2020年コロナの自粛期間で

家にいる時間が増え

映画や読書をする人が増えたためか

ある韓国ドラマが話題になった。

 

『愛の不時着』

 

Netflixで視聴できるドラマで

「韓国の財閥令嬢がパラシュートの事故で、北朝鮮の非武装地帯に不時着し、そこで出会ったイケメン中隊長の家に匿ってもらいながら生活するうちに愛が芽生える」

簡単に言うとそんな話らしい。

正直この設定は上手いと思った。

 

普通に生活していたら

絶対に出会うはずのない2人が出会い

好きになってはいけない相手を

好きになってしまうというロマンス。

国境という大きすぎる壁を

どうやって越えるのか?

ただの恋愛ドラマだったら

俺も食指が動かなかったけど

正体がバレたら殺される緊張感もあり

そこに軍内部の陰謀や兄の敵討ち

ユン家の財産問題も絡み

派手なアクションシーンもあると聞き、

これは見なきゃと思い立ち

『愛の不時着』を見ました。

 

 

 

 

………。

 

 

 

 

全16話見終わった今の俺。

モーーーレツに感動しています。

これは各方面で話題になるだけあるし

Netflix日本の人気ランキングで

常にトップにいるのも納得の作品。

 

正直最初の1話だけは説明が多くて

あまり面白いと思えなかったけど

本当の面白さは2話以降にある。

とくに印象に残ったのは第6話のラスト。

あそこであの展開になるとは!?

もう号泣して7話冒頭でも泣き、

8話も泣いて9話も泣いて……と

後半は毎回泣かされっぱなしでした。

 

韓国ドラマを真剣に見たのは

おそらくこれが初めてで

(韓国映画は観るけど)

今までいろんな

日本のドラマも見てきたけど

個人的に好きなドラマの1位に

余裕で躍り出るくらい素晴らしかった。

 

以下、自分なりに

心に残った部分の感想を書きます。

ネタバレありなので

ここまで読んで興味の無い方や

未視聴の人はお帰りください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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■登場人物について

 

なんと言っても

リ・ジョンヒョクしー。

 

顔天才でクールで優しくて

料理もできるピアノも弾ける

正義感もあって格闘も強く

命がけで愛する人を守る。

そうかと思えば

嫉妬して子供っぽく拗ねたり

嘘が下手で恋愛下手で

完璧すぎないのも人間味がある。

もう最高にかっこよかったです。

 

とくに第2話の家に匿うことになってから

停電の夜に泣いてるユン・セリの

泣き顔を見えないように

指でロウソクを消した場面の紳士さと、

セリが連行されてるところに

729ナンバーの車で駆けつけたジョンヒョクが

何を言うかと思えば

「僕の婚約者になんのマネですか」

大胆な嘘をついた場面でキュンとなった。

そこで画面が止まってBGM流れるの

さすがに反則。

 

韓国の財閥令嬢のユン・セリ。

とにかくソン・イェジンさんの演技力高すぎ!

 

でも最初は嫌な女の印象だった。

態度はでかいしプライドは高い、

しかも文句ばっかり言う。

第1話の森で左右の道で迷う場面で

右が正解だとジョンヒョクから聞いたのに

私の選択はいつも正しいと自信を持って

あえて左に行った時はこいつアホかと思ったが

実はその選択こそが本当に正しくなるわけで。

 

第5中隊のみんなや

舎宅村の奥さんと仲良くなって

ジョンヒョクとの関係も深くなるにつれて

どんどん感情移入できるようになり、

セリが泣く場面は

もれなく俺も泣いてしまうハメになる。

 

南の詐欺師ク・スンジュンは

主人公たちを助けるキーパーソン。

ひ弱で口だけ達者な男で

ピエロな役割を演じつつも

最後は愛する女を救うために

男を見せて視聴者を号泣させた。

「人がときめくのは結末を知らないからだ」

という名言も残す。

 

美人のソ・ダン。

ジョンヒョクの婚約者だったが

セリの登場で破談になり、

その後スンジュンと恋愛するが

スンジュンを誘い出す餌に使われて

スンジュンを殺される可愛そうな役。

こっちのカップルも幸せになってほしかった。

 

第5中隊の隊員4人。

おしゃべりで酒好きのピョ・チス。

韓国ドラマ好きのキム・ジュモク。

イケメン運転手のパク・グァンボム。

家族思いのクム・ウンドン。

仲間を裏切らない絆の強さに感動。

 

ヨンエたち奥さんグループも

最初は冷たい感じだったが

セリと仲良くなってから

何かと気にかけてくれるのが良かった。

後半はハラハラしすぎて

あの村パートが入ると

いい息抜きになって和んでました(笑)

 

悪人チョ・チョルガン少佐。

物語の核になるヒール役として

十分な働きだった。

こいつが引っかき回してくれたおかげで

かなり面白くなったし

最後はきちんと死んでくれたので

(ここ大事)

役割は十分果たした。

 

長男セジュンは愚兄だったが

次男セジョンと妻サンアが1番クズ。

とくにサンアが1番ムカついたな。

 

セリの母は血が繋がってなくて

最初はお互い嫌ってたけど

最後は1番信頼できる人になって良かった。

ジョンヒョクの母もずっと優しかったし

口うるさいダンの母も最後は娘の幸せを

最優先する姿に愛を感じた。

 

ちなみに俺が1番好きなタイプは

12話に登場した

「私とお話しした方が早いと思いますが」

と言ったセリズ・チョイスの

おっぱいの大きいお姉さんだ……!

 

 

■伏線について

 

韓国について詳しくないので

小ネタとかもわからないけど

わかるだけ伏線を拾ってみます。

 

#1

【スイス】

「パラグライダーの資格が?」と聞かれ「スイスに行った時に取ったの」と答えるユン・セリ。

  • 後に重要になるスイス旅行の伏線。

【マスコミが大騒ぎ】

セリ「忙しくなりそうなの。急いで上らないといけなくて」(「どこにですか?」)「ずっと上よ」(「今も十分上にいるのでは?」)「早ければ明日の朝、マスコミは私の話で大騒ぎになるわ」

  • セリはパラグライダーの商品テストのことを言ってるが別の意味で大騒ぎになって伏線回収される。上とは会長の座のことだが、地図上の上にある北朝鮮にも当てはまる。すれ違いコントみたいで面白い。

【ジョンヒョクの跳び蹴り】

盗掘者が銃を撃とうとした瞬間、ジョンヒョクが跳び蹴りで発砲を阻止する。

  • 似た状況でチョルガンたちと対峙した#13で回収。発砲したチョルガンに跳び蹴りをくらわせた。

【人は高く上る時もあれば低く沈む時もある】

チョルガン「人は高く上る時もあれば低く沈む時もあるものだ。それが人生だろ」

  • #9ではジョンヒョクに対してお前はもう終わりだという意味で使う。最後は自身にはね返ってくる言葉。

【パラシュート用ツナギで抱きつく】

木の上から降りたセリをジョンヒョクが抱きとめる。

  • #16でのスイスの再会場面も似たシチュエーション。

【セリの住所】

ジョンヒョクに家を聞かれ「ソウル市江南区清……」まで答えるがそれ以上は教えないと断った。

  • このときの会話をジョンヒョクは覚えていて#10の最後で再会する。途中までしか教えてくれなかったからとセリに文句を言うのもここにつながる。

#2

【セリの選択①】

セリが私の選択は常に正しいと自信を持って、分かれ道で正解の右ではなく、左を選ぶ。

  • 北朝鮮に向かう間違った選択だったが結果的に正しいものとなる。

【南の食事のマナー】

ジョンヒョクに食事を出されたとき、南ではゲストがホストに一口食べさせるという嘘のマナーで毒味をやらせようとする。

  • 後に#11でセリが出した食事(チキン)をジョンヒョクが逆に一口食べさせようとする。

【パラグライダー】

ジュモクたちがジョンヒョクの家にやってきた時、パラグライダーとセリのツナギを持っている。

  • このときからパラグライダーは家にあって、#4で置き手紙をしたセリはパラグライダーを引きずってチャナム山に向かった。

【フライカジマ】

セリが「1日2食はお肉を食べる」と言うと、チスが「フライカジマラ(ホラを吹くな)」と北朝鮮の言葉で返したのでセリが「フライカジマ?」と聞き返す。

  • ホラを吹くな、嘘をつくなという意味。#11の駐車場でジョンヒョクを狙うチョルガンに対してセリは「チョ・チョルガン、フライカジマ!」と怒鳴った。

【ジョンヒョクの願書】

宿泊検閲の直前、セリが本棚でジョンヒョクの願書やピアノの楽譜を見つける。「どこかで会ったような?」

  • とてもわかりやすい伏線。スイスで会っている。

#3

【兄のための曲①】

ムヒョクは弟ジョンヒョクが自分のために作った曲があると同僚に話す。

  • 思い出の曲のための伏線。オリジナルのため他の人は知らない。#7の回想で曲を弾く。

【南朝鮮のドラマの危機回避】

ジュモクが南朝鮮のドラマでは隠れてる時にバレそうになったら男女が抱き合ったり口づけするという話に真剣に聞き入るジョンヒョク。

  • #3のラストの船倉でのキスへつながる。

【100%恋に落ちる】

ジュモク「100%恋に落ちます。例外のドラマは1本もない」

  • 正解。

【ジウ姫との食事】

セリの韓流ラブ賞の賞品でチェ・ジウとの昼食を選ぶジュモク。

  • この約束は#13で実現する。

【トマト栽培】

セリが物売りからトマトの苗を買って

ジョンヒョクに育てるように言う。

きれいな言葉を1日10個言うとよいとアドバイス。

ちなみにジョンヒョクが言ったのは

①海②日差し③山つつじ④露⑤いわし雲⑥三毛猫⑦凧(取り消し)⑦バラ⑧そよ風⑨初雪⑩ピアノ

  • これがネットアカウント名「トマト栽培者」の由来。#16では逆になって、セリがエーデルワイスの花を育てる。セリが言った10の言葉は①美人経営者②ストップ高③ストックオプション④爆発的売上⑤優秀ブランド⑥高収益⑦上場企業⑧業界1位⑨限定版⑩リ・ジョンヒョク

#4

【マンボクの財布】

市場で肉を買うマンボクがひったくりに財布を盗まれるが、ジョンヒョクが追いかけて取り返してもらう。マンボクはその財布から1枚の紙を取り出した。

  • この財布自体がムヒョクからのプレゼントだったのが#10で判明する。

【夜の海に幼いセリ】

セリの継母ジョンヨンの回想で、夜の海で数を数える幼いセリの姿が出てくる。

  • 継母の後悔、幼いセリを置き去りにした過去が#12で詳しく語られる。#4ラストで市場の暗闇の中に置き去りにされたセリにもつながる。

【指ハート】

セリはジョンヒョクに感謝の気持ちを伝えるため、指でハートを作る。

  • この指ハートが後にジョンヒョクを悩ませる。#5でジョンヒョクの目の前で中隊の部下全員に指ハートを送り、しかもグァンボムには2回も送っていた。自分より多い……とふてくされる。#16の軍事境界線の別れではウンドンが両手を使ってセリに指ハートを送っている。

【スンジュンの射撃】

ライフルで飛んでいるキジを撃ち落とす。「南でクレー射撃をしてたので」

  • #15でダンを助けに来たスンジュンがライフルで正確に敵を倒すための伏線。

【壊れたカメラ】

ジョンヒョクが戸棚から布に包まれたカメラを取り出してスイスの回想をする。

  • このカメラは壊れていて修理が必要。#16でスイスで撮った写真の中にセリの姿も……。

#5

【運転する時は横も見る】

ジョンヒョクが本当の婚約者がいることをセリに打ち明ける。そこから口論になりセリが一線を越えないことを強調するため「運転してる時も車線を越えず、横も見ないでまっすぐ走るの」と例えると、ジョンヒョクに「運転してるときは横も見ないと」と冷静に突っ込まれる。

  • 笑いを誘うシーンだが#16のメールに同じ忠告が出てくる。

【織姫と彦星】

村の奥さん連中にセリは自分とジョンヒョクの関係は「織姫と彦星」だと説明する。

  • 2人は障害があって会いたくても会えない関係だという意味だが、最終的な2人の結末も暗示している。1年に2週間スイスでしか会えない。ちなみに、セリは最初は「ロミオとジュリエット」で例えたが、そのままだと悲恋で終わったかもしれない?

【ムヒョクの時計①】

セリが質屋に時計を預けた時、高級時計ショパールのアルパインイーグルを見て「これ本物よ」と驚く。何年も預けたままらしい。

  • 超重要な兄ムヒョクの時計。この中にチョルガンの不正を暴くデータ入りカードが隠してあった。ムヒョクが身の危険を感じて質屋に保管していたことが後で判明する。#8でジョンヒョクがプレゼントした場面が回想で描かれている。

【口を割らない部下】

チョルガンに11課の女について中隊の部下から聞きだそうとしたが、ウンドンは「僕が最後では?それでもまだ何の情報も?僕も何も知りません」と黙秘する。

  • 仲間が誰も裏切っていないことを知り絶対に口を割らない部下たち。#15で国家情報院の取り調べでも全員黙秘した。

【友達とは仲良くしなさい】

いじめられていたウピルを助けるセリ。ウピルの父マンボクは「友達とは仲良くしなさい」と教えているので反抗しなかった。セリは「いじめっことは仲良くなれない。殴られる前に先にパンチを食らわせなさい」

  • セリはウピルにはああ言ったけど#14でマンボクに「お父さんの教えが正しいといいなって、そう思いました」と、危険を承知で中隊メンバーに同行して韓国に来たマンボクに感謝する。#16ではウピルに友達ができて遊んでいるシーンがある。

【ムヒョクの時計②】

列車の外でお金を見せた際、セリが質屋に行ったくだりを説明し「高級な男物の時計もあった」とさりげなく言う。

  • 残念ながらジョンヒョクはこの時点では時計に感心が無いため無視された。#8でスンジュンからもらった指輪と交換し、その後セリが家の外に落とし、ウピルが拾い、父マンボクからジョンヒョクの手に渡る。

【将来のことは考えない】

セリが「あなたは将来いい夫や父親になる」と言うと、ジョンヒョクは「将来のことは考えない」と答える。その理由は?「考えていた将来と違ったら悲しくなるから」

  • ジョンヒョクは兄を亡くしてから将来を考えず淡々とすごそうと決めていた。誰も愛さずにいれば誰も傷つかないから。その考えはセリと出会って変化する。#14の撃たれたセリの手術を病院で待つ場面で「でも今後は、つらくてもかまわないから君がいる人生を送りたい。かなわぬ夢でもいいから未来を夢見てみたい」と誓った。

【間違った電車が時には目的地に運ぶ】

ジョンヒョクの過去に悲しいことがあったと察したセリは、元気づけるためにインドの言葉を教える。「間違った電車が時には目的地に運ぶ。私もそうだった。乗り間違いの連続」

  • #16のスイスの再会はジョンヒョクが1本列車を乗り間違ったために再会できた。実は昨年もお互いスイスには来ていたようだが会えなかったのだ……。

#6

【盗聴器探し】

平壌ホテルでジョンヒョクが盗聴器を片っ端から外す。

  • #8でセリが同じように盗聴器を外す伏線。

【運命と偶然の違い】

平壌でスンジュンに会って「相当な運命を感じる」とセリが言うと、ジョンヒョクは僕の方が運命の出会いだと熱弁する。「空から落ちて来た女性と自宅で再会した場合は?僕は怒ってるわけではなく、偶然と運命の違いを……」

  • #9でセリはジョンヒョクと出会ったことを「運命よ」と認める。「空から落ちて来た女性」という言い方は38度線を越える前の会話で再び登場。(後述の#9【降臨】へ)#15でセリとスンジュンが平壌で会ったことを聞いたヘジは「そこでバッタリ会うなんて、運命かしら」と言うと、セリはスンジュンとは「偶然よ」ときっぱり否定する。

【僕の見える所にいてくれ】

ジョンヒョクが「僕の見える所にいてくれ」とセリに怒る。セリ「いたらどうだっていうのよ?」ジョンヒョク「安全だ。見えてる間は」

  • 目の届く所にいれば必ず僕が守るという決意。#6のラストで回収。#14の意識を取り戻したセリがジョンヒョクを呼ぶ時にこの時の会話を引用。

【喜び悲しみ病】

セリの「私たちは(恋愛感情が)芽生えちゃダメよね」に、ジョンヒョクが「ああ、芽生えたらまずい」と同意すると、セリがムっとした顔で「なんでまずいの?」と急に怒り出す。 ジョンヒョク「何か病気でも患ってるのか?喜び悲しみ病みたいな」

  • 喜び悲しみ病(躁鬱病)なのか?というツッコミは、#8でも登場する。病院に隊員たちが見舞いに来た時、ジョンヒョクが急に怒ったり喜んだりするから、隊員たちに「喜び悲しみ病では?」と心配された。

【ススキ】

セリがススキをマイクに見立ててキム・ジヨンの『冷たい風が吹いたら』を歌う。

  • #8のラストの銃声の後、セリを連れ去った車の手前にススキが映っている。「冷たい風が吹いたら私はここを去ったのだと思ってください」という歌詞も伏線。

【命がけでかばう】

ジョンヒョクがセリをかばって武装トラック兵に銃弾で撃たれる。

  • #13でチョルガンの銃弾に車で突っ込んだセリが撃たれる逆パターンの回収。

#7

【兄のための曲②】

スイスでジョンヒョクが兄のために作った曲を弾く回想シーン。ピアノ越しに海に浮かぶクルーザーが見える。

  • このクルーザーにセリが乗っていて曲を聞いたのだがこの時点では明かされず、#7のエピローグでセリがこの曲を弾き「偶然聞いたけど誰の曲なのかわからないの」と言わせ、ここで視聴者側が2人のつながりに気づく。1回しか聞いたことのない曲を正確に覚えている記憶力には多少疑問もあるが、#3でセリはピアノの腕は人並み以上で「エリーゼのために」は暗譜で弾けると自慢しているのが曲を記憶していた伏線になっている。

【リ・ジョンヒョク推し】

ヒョン・ミンジに推しメンを聞かれたセリが答える。「リ・ジョンヒョク。魅力がやばいの」

  • この人がジョンヒョクに、セリが自分をとても好きなことを教えてくれる。時には他人から自分の評価を聞くのが効果的な場合もある。

#8

【セリ誘拐】

軍事局長にジョンヒョクが南朝鮮の女をかくまっていることを伝えると「その女を私のもとへ連れて来い」と言われる。

  • これは伏線というよりミスリードに使われた。セリが拉致された時にチョルガンの仕業と思い込ませるため。ダンが総政治局長のもとを訪ねるシーンがセリ誘拐の伏線。

【ユン会長の手回し】

セリズ・チョイスのチーム長たちが頑張ったおかげでユン会長にセリが生きていたことが伝わった。

  • 会長が裏で手を回して極秘で保護したという伏線。それでも警察や国家情報院の取り調べをすり抜けるのは難しそうだが……。

【挨拶は必要だ】

セリからジョンヒョクに別れの電話。「挨拶はもう何度もしたし、必要ないわよね」 セリの声の震えから何かあったと察知したジョンヒョク。「駄目だ。何度もしたけど挨拶は必要だ。どうしても挨拶したいから場所を言って……」

  • #13でセリも同じことを中隊員たちに言い、#16では継母がセリに言う。

#9

【無意識に救われていた】

セリが思い出の曲を弾き、その曲がジョンヒョクの作った曲で、あの日湖で演奏したのがジョンヒョクと知り、死のうと思っていたセリを無意識に救っていたことがわかる。

  • 逆のパターンで#12で回収。セリが質屋で交換したムヒョクの時計はクリスマスプレゼントで買った物だが、その中に重要なデータが隠されていて助けられた。

【ジョンヒョクは夜目が利く】

部下たちは中隊長は夜目が利くし方向感覚も優れていると言う。

  • セリを軍事境界線まで送る時に道を間違えたふりをしたが、実際は暗闇の中でも行動可能。#11では駐車場でチョルガンに襲われたセリの元に素早く駆けつけて証明している。

【降臨】

軍事境界線の別れの時、セリが「私を完全には忘れないで」と言う。 ジョンヒョク「忘れられない。空から落ちて来た女性を忘れられるか」 セリ「落ちたんじゃなくて降臨よ」

  • #16の再会では「降臨」という言い方を今度はジョンヒョクが使う。

【本のタイトルで愛を伝える】

セリがジョンヒョクの家の本を並べ替えて、タイトルの頭を左から続けて読むと「サ」「ラン」「ヘ」「リ」「ジョン」「ヒョク」になる。

  • これも逆で返すパターン。「ユン」「セ」「リ」「サ」「ラン」「ヘ」

#10

【会いたいと心から願えば…】

60年前息子が戦争に行った空き家での回想シーン。セリがジョンヒョクに「会いたいと心から願えば会いたい人に会えるかな」と質問する。ジョンヒョクは「願うしかない。願ってないと生きていられないから」と答えた。

  • #16の別れ際の会話に繋がる。そこでジョンヒョクは「きっと会える」と答え、その通りになった。さらに#16ラストではセリが母に望みが薄いのにスイスに行き続けるのかと聞かれて「会いたいと願わないと生きていけないから」とジョンヒョクの言葉を引用している。

【スンジュンからもらった指輪の行方】

セリに贈った婚約指輪が無くなっていることを知ったスンジュンが質問したら、市場の質店に預けたと言われる。

  • スンジュンが指輪を買い戻すための伏線。この指輪は#15でスンジュンが入手しダンに贈られる。

【セリの選択②】

眠れなくて夜の街を歩くセリは愛とは何か想いを巡らせる。「あなたに会うためならあの出来事を最初からもう一度繰り返しても構わないと思えたら、それが愛だろうか

  • #15で危篤状態のセリは夢を見る。その夢の中でセリはパラグライダーのテストでこの後どうなるかすべてわかっている能力があった。わかっていながらもう一度繰り返すため、そしてジョンヒョクに会うためにパラグライダーのテストに向かう選択をする。

【マンボクの役割】

ジョンヒョクを連れ戻せと言われた中隊員に盗聴者のマンボクが同行する。

  • 秘密を知る者は少ない方がいいに決まっているし、韓国に詳しいなどの理由があるわけでもないのに、なぜマンボクが?と誰もが思っただろう。マンボクが付いてくること自体が後の展開の伏線といえる。チョルガンと絡ませて裏切りか正義か揺れたり、盗聴器のおかげで継母との関係が修復し、次男夫婦の陰謀も暴くことができた。死にそうなフラグも多いので脚本にとってオイシイ役割のキャラである。

【南の連中も同じ人間だ】

先にスパイとして韓国に入っていたドングから、「南の連中も同じ人間だ。恐れるな」とアドバイスもらう。

  • #15の国家情報院に連行される場面で思い出す。

#11

【遠いところに行った夫】

奥さん連中がよく当たる占い師に見てもらうと、ミョンスンに向かって南の言葉で話し、夫は遠くへ行った。平壌じゃない、もっと遠くだよ。帰って来られない」と不吉なことを言う。さらに「人の心配をしてる場合じゃない」とヨンエに言い、「村に血の嵐が吹き荒れる」と予言した。

  • ミョンスンの夫マンボクは南の韓国へ行ってしばらく帰って来られない。おそらく深読みする人にマンボクが死ぬのではないかとミスリードしたいのだろう。ヨンエの夫はチョルガンに加担した罪で逮捕される。血の嵐は吹かなかったがミョンスンが連れていかれそうだったり、スンジュンが殺されそうになった。

【車のエンジンルームノック】

寒い日は車のエンジンルームを叩くというジョンヒョク。

  • 後にセリがこれを真似をして、チョルガンが車の後部座席に乗っているのを発見する。

【ラーメンを食べる意味】

スンジュンがダンと一緒にラーメンを食べる。韓国では「ラミョン モッコ カッレヨ?(ラーメン食べる?)」は誰にでもは言わない、他の男に誘われたら断れと忠告する。ダンは「私はいいのに」と返し、スンジュンは何がいいのか聞いたがダンは笑って答えてくれなかった。

  • この時の疑問がずっと頭の片隅にあって、スンジュンは#16の死の間際にもう1度質問する。スンジュンに誘われるのならOKという好意を向けられていたシーン。韓国映画『春の日は過ぎゆく』が由来で「うちに来る?」という隠語らしい。

#12

【ダンの復讐】

スンジュンは「真の復讐は俺が幸せになってやること」だと言うと、ダンは「相手に泣かされたら、倍返ししてやるのが真の復讐だわ」と否定。

  • スンジュンを殺されたダンは復讐することを忘れなかった。

【ピアノコンサートの約束】

ジョンヒョクが「またピアノをやる」と言うと、セリが「私がコンサートを開いてあげる」と約束する。

  • 最終回に向けて着々と伏線が張ってある。#16でスイスに財団を立ち上げコンサートを開いた。

#13

【クロスフィンガー】

指をクロスさせて言った言葉は嘘をついても許される。アメリカではホラをふくという意味らしい。

  • ネタバラシではセリがジュモクの服を触りながら指をクロスさせているが、実はその映像は後出しで手元は映っていない。

#14

【不時着の意味】

愛するセリが撃たれ、ジョンヒョクが病院で想いを巡らせる。ジョンヒョクは兄を失ってから将来を考えず、淡々とすごそうと決意していた。誰も愛さなければ誰も失わない。そんなジョンヒョクの気持ちが変わったのはセリとの出会いだった。「ある日、僕の世界に不時着した君に会うまでは

  • タイトルの「不時着」は「北朝鮮への不時着」の意味と、もうひとつ「ジョンヒョクの世界への不時着」の意味もあることが明らかになる。

#15

【独断で裁判を省く軍事部長】

総政治局長と軍事部長の会話の中で、捕まえた南のスパイの中には冤罪なのに軍事部長が裁判を省いて投獄した者もいると指摘する。

  • #16でどうせ裁判で死刑になるからと言って軍事部長がジョンヒョクたちを殺そうとしたところを総政治局長に見つかる。

 

■笑ったシーン

 

#1

  • 僕は地雷の専門家だと言って偉そうに歩きながら地雷を踏んで動けなくなる。

#2

  • ピョ・チスがジョンヒョクの家にやってきて、あの女が死んだと思って陽気にしゃべっていたらセリが生きていて驚く場面。続いてやってきた中隊のメンバーとのやりとり。
  • 緊急の時だけ電話をかけろと言ったら、シャンプーがない、アロマキャンドルがほしい、お湯が出ないと頻繁に電話してくる。
  • ジョンヒョクが買ってきた下着のサイズが大きめで、セリが「こんなに過大評価してくれてたの。合うだろうけど」と嬉しそうに笑う。

#3

  • ジョンヒョクの婚約者が気になる奥さん連中に、セリが11課の女のフリをして「どんな任務についていたか絶対に口外しない規則なんです。すべては徹底的に機密とされます。ご存じでは?」と圧をかけて黙らせる。
  • ジョンヒョクが振られたことにして、6ヶ月は哀悼してやせこけてくれとセリが早口でまくし立てるとジョンヒョクが鼻で笑う。セリは同意を求めたが無言なので「居座るわよ」と言うと、即「同意する」と返された。
  • 1人だけ賞状をもらえなくてふてくされて立ち去るジョンヒョク。

#4

  • 船倉で抱き合ったジョンヒョクたちを船渡しのおじさんが必死に弁明。警備艇長が戸惑いながら「共和国の新芽を芽吹かせていたのですか?」と聞いてくる。
  • ジョンヒョクが自転車で帰っていると大佐の家からセリの声が聞こえて、帰りにばったり会ったようにみせようと自転車で坂道を戻って下りてを繰り返す。

#5

  • 奥さん連中がセリのところにタルメㇰ(干しダラとビール)で押しかけた帰り、泥酔したウォルスクがヨンエの夫を「ただの老いたタヌキ」と言ってしまう。
  • お金が無いセリがお礼に指ハートを中隊メンバー全員に贈ると、「君は心臓がいくつあるんだ」とあからさまに機嫌が悪くなるジョンヒョク。
  • 列車の外で布団やトウモロコシや洗顔水をセリにねだられ、「そんなに買ってここで暮らすつもりか?」とジョンヒョクにつっこまれる。

#6

  • セリのボディーガードと言われたジョンヒョクが「管理監督だ。僕が君を守って歩いてるとでも?」と憤慨しながら、しっかりセリを守って歩く。
  • 平壌でスンジュンに会ったことを運命の出会いだとセリが言うと、ジョンヒョクは僕の方が運命の出会いだと熱弁する。「空から落ちて来た女性と自宅で再会した場合は?僕は怒ってるわけではなく、偶然と運命の違いを……」 セリ「私を運命の人だと思いたいの?」

#7

  • 病院へ行く道が工事中。セリが私の大好きな映画は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」と言って車で突っ切る。

#8

  • ヨンエの息子ナムシクが「僕は100点だったよ」と言うが、テストの合計点が100点で、大恥をかいたヨンエがバットで追いかける。

#9

  • ジョンヒョクが総政治局長の息子という噂を隊員たちに流して、それが大佐に伝わるまでの経緯。手のひらを返したようにことが運んで釈放される。

#10

  • 「寝る間を惜しんで働け」が口癖だったセリが「少しは休憩して」と言い、北漢山で北の方を見て泣くセリの姿にチーム長が混乱する。

#11

  • 冷蔵庫に食べ物が無いのを見られたセリは小食姫だと言い訳するが、ジョンヒョクは今までのことを思い出す。「小食じゃなかった」

#12

  • 漢方サウナで隊員たちが成果を発表し合う。実はみんなどこかでニアミスしていた。
  • ウンドンのネットゲームの対戦相手がジョンヒョクだった。敗北したジョンヒョク「許さん。血のにじむ努力め」
  • セリの家で焼き肉。ジョンヒョクは苦労してここまで来たからしっかり食べろと焼き係になるが、セリにばかり肉をあげて山盛りにする。

#13

  • 膝の破れたジーンズが売っているのを見て、チスが「見ろ、ボロ雑巾のようだ。寒風にやられるぞ」と馬鹿にしたら、グァンボムがそのジーンズをオシャレに履いてしまう。
  • セリが元彼と復縁の噂を否定し、彼は私を通り過ぎただけと説明したら、ジョンヒョクが「僕も通り過ぎるだけ?」といじける。セリは嬉しそう。「ヒョクちゃん、嫉妬してるの?」
  • ウンドンがネットゲームの対戦相手「血のにじむ努力」と知って、再び怒りがこみあげてくるジョンヒョク。

#14

  • ヨンエが夫の釈放に尽力してくれたミョンウンを食事に招く。その席で泥酔したウォルスクがミョンウンを少しうるさい人と言ったり「浮気をやり返した」と口が滑る。
  • セリが銃弾の痕が残ってビキニが着られないと言うと、ジョンヒョクは服をまくりあげて脇腹を14針縫ったと自慢し、この間の左肩の傷や腰の傷を見せて、頬も傷があると顔を近づけてキス。そこに中隊員たちが入ってきて、服をはだけて何をやってるんですかとつっこまれる。
  • セリの介護に熱心なジョンヒョク。ジュモクが「目やにまで取ってあげそう」と冷やかしていたら、本当に目やにを取ってあげるジョンヒョク。

#15

  • 自動販売機を初めて見たウンドンが、中に人が入っていて牛乳を温めて出してくれるとチスとジュモクに嘘を教えられ、本気にしたウンドンは自動販売機に向かって「お疲れ様」と労う。
  • 国家情報院で、ジョンヒョクがドアマンをしている映像や暴走するベビーカーを止めたり木にひっかかった風船を取ってあげたり良いところばかりプレゼンする若手。
  • 国家情報院でセリのクレジットカードの内訳を調べると、ネットカフェやゲームの課金やチェ・ジウのドラマのダウンロード、安いジャンクフードばかりだった……という内容を熱心に説明する若手。「念のため店舗の相関関係について把握を……」 課長「やめろ、把握するな。こいつら何だ。金遣いがセコい?」
  • 国家情報院でセリに対するジョンヒョクの心理を分析した結果、「恋に落ちた男性の行動」と指摘する若手。課長「分析が必要か?見ればわかるだろ!」

#16

  • 数ヶ月ぶりにジョンヒョクが帰るので舎宅村の奥さんたちが色めき立つ。ウォルスクは唇が火事になったような真っ赤な口紅を冷やかされる。 ウォルスク「市場で大枚はたいて買った南町の口紅よ。商品名は『春を呼ぶ唇』」 オックム「とうがらしみそと間違えて魚が呼ばれて来そう」
  • 新しい中隊長がピョ・チスと聞いたウォルスクたちが目に見えるほどがっかりする。食事が始まるとさりげなくジョンヒョクの前にばかり肉を配置していく。

 

■泣いたシーン

 

◎涙腺崩壊

○ヤバイ

△ウルッと

 

#1

  • △森の中を逃げて転んだセリが「お母さん」と言う。嫌ってはいても心のどこかに母への想いが残っている。

#2

  • △アロマキャンドルを頼んだら普通のロウソクを買って帰るジョンヒョク。セリが停電になった恐怖とジョンヒョクが戻った安心感から泣き出す。「ごめんなさい。あなたも迷惑よね。でも私もあきれてるの。なぜ私がこんな目に……」 来るつもりもなかった北朝鮮で「知らない人の前で泣くハメになるなんて嫌になるわ」というと、ジョンヒョクが指で火を消す。「もう見えない。心配するな」

#3

  • △船渡しでセリを帰国させるため船着き場に向かう車中での会話。セリが髪を結んでいたハンカチを返し「もう会えないわね」 ジョンヒョク「たぶん」 セリ「アフリカにも南極にも行けるのに、あなたはよりによって、ここにいるのね」と寂しそうに言う。

#4

  • ○市場の暗闇の中に置き去りにされたセリは、幼い頃に同じように海岸で置き去りにされたトラウマが蘇り動けなくなる。そこにアロマキャンドルを持ったジョンヒョクが迎えに来る。「今回は香りのするロウソクだ。合ってる?」

#5

  • △「耳野郎の息子」とウピルがいじめられたと聞かされるマンボク。耳野郎は最低の仕事だと自覚しながら、マンボクは盗聴が原因で殴られたことや助けてくれたムヒョクのことを思い出し、ベッドで泣く。

#6

  • △大同江でビールを飲んで酔っ払ったセリがジョンヒョクの肩に寄りかかってくる。「私の頭が重いのは頭の中が混乱してるからなの」 ジョンヒョク「帰れるのになぜ混乱する?喜べばいいのに」 セリが答える。「幸せなの。幸せだから混乱してるの」
  • ○ジョンヒョクがセリに別れを言う場面。セリ「あなたとは違って……私は恋しくなると思う。時々、思い出すと思う。いいえ……何度も。でも私たちは連絡も取り合えない。それが残念だわ」 しかしジョンヒョクは冷たい言葉で返す。「ここを去った瞬間、僕のことも全部忘れて……国で元気にすごしてくれ。悪い夢だったと思え」 ジョンヒョクの差し出した手をセリは涙目でみつめる。「握手じゃなく、抱きしめてよ。最後なのに……」
  • ◎武装トラック部隊からセリを守ったジョンヒョクが銃弾に倒れる。セリが抱きかかえて号泣。回想シーンへ。チョルガンの妨害に備えて二重警護でバイクを走らせるジョンヒョク。「約束したんだ。見えてる間は守ってやると……」

#7

  • ○病院でセリが血のついたジョンヒョクの軍服を持ち上げたら、平壌で撮ったセリの写真が落ちる。記念に一緒に写真を撮ろうと言ったら「記念を残す理由はない」と断ったのに、こっそり1枚持っていたのだ。セリ「強がってたくせに。あきれるわ……」涙がこぼれる。
  • ○ジョンヒョクの手術が成功し、眠っているジョンヒョクにセリが独り言をつぶやく。「私には自分の他に誰もいなかった。だからぎこちないのよ。自分の他に誰かがいるのが。向かい合って、話を聞いてくれて、笑ってくれて、一緒に食事して、私との約束を契約書もないのに果たしてくれたし、私を守ってくれた。あなたは……すべてやってくれたわね。私には、あなたがいてくれた」
  • ◎やっと目が覚めたジョンヒョクだが、セリが帰らなかったので厳しい言葉を放ってしまう。泣きながらセリが部屋を出て行った後、病院の先生と看護師が入ってきて、彼女が輸血してくれたこと、つきそってくれていたこと、ずっと泣いていたことを聞く。ジョンヒョクは病院の廊下で行く当てもなく泣いていたセリを見つけ、「風邪をひくぞ」と声をかける。セリ「私を心配してる場合?今日撃たれた人が……まったく」 ジョンヒョクはさっき言い過ぎたことを謝り、1つ質問した。「あれほど帰りたがっていたのになぜ残った?」 セリ「私だって帰りたかったわ。でも帰れなかったの。私も1度くらい、あなたを守ってあげたかった」 ジョンヒョクがセリを見つめる。セリ「いやね、意味深な目で見ないでよ」 ジョンヒョク「誤解しないでくれ。普通に見ただけだ」 セリ「つかの間だったけど、意味深な目だったわ。……ほら、今も意味深な目で見てる」 次の言葉をふさぐように、ジョンヒョクはセリにキスをする。

#8

  • ◎まだ体が癒えてないジョンヒョクが招待所まで来て警備員を倒してセリを迎えに来る。「迎えに来た。君が待ってると思ったから」 目に涙をためながらセリが断る。「悪いけど待ってなかったわ。私は帰国したいの。邪魔しないでくれる?」 ジョンヒョク「僕が方法を……」 セリ「失敗続きだったじゃないの。(中略) あなたと私はなんでもないでしょ?一緒にいるだけで違法だもの。もう北朝鮮なんてうんざり。早く帰りたいの。邪魔しないで。迎えに来られたって重荷だし迷惑なの」 ジョンヒョク「本心?」 セリ「……本心よ」 ジョンヒョク「わかった。わかったから……泣かないで」 優しくセリの涙をぬぐって、雪の中を立ち去るジョンヒョク。見送った後でセリが号泣。「外はこんなに寒いのに。1人で帰る途中で倒れたりでもしたら……どうしよう、心配でたまらない」 悩んだ末にセリは車を勝手に動かしてジョンヒョクの後を追う。(個人的にBGMも相まって1番好きなシーンです。)
  • △ジョンヒョクが家に戻ったら知らせろとチョルガンに言われたマンボク。ムヒョクの死に自分が関わっていて、今度はジョンヒョクも死なせようとしていると妻に話す。「弟まで死なせてしまったら、俺は生きていけない。恩人を死に追いやり俺を人間扱いしない連中に忠誠を誓うなんて。そんな人生は……不幸すぎないか?」 わかっていてもどうにもできない悔しさから涙がこぼれる。
  • ◎セリからジョンヒョクに別れの電話。セリの声の様子がおかしいのでジョンヒョクは必死に場所を聞き出そうとする。「遠くてもいい。すぐ行く。行くから……」 セリ「さようなら。私との思い出は全部忘れて、幸せに暮らしてね」 なおも聞き出そうとした時、セリの「愛してる」の言葉と銃声が聞こえて、電話が切れた。ジョンヒョクが兄の死以来、初めて涙を流すシーン。

#9

  • ○誘拐されたセリが車の中で楽しかったことを回想する。思い出すのはジョンヒョクのことばかり。いつも大丈夫だと強がったり、ヒーローでもないのに助けてくれたり……。「会いたい」
  • ◎ジョンヒョクの母ユニ。誘拐したセリを一晩泊めたいと言ったり、結婚を押し進める流れにジョンヒョクの意見を聞いたり優しい人。保釈されたジョンヒョクが家に駆けつけて来て「ここに来るまで息もつけませんでした。彼女を守れないと僕の人生は地獄になります」と言うと、「息をしなさい!」とたまらず飛び出して「もう大丈夫よ。息子を地獄には落とせない」 そう言ってセリをジョンヒョクの前につれて来る。
  • ◎非武装地帯の南方限界線まで進むセリとジョンヒョク。帰っても男と会わず哀悼する期間はお互い6ヶ月と冗談を言った後、真面目な顔をしてジョンヒョクが言う。「男に会ってもいいし、何もなかったように過ごしてもいい。その代わり……孤独にはなるな。景色のいい場所に行って消えようなんて思うな。……僕がいるから」 すねたようにセリが言う。「そばにいないくせに……」 ジョンヒョク「そばにいなくても、君が寂しくないようにいつも思ってる。いつまでも幸せでいてくれ。それが僕の願いだ」
  • ○セリが泣きながら軍事境界線を越えた後、追いかけて引き留めるジョンヒョク。「一歩くらいは、いいだろう」 抱きしめてキスをする。

#10

  • ○病気のウピルのためにムヒョクが薬と看護師を連れて来た。マンボクは気持ちだと言ってお金を渡す。ムヒョクが事故で亡くなった日、その日はマンボクの誕生日でもあった。家に戻るとムヒョクが来てプレゼントを置いて行ったという。新品の財布とあの時のお金、そしてムヒョクからのお祝いの手紙……。マンボクは自分はなんてことをしてしまったんだと泣き崩れる。
  • ◎眠れなくて夜の街を歩くセリ。愛とは何か想いを巡らせる。「あなたに会うためならあの出来事を最初からもう一度繰り返しても構わないと思えたら、それが愛だろうか」 道の向こうに立ち止まっている人が見えた。その人物がゆっくりと近づいてくる。「随分捜した。ソウル市江南区清潭までしか教えてくれなかったから……」 信じられないという表情でジョンヒョクを見つめる。

#11

  • ○韓国での予想外の再会にセリは「私はこのたぐいの夢が好きじゃないの。目が覚めたらすごくむなしいから」と半信半疑。 ジョンヒョク「夢じゃない」 セリ「保証できる?」 ジョンヒョク「保証する」 街中で人目も気にせず抱き合う2人。
  • △セヒョン夫婦に脅されて苛立っているセリをジョンヒョクが優しく抱きしめる。セリ「なんだか、怒りが収まる」 ジョンヒョク「僕は腹が立つ。立場も忘れて飛び出したくなった。だが……覚えててくれ。忘れてはならない人は憎い人じゃなくて好きな人だ。人を憎み続けると気持ちが荒れて自分が傷つく。君が損するぞ。好きな人だけ思って生きるんだ。それでこそ、よく食べてよく眠れる」

#12

  • △セリとジョンヒョクが酒で酔ってジョンヒョクが本音を漏らす。「北に……帰りたくない。帰るのがいやだ。君とここにいたい」 セリ「酔いが覚めそう」 ジョンヒョク「それは困る」 セリ「続けて。すごく酔ってるから聞いてもきっとすぐ忘れちゃうと思う」 ジョンヒョク「ここで君と結婚して君に似た子供も欲しい」 セリ「娘がいい」 ジョンヒョク「僕は双子がいい」 セリ「双子?また酔いが覚めそう」 ジョンヒョク「覚めないで」 セリ「わかった。続けて」 (中略) ジョンヒョク「見てみたい。君に白髪が生えて、シワもできて、老いていく姿を。……きれいだろうな」 セリ「当然でしょ。ゆっくり年を取るつもりよ。見たければ、ずっと私のそばにいてくれないと」 ジョンヒョク「そうだな」
  • ○大慌てで逃げ出したので靴を忘れてしまったウンドン。そこにジョンヒョクが靴を持って追いかけて来て、第5中隊がやっと再会する。「南に来るなんて……危険なのに」 みんながジョンヒョクに抱きついていく。
  • ◎夫が逮捕されたヨンエの家に来てはいけないと言ったのに、食事や薪が足りないかみんなが心配して差し入れを持ってくる。優しさに泣き崩れたヨンエに「元気を出して」と声をかける。
  • ○事前にジョンヒョクたちが長く南にとどまっていられないこと、ジョンヒョクの怪我も治ったので「急にいなくなっても驚かない」と強がっていたセリだが、帰宅すると本当に誰もいなかったので泣いてしまう。しかし、実は誕生日のサプライズ演出でみんな隠れて驚かそうとしていただけだった。
  • ◎サプライズで泣いて出て行ったセリを追いかけるジョンヒョク。泣いてる顔を見られたくないと言うのでセリを後ろから抱きしめる。セリは驚いて泣いたのではなく今日が幸せすぎて、誕生日を迎えるたびに今日のことを思い出すのが怖くて泣いたと言う。 ジョンヒョク「来年も再来年も幸せな日になる。僕が想ってるから。生まれてきてくれてありがとう。愛する人がこの世にいてくれてうれしいと……。だからずっと幸せな誕生日になるはず」

#13

  • △ジョンヒョクがセリの誕生日プレゼントに「特別な意味はない」と言いながらペアリングを渡す。 セリ「何があっても、あなたを忘れない」
  • △サボってデートしたセリとジョンヒョク。スイスのジーグリスヴィルの橋の上で会っていたことを思いだし、2人の運命のつながりを再確認する。「私は今、すごく幸せだわ。人は死の間際に一瞬だけど走馬灯のように人生で1番良かった瞬間が頭をよぎるというでしょ?たぶんその瞬間の中に、今があると思う」
  • △様子のおかしいマンボクをジョンヒョクが呼び止め、何か話があるのか?と質問する。マンボク「では私も自分の話をします。チョ・チョルガンに会いました。息子をダシに脅されました。正直怖いですが今回はひるみません」
  • ◎チョルガンの銃の盾になって車ごとジョンヒョクの間に入ったセリが撃たれる。ドアから滑り落ちるセリを抱きとめるジョンヒョク。走馬灯のように過去の出来事が流れる。セリの心の声。「私はあなたのその言葉だけで十分だったわ」 動かないセリを抱えて慟哭するジョンヒョク。
  • ○セリを守るために残ったのにセリを助けられず、中隊員たちは号泣する。再会したときも泣かなかったチスが初めて涙を見せた。「なんで……嘘だろ」

#14

  • ◎セリが救急車で運ばれ、大粒の涙を流す。手術の間もセリのことを想い、未来を考えない人生を過ごしていた自分を変えたのは君だと泣く。「でも今後は、つらくてもかまわないから君がいる人生を送りたい。かなわぬ夢でもいいから未来を夢見てみたい。だから……死なないでくれ」「どうか、僕の話を聞いてくれ。君に言いたいことが、まだ残ってる」
  • △ミョンウンがジョンヒョクに別の女がいたことを知り、娘ダンがずっと隠して上手くいくように頑張っていたことも知った。酔い潰れて帰ったミョンウンはダンに言う。「お母さんに気をつかわず幸せになりなさい。もちろん、母親として言うべきことは言わせてもらう。だけど、言うことを聞きすぎることはないの。自分の思うように生きて、幸せになりなさい。それだけよ」
  • ◎セリが意識を取り戻し、真っ先にジョンヒョクに電話する。急いで病院に駆けつけ、見つめ合う2人。なかなか言葉が出てこず涙があふれる。ジョンヒョク「死んだらどうする?そんなに僕を悲しませたかったのか?」 セリ「あきれた。無茶をしたのは私だけ?あなたもしたくせに。私を命がけで守った」 口げんかになりそうだったのでセリが手を伸ばし抱き合う。ジョンヒョク「愛してる。……言えないかと思って、怖かった」
  • ○マンボクの盗聴器に意識不明のセリに語りかける継母ジョンヨンの声が入っていた。あの日海岸に置き去りにした母もまた生きることに疲れての愚かな行動だったと後悔していること、「ごめんなさい、許して」と泣くジョンヨン。母の本当の想いを聞いてセリが泣く。

#15

  • ○国家情報員につれて行かれる中隊員たちをセリが点滴を外して追いかけ、「私から説明します!」と必死に食い下がる。するとチスが「おい!主治医が許可してないんだ。言うことを聞け」と怒鳴る。背中を見送りながらセリが泣く。「あの人たちは何も悪くない。私のせいなの」
  • △逃走中のスンジュンが市場で同じ境遇の親のいない路上生活の子供たちに助けられ、子供たちの歌を聞いて泣いてしまう。助けてくれた礼だと言って札束を握らせる。
  • ○国家情報院の取り調べにジョンヒョクは、財閥令嬢のセリを懐柔して北に残そうとした、部下を巻き込んですべて自分がやったと告白。その告白を聞いたセリは涙目で国家情報院の課長に訴える。「彼は嘘をついています」 (「そう思う理由は?」)「懐柔されたことがないから。彼は最初から私を帰そうと最善を尽くしました。その必要も、義務も無いのに、命がけで私を守ってくれました。私を懐柔したことも利用したこともありません。(中略)私も彼を無事に帰してあげなきゃ」
  • ◎明日ヨーロッパに旅立つというスンジュン。「俺みたいな男がダンさんにこんなことをしてはダメだとわかってる。それでもあげたい」 買い戻した指輪をダンにプレゼントする。「すまない。一度ユン・セリに贈った指輪だ。君が選んでくれただろ。今はこれしか……。いつか俺が、まともな男になって君を訪ねて来たら、もしその時もダンさんがひとりでいるのなら……俺に一度だけチャンスをくれ」
  • ◎飛行機に乗る寸前でスンジュンに電話がかかる。チンピラがダンを拉致して殺すと脅してきたので「その女は無関係だ。勝手にすればいい」と返したが、土壇場でチケットを破って助けに向かう。銃撃戦で撃たれ、泣きながら駆け寄るダンを見て思った。「俺が間違ってた。俺が死んでも俺のために泣いてくれる人がいた。それが君だとは。悲しいけど、嬉しい」
  • ○危篤状態のセリは夢の中でパラグライダーのテストでその後起こる全ての出来事を知っていて、例え死んだとしてももう一度ジョンヒョクに会う選択を選ぶ。ジョンヒョクは時間を戻せるなら自分と出会わず、君が穏やかに過ごせるほうを選ぶという。 セリ「あなたと出会い、あなたを知り、恋に落ちる。その危険で悲しい選択をすると私はわかっていた」 そして、心臓停止……。

#16

  • ◎撃たれたスンジュンを運ぶ救急車の中で、ダンは自分を好きと言ってくれたことが嬉しかったと話す。スンジュンが質問する。「あの時……何がよかったの?ラーメンの時。そういう男が?それとも、俺?」 泣きながら答えるダン。「あなたよ。あなたのこと。あなたのことだった」 スンジュンは「……だと思ってた」と嬉しそうに笑い、涙が頬を伝う。その言葉を最後にスンジュンは息を引き取った。
  • △セリの母ジョンヨンがジョンヒョクを連れ戻すのを待ってほしいと国家情報院の課長に涙ながらに訴える。「娘がどうなるかわかりませんし、目覚めたら会いたいはずだし……」
  • ◎目覚めたセリにジョンヨンが、ジョンヒョクたちが送還されることを教える。 セリは「別れの挨拶は何度もしたわ。もう何も言いたいことはない」と一度は断ったが、ジョンヒョクがずっとそばにいたこと、食事も眠りもせずに見守り続けていたことを聞き、セリが号泣する。ジョンヨン「何度別れを告げても会いたいでしょ?行かないの?」 セリ「行くわ。そこまで連れて行って。すごく会いたい」
  • ◎ジョンヒョクたちが軍事境界線を越えたところにセリが駆けつける。セリはジョンヒョクたちが犯罪者みたいに手錠で連行されることに納得がいかず、名前を呼びながら走り出した。ジョンヒョクは病み上がりの体を心配し「走るな!」とあわててもう一度軍事境界線を越えてセリに駆け寄る。自らが撃たれる可能性があることも構わずに……。北と南双方が銃を構える緊迫した空気の中で2人は抱き合う。ジョンヒョクはセリに出会えたことに感謝し、対面調査でひどいことを言ったと謝る。セリ「それより、もう会えないの?二度と会えない?一生?どうしよう。会いたくてたまらなくなったら……」 ジョンヒョク「会いたいと心から願えば会いたい人に会えるかと聞いたろ?……きっと会える。愛してる」 セリ「愛してるわ」 そこで引き離される2人。
  • △北朝鮮に戻ったジョンヒョクから(予約した)メールが来て、「1番言いたいことは本棚に残した」とあったので見てみると「ユン・セリ 愛してる」のメッセージ。
  • ○舎宅村にミョンウンがヨーロッパで手に入れた限定品を持って来る。親しくしてくれた奥さんたちの似顔絵が入った化粧品にみんな感動する。オックム「私たちを忘れてないんですね」
  • ○ダンがスンジュンとの初めてのデートで来ていた青いジャケットを見て泣く。その様子を見ていたミョンウンは、ジョンヒョクとダンの破談を申し入れに実家に赴く。ダンに好きな人ができたこと、その人もダンを命よりも愛していることを伝える。「人生は一度しかないんですもの。命より大事だと言われたら反対できません」
  • ○ジョンヒョクの予約した最後のメール。育てるように言った花が咲いたか?聞いた後で「その花(エーデルワイス)が咲く国で会おう」と続く。
  • △1年後、スイスに財団を設立してコンサートを開いたがジョンヒョクに会えなかった。しかし会いたいと願えばいつか会えると母に語る。セリ「あの人は私がどこにいても見つけてくれるの。いつかは、会えるはず」
  • ◎スイスの高原でパラグライダーの着地した場所でジョンヒョクと再会する。抱き合う2人。セリ「信じてた。あなたならきっと私を見つけてくれるって。でもどうやってここへ……?危険だっただろうにどうやってここまで来たの?」 ジョンヒョク「列車を乗り間違えた。そしたら着いたんだ。来たいと願い続けたこの場所に。僕の目的地に」

 

 

■挿入歌

 

最後にOST紹介して終わります。

 

『Sigriswil』キム・キョンヒ

OP曲。

いつも飛ばしてすみません……。

 

『Flower』ユン・ミレ

『愛の不時着』と言えばこの曲。

日本語訳の歌詞ありがたい。

歌詞の意味がわかると

セリ側の気持ちになってまた泣ける。

1話ラス前などエピローグで頻繁に使われた。

4話のパラシュートダイブやアロマキャンドル、

6話のエピローグ、

7話の病室の夜、

9話の父の家での再会、

13話の橋の上のシーン、

14話の病院に駆けつける場面

16話の花を育てる場面にも。

 

『But it's Destiny』10cm

とくにAメロが印象的な

北朝鮮編の代表的な曲。

ラストに流れてサビで次回予告に入りがち。

13話のサボリデートで久しぶりに流れる。

16話の予約メールからの流れも。

 

『Sunset』ダビチ

タアラ~の曲。

5話の冒頭と列車外の焚き火シーン、

6話の別れ「悪い夢だったと思え」

7話の手術を待つシーン、

15話の対面調査の後倒れるシーン、

16話のジョンヒョクが見守っていたシーンなど。

 

『Here I am Again』ペク・イェリン

これも盛り上がる代表曲。

5話のエピローグ

6話の初雪見ながら「幸せなの」

7話の病院のキス

9話の「いつまでも幸せでいてくれ」

10話の韓国の再会や

16話のスイスの再会でも流れた。

 

『Someday』キム・ジェファン

8話の「わかったから、泣かないで」と

9話の38度線越えのキスシーン、

15話の対面調査の後

倒れたセリを追いかける場面で流れる。

 

『Photo of My Mind』ソン・ガイン

入りのアカペラが印象に残る曲。

8話の「サランヘヨ」と銃声後

11話の駐車場でセリを口を押さえる場面

12話の後半や

13話のセリが撃たれた場面でも流れる。

悲しい場面が多い。

 

『All of My Days』セジョン

9話冒頭のセリの「会いたい」回想や

10話の街を歩くセリが想いを巡らす場面、

12話のバックハグシーンで使われた。

 

『Let Us Go』Crush

3話の船倉キス、

11話の「好きな人だけ思って生きるんだ」

12話の酔った勢いで「君とここにいたい」

同じ12話の次回予告。

14話のエピローグの惣菜作り置き。

15話のエピローグの相合い傘と

後半の締めで使われた。

16話のセリが冷蔵庫の

作り置きに気づく場面でも。

 

『Like You』キム・ソヒ&ソ・スビン

明るく楽しい場面の曲で

4話の貝プルコギ、

11話のショッピング、

14話のセリ介護シーンで使われた。

 

『The Hill of Yearning』April 2nd

3話の路上生活の兄妹、

6話の遠足、

12話の中隊員がセリと再会した場面や

誕生日サプライズ、

13話の中隊員とセリの別れの挨拶など。

16話の限定品の場面でも使われた。

 

『Give You My Heart』IU

口笛から始まる

しっとり泣ける後半の代表曲。

13話のペアリングのシーン、

14話の冒頭や病院の抱き合う場面で流れ

15話の病院で心臓停止の直後には

大サビから流れて感動をよぶ。

16話の軍事境界線の涙の別れも印象的。