

 

 

 

第7位

超ときめき♡宣伝部

『ゼッタイだよ』

(2023年1月30日配信発売)

(2023年5月10日発売)

作詞:MUTEKI DEAD SNAKE

作曲:めんま

編曲:めんま、ha-j

 

 

3回目の登場、

超ときめき♡宣伝部。

『ゼッタイだよ』は

1月に配信EPとして発売され

5月の11枚目シングル

『LOVEイヤイヤ期』のカップリングで収録。

 

寒い冬に大事な人が隣にいない

寂しさを歌った失恋ソングで

優しい歌声に心が温まるR&Bバラード。

歌詞はおなじみMUTEKI DEAD SNAKE、

作編曲はめんまが提供している。

 

この曲は最初に聴いた時から

聴けば聴くほど良くなってきて

今年始めからベスト10を譲ることがなかった。

とくにサビの盛り上がり方が半端ない。

全員が平等に

サビのメロディー歌っているのも良いなぁ。

とき宣は可愛い系が人気ですが

個人的に今年のとき宣で1番好きな楽曲です。

 

感動のライブ映像はこちら。

ラスボス吉川ひよりの潤んだ瞳と表情に

すべて持っていかれてしまった。

これ初披露なんだぜ……。

 

 

 

 

 

 

 

第6位

ukka

『Glow-up-Days』

(2023年6月21日発売)

作詞:咲岡里奈

作曲・編曲:長谷川大介

 

 

2019年に「桜エビ~ず」から改名した

STARDUST PLANET所属のアイドル

「ukka(うっか)」の

メジャー1stシングル

『wonder little love』カップリング曲。

 

継ぎ接ぎだらけの毎日でも 私らしく歩いていこう

不器用な生き方でもいい 今の私が好きだ

という自己肯定感の高まる

メロディアスなシティポップ。

 

この曲大好きすぎる。

とにかくオシャレで

繰り返し聴いても飽きることがない。

「It's all right」の

伸びやかなロングトーンも気持ちいい。

リズミカルでふわりと舞うような

ダンスパフォーマンスも好きなところ。

MVが無いのがもったいないほど。

 

雲で顔を隠したジャケットからも

見た目より中身で勝負するという

意気込みが窺える。

アイドルファン以外の人にも

是非聴いて欲しい一曲。

 

ライブ映像は

ファンが撮影可能タイムで撮ったものが

YouTubeに上がっています。

結城りなのキレのいいダンスと

ニコニコの笑顔に惚れてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

第5位

Peel the Apple

『夏、恋はじめます』

(2022年12月10日配信発売)

作詞・作曲:多田慎也

編曲:島田尚

 

 

第30位『冬色センチメンタル』に続き

2回目の登場となる

「Peel the Apple」

昨年末にリリースした配信EP

『リーリーGo!』に収録された楽曲。

 

友達から恋人になりたい女の子の

もどかしい恋を歌った恋愛ソング。

耳馴染みの良いメロディーに乗せて

「ダーリン」とか「I love you」が

聞こえてきたので

これはさすがに聴いた瞬間に

多田慎也だとわかった。

むしろこの曲からぴるあぽに

注目するようになったから印象深い。

 

サビでハートを描いたり

壁を壊そうとする可愛い振付も好きだが、

やはりこの曲の見せ場は

センター黒嵜菜々子の

ラスサビ前の台詞、

「彼女にしてください」だろう。

王道の中にこういう沸きポイントがあるのは

一粒で二度美味しい。

 

ライブ映像はこちら。

別アレンジの

「彼女にしてください」が見られる。

 

 

 

 

 

 

 

第4位

透色ドロップ

『君と夢と桜と恋と』

(2023年3月15日配信発売)

作詞・作曲:村雲順樹

 

 

「透色ドロップ」も

2曲目のランクイン。

こちらは15曲目の配信シングル。

『君と夢と桜と恋と』

略称は「とととと」

 

卒業の季節にぴったりの

明るくて少し切ない春ソング。

片想いだった人との別れを惜しみつつ、

旅立ちを後押しするような

弾むような軽快なバンドサウンドで

湿っぽくなりすぎてないのがいい。

 

この楽曲のポイントはサビ終わりの

「uh(うっうー)」でしょう。

これがあるのとないのとでは

大きく印象が変わると思う。

アイドルらしい可愛さを入れつつ、

安堵と後悔の混じった

溜息の擬音と解釈することもできる。

とくに意味も無くwow wow言わせる

『WowとYeahとHeyとOhと』で

お馴染みの御大とは違うなぁ。

(それは「あきもと」)

 

 

 

 

 

 

 

第3位

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

『Dream Believers』

(2023年3月29日発売)

作詞:畑亜貴

作曲・編曲:渡辺拓也

 

 

ラブライブ!シリーズ5作目となる

「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」は

6人組の声優アーティストグループ。

スマホ向けアプリ『Link!Like!ラブライブ!』の

オープニングテーマとして発売された

1stEP『Dream Believers』表題曲。

 

これが原点にして頂点。

夢を追いかける少女の

キラキラした物語を書かせたら

右に出る者なしの畑亜貴の作詞に、

Aqoursや声優の楽曲を数多く手掛けた

渡辺拓也による作曲は

シリーズの血を正統に受け継ぎ、

初めて聴いた人にも受け入れやすい

王道アイドルソングに仕上がっている。

歴代のラブライブ楽曲でも

トップ10に入るであろう完成度だ。

冷静に考えて曲が強すぎる。

 

そしてアイドルファンとしては、

「DOLLCHESTRA(ドルケストラ)」の

夕霧綴理役で

元乃木坂46の佐々木琴子が

ラブライブ声優になって、

もう一度アイドルとしてステージに立って

楽しそうにしているのを見るだけで感慨深い。

 

 

キャストによるライブ映像はこちら。

右端が前髪のある佐々木琴子。

 

 

 

 

 

 

 

 

第2位

いぎなり東北産

『わざとあざとエキスパート』

(2023年3月6日配信発売)

(2023年8月9日発売)

 

作詞・作曲:鈴木裕哉

編曲:Yo-SK

 

 

こちらも2曲目の登場、

「いぎなり東北産」の

3月に配信された楽曲

『わざとあざとエキスパート』

8月の3rdミニアルバム

『THE 東北産』に収録されている。

 

この曲もサビの振付を

みんなが真似して踊って

4月頃にTikTokでかなりバズった。

その裏にはメンバー発案で

あざとい可愛い歌詞を入れたり、

可愛い振付のエキスパート

槙田紗子に振付を依頼したのが功を奏し、

楽曲と共に知名度も上昇しました。

 

「好きだっちゃ!ハイ!」

「ハート、ハート、くるくる、チョンチョン」

可愛くてクセになる

キャッチーな言葉のオンパレードに、

「最近なんか気になって仕方ないんだよなー」

<オレモー>

「ごめん、誰より早く伝えたかったんだ」

<イイヨー>などの合いの手が

とにかく楽しくて盛り上がる。

今年1番の沸き曲といえば

コレをおすすめしたい。

 

 

 

 

 

そして……。

 

 

 

楽曲ガチ勢にこのアイドルソングを2023年版、

 

 

 

第1位は――。

 

 

 

 

 

 

第1位

タイトル未定

『花』

(2023年4月18日発売)

作詞:karasu

作曲・編曲:青葉紘季、大山聖福

 

 

「何者かになろうとしなくていい。 

何者でもない今を大切に。」を

コンセプトに活動する

北海道の4人組アイドルグループ

「タイトル未定」

初の全国リリースシングル。

日本テレビ系「バズリズム02」の

4月度のオープニングテーマに起用された。

 

今年堂々の第1位は

タイトル未定の『花』を選びました。

作曲は青葉紘季なので

メロディーの美しさは折紙付き。

溌剌とした歌声が

太陽のように温かくて気持ちいいし、

サビに入った時のユニゾンで

パッと花が咲いたような華やかなイメージになる。

 

とくにライブバージョンの映像は至高で

メンバーの明るく楽しげな表情と

躍動するダンスに光る汗が眩しくて

「これがアイドル」なんだよと感動した。

『花』というタイトルの曲は数多くあるが

また一つ名曲が加わったと思う。

 

雪景色の中で踊るMVは

寒い冬にたくましく育つ雪割草を思わせる。

雪割草の花言葉は「信頼」「忍耐」であり、

札幌ドームを見上げるラストに

「行こう」「君に会いに行くから」という

歌詞の内容を重ねると、

タイトルの『花』とは

アイドルとして成長する自分達を歌ったもので、

札幌ドームやその先の景色を

ファンの方と一緒に見よう、

信じてついてきてくださいという

熱いメッセージにも感じられた。

 

MVはこちら。

 

 

 

 

 

――ということで今年の第1位は

タイトル未定の『花』に決定。

おめでとうございます。

 

 

 

次回は

アイドルソング以外の曲紹介、

2023年アイドルソングの感想など書きます。