「義母と娘のブルース」で初泣き

1月2日にTBS系で

「義母と娘のブルース」が一挙放送。

夜9時から新作SPドラマが放送された。

 

このドラマシリーズ、

2018年に放送されていたらしいが

まったく見ていませんでした。

綾瀬はるかさんの代表作の1つ

と言われるほど

評価の高いドラマとは聞いていたが

そんなに興味は無かったですね。

 

ところが今回、

一挙放送の途中

ちらっと見て面白かったので

夜のSPに向けて

これは最初から見てみたいなと思い

探したら1月7日まで無料で

TVerで見られるそうなので

第1話から見てみました。

 

物語は綾瀬はるか演じる

バリバリのキャリアウーマン亜希子が

竹野内豊演じる子持ちの40男

良一の再婚相手に決まったところから始まる。

どうしてそうなったのか

視聴者はまったくわからず

小学三年生のみゆき（横溝菜帆）と同じく

最初は「この人嫌い」と拒絶反応になる。

 

というのも亜希子は33年間

仕事一筋で生きて来た堅物で

男性経験無し、

常に敬語で話し、

頭の中はビジネスのこと一色、

鉄仮面のように喜怒哀楽を出さない。

みゆきの母は3年前に病死しているが

その母とは似ても似つかない人だった。

なんでお父さんはこんな人と再婚したの？

みゆきが疑問をぶつけても良一は笑うだけ。

 

俺もさすがに亜希子が世間ズレしすぎて

最初は引いていたんだけど

その真面目さを温かく見守るように包む

良一とのふれあいで冷たい心が溶けていき

みゆきとも徐々に距離が縮まっていく。

 

そして明かされる良一の秘密。

実はスキルス性の胃癌を患い

余命幾ばくも無い彼は

1人残った娘を信頼できる人に

育ててもらいたいために

ダメ元で亜希子に結婚を申し入れた。

亜希子は結婚など考えてもいなかったが

今まで気軽に話せる話し相手すらいなくて

寂しかった反動でこの申し出を了承した。

 

序盤からウルッとくる場面はあったが

やっぱり良一が死んでしまう第6話。

葬式を1人でテキパキ涙も見せず

仕切ろうとする亜希子に

近所のおばちゃん下山が

「バカなのかい？キャリアウーマンってのは。

あんたの役目はそんなことじゃないだろ。

悲しむことだよ。みゆきちゃんと一緒に。

みゆきちゃんの母親はあんたしかいないんだよ」

ここでガチ泣き。

その後初めてみゆきが

「亜希子さん」から「お母さん」と呼んで

泣きながら抱き合う場面で大号泣した。

やべえこんな泣けるドラマだったのか。

 

とにかく演技が素晴らしい。

綾瀬はるかさん、竹野内豊さん、

横溝菜帆ちゃん、上白石萌歌ちゃん、

佐藤健さんという豪華キャストが

生き生きと演じていて感情移入できる。

 

そしてエンディングに流れるMISIAの歌。

『アイノカタチ』を聞くだけで

泣けてくるようになってしまった。

 

 

 

一応6話まで見て第2章に入り、

なんとか9時のSPに間に合った。

 

そのSPの内容は

ベーカリー麦田を買収する

外資系ファンドのボスが

亡き夫・良一にそっくりの岩城良治。

（竹野内豊の二役）

憎い相手のはずが

ときめいてしまうという葛藤。

 

佐藤健が演じる麦田が

バカまっしぐらなので笑いを誘いつつ

ハラハラする展開もあり、

池井戸作品みたいな

痛快なやり返しもあって

最後はしっかり泣かせるという

なかなかみどころが多いSPだった。

 

最後の写真はいろんな想いがある。

憎い相手に髭をそってもらって

代理をやってもらっても

隣に写ってるのは良一じゃないし

不愉快に思う人もいるだろう。

 

俺はみゆきの想いを大事にしたいと思った。

つまり、ヒゲには明日があっても

良一さんには「明日が来ない」と

悲しんでいた亜希子さんを見て

ウエディングドレスを着て

一緒に写真を撮るという「明日」を

亜希子さんに

プレゼントしたかったんじゃないかな。

でも寸前で神様（あるいは良一？）が

いたずらをしたと。

だからこれはこれでいい終わり方だったよ。

 

 

 

まだ7話以降を見てないので

7日までに続きを見ていこうかと思ってます。