第11位までの

ランキング発表が終わりました。

前回はこちら。

 

「このアイドルソングがすごい!2019年版」20位~11位

 

 

 

いよいよ最後。

第10位から第1位までを紹介します。

 

 

今年の俺のベスト10はこの曲だ!

 

 

 

 

 

 

 

第10位

手羽先センセーション

『君キミ、恋病』

(2019年4月9日発売)

作詞:DJ金魚、8utterfly

作曲・編曲:KOJI oba

 

手羽先センセーションの1stアルバム

『手羽先のおいしい食べ方』に収録。

 

「ぜんぶね ぜんぶね」という歌詞が

とても耳に残る曲。

楽曲全体の疾走感がすごいし

タイトルの付け方も上手い。

「キミキミ、コイヤマイ」と聞いて

一瞬どういうことかわからない方が

後から印象に残る。

 

「君」と「キミ」は同じ意味であるから

「恋」と「病」も同じ意味で

恋愛と病気は表裏一体ということ。

好きになりすぎて暴走気味の恋を

最後の「ぜんぶね」の転調で

ブレーキをかけて制御している。

恋愛の危うさを表現した名曲です。

 

 

 

 

 

 

 

第9位

=LOVE

『探せ ダイヤモンドリリー』

(2019年4月24日発売)

作詞:指原莉乃

作曲:ArmySlick、Yu-ki Kokubo、YHANAEL、YUU for YOU

編曲:ArmySlick、YUU for YOU

 

イコラブの5thシングルは

卒業の季節の

別れの切なさを歌詞に乗せた

王道アイドルソング。

センターは5作連続で髙松瞳。

作曲・編曲は

4th『Want you! Want you!』と同じ布陣。

 

MVはストーリー仕立て。

『僕らの制服クリスマス』

『手遅れcaution』の三石直和監督。

女子校を舞台に

親友との別れが描かれている。

ここではストーリーVerではなく

ダンス&リップVerを貼っておきます。

 

1人ずつブローチの花が異なり、

それぞれ花言葉がある。

振付も全て意味があり

ダイヤモンドリリーなど

手話で表現している。

大サビ前の大谷映美里の

「I need you」のささやき声も

密かな注目ポイント。

 

 

 

 

 

 

 

 

第8位

群青の世界

『アンノウンプラネット』

(2018年12月23日発売)

作詞:RIRIKO(BIG ISLAND RECORDS)

作曲・編曲:三谷秀甫(BIG ISLAND RECORDS)

 

『未来シルエット』に続き

2回目の登場、

群青の世界の1stシングル。

やはりこちらを激推ししたい。

 

作曲は三谷秀甫で

けやき坂46『男友達だから』

AKB48『おはようから始まる世界』など

今注目の若手作曲家。

サビの終わりの

「ひとつ深呼吸をして」で転調して

そこからさらにグンと駆け昇るように

盛り上がって行くコード進行が秀逸。

きちんとタイトル名で締めると

王道パターンで曲名も覚えてもらえる。

新人アイドルのデビュー曲として完璧。

見事にやられました。

 

作詞は24歳のシンガーRIRIKO。

プロデューサーみおPもそうだけど

若いパワーには期待感しかない。

メンバー4人もどんどん綺麗になっていくし

とくに『ゼロワン』のイズちゃん好きには

黒髪ぱっつんの工藤みかがハマりそう。

 

 

 

 

 

 

 

第7位

PassCode

『PROJECTION』

(2019年4月3日発売)

作詞:Konnie Aoki、ucio

作曲・編曲:平地孝次

 

エフェクトボーカルと

スクリームシャウトが特徴の

ラウドロック・アイドル、

PassCode(パスコード)の

メジャー2ndアルバム

『CLARITY』のリード曲。

 

ポストBABYMETALとして期待され

海外からも人気があるパスコ。

ラウドロックや

ピコリーモというジャンルも

偏見なく聞くようになりました。

なんといっても今田夢菜の

スクリームシャウトがすごい。

背が小さくて可愛い顔と地声なのに

あのデスボイスを出せるギャップにシビれた。

 

MVは現実より

VRの世界に救いを求めた少女が

導かれるままに1歩を踏み出す内容。

ラストはどんでん返しで

救いのあるラストなのも好印象。

結局は現実だけが救ってくれるのです。

 

 

 

 

 

 

 

第6位

Ange☆Reve

『イトシラブ』

(2018年12月12日発売)

作詞・作曲・編曲:小澤正澄

 

「Ange=天使、Reve=夢」で

“天使のようなアイドル”を目指す

Ange☆Reve(アンジュレーヴ)の

3枚目のメジャーシングル曲。

 

今年1月頃に

最も多く聞いた大好きな曲。

SKE48『アイシテラブル!』の

小澤正澄が作曲を手掛けていて

タイトル含めて姉妹作のような印象。

キュートな魅力全開の

アップテンポな王道アイドルソングで

サビの「あなたが好きよ」のところの

動きが可愛すぎて萌えた。

「好きよ」に対してヲタが

「\オレモー!/」って

コールするので盛り上がれる曲。

 

 

 

 

 

 

 

第5位

EMPiRE

『ピアス』

(2019年2月27日発売)

作詞:JxSxK、松隈ケンタ

作曲:松隈ケンタ

編曲:SCRAMBLES

 

WACK所属のアイドルグループ

EMPiREの初シングルで

アニメ「FAIRY TAIL」の

ファイナルシリーズ第2クールEDテーマ。

この曲をもって

YUKA EMPiREが脱退した。

 

これは2月に1番よく聞いた曲。

壮大なイントロから

鳥肌立ちっぱなしで、

今年の「このイントロがすごい!」大賞をあげたい。

 

そしてこの曲の頃から

MAHO EMPiREの

独特な声質に魅了された。

全員ソロ歌唱の中で

よいアクセントになっていると思う。

 

歌詞は「YUKAなきゃ損さ」とも聞こえるが

実際はYUKAの脱退決定前に

曲が出来上がっていたそうで

現実が後から歌詞に重なったようだ。

 

MVは全員喪服をイメージした

黒い衣装で葬儀に参列し

YUKAだけ傘も花を持たず

最後に消えるところから

YUKAは死者の役で

悲しみながらYUKAを送るような印象です。

 

 

 

 

 

 

 

第4位

日向坂46

『ドレミソラシド』

(2019年7月17日発売)

作詞:秋元康

作曲・編曲:野村陽一郎

 

日向坂46の2ndシングル

センターは2作連続で小坂菜緒。

1st『キュン』と同じ

野村陽一郎の作曲で

ハッピーオーラ全開の楽曲。

MVも『キュン』と同じ安田隼人が監督した。

 

正直イントロの「オオオオ」と

「ドレミドレミ」の連呼を聞いた時、

ま~た秋元の悪い癖が出たと

がっかりだったがサビで一転した。

目の覚めるような

めちゃくちゃ美しいメロディーラインに感嘆。

「こんな好きになると思っていなかった」と

まるで俺の気持ちを当てられたようで悔しい。

 

作曲家や絶対音感のある人には

歌詞が実際の音階と合っていない事に

違和感を持つ人もいるようだ。

「ドレミ」→「ミ♭ファソ」

「ソラシド」→「ファシ♭ソファ」

音楽素人の俺でも「ソ↓ラ↑シド」は

妙な気持ち悪さは感じるが。

 

ドレミソラシドとは

恋の順序をすっ飛ばして

好きになってしまうことの例え。

英語表記CDEFGABCに当てはめて

「ファ」を要因(factor)とすれば

「ファがない」=要因もなく、恋は突然に、

という考察もできますね。

 

サビの「ひ」の字で

ペンギンのように揺れながら前進する

可愛い振付も話題になった。

TikTokできゃりーぱみゅぱみゅが

真似をしたのが受けていたように思う。

スキップするようなダンスも

ファを飛ばした恋の「スキップ(skip)」に

掛けているのだろうか。

 

今年3月に1stシングルを出して

ハイスピードでシングルを3枚出したが

この曲が1番好きです。

 

 

 


 

 

 

第3位

SUPER☆GiRLS

『ナツカレ★バケーション』

(2019年6月12日発売)

作詞:Litz

作曲:多田慎也

編曲:島田尚

 

SUPER☆GiRLSの

22枚目のシングルは

スパガの原点ともいえる

水着の夏曲&恋愛ソング。

センターは阿部夢梨が務めた。

 

第4章になって

どうなるんだと思っていたが

この曲を聞いて安心した。

俺がアイドルソングに求めているのは

「可愛い」「楽しい」「エモい」の3拍子。

文句なしに神曲です。

 

作曲はおなじみの多田慎也で

スパガは『スイート☆スマイル』以来

2年振りのこのアイ登場となったが

そのスイスマも多田慎也の作曲。

やっぱり好みだなぁ。

「ハイハイ」の合いの手とかも

スパガらしいアクセント。

阿部夢梨をセンターにしたのは

前島亜美の後継者として

王道路線で行くという意思も感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

第2位

ZOC

『family name』

(2019年4月30日発売)

作詞・作曲:大森靖子

 

大森靖子が「共犯者」として参加する

(プロデューサー兼メンバー兼同士)

「zoc(ゾック)」はアイドル界の異端児。

元ひきこもり、少年院上がり、

挫折した地下アイドル、

ヤニ中毒のヤンキーなど

一癖も二癖もある

過去を持つメンバーを集め

「孤独を孤立させない」ために結成した。

女の子たちがなりたい自分に向かって

自立して行くのが目標。

 

この1stシングルは

2019年4月30日の

平成最後の日にリリースされた。

 

なんといっても

楽曲の持つ“パワー”がすごい。

「私と同じくらい壊れろよ」

「治安悪いままバグらせてこ」

「クッソ生きてやる」という歌詞。

魂の叫びに心が震えた。

人生に躓いたことのある彼女たちが

クッソ生きてやる!と歌うのは

説得力ありすぎて感動します。

 

危険なメンバーが多いため(笑)

いろいろな意味で

見逃せないアイドルだと思います。

 

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そして……

 

 

 

 

今年のアイドルソングの

 

 

 

 

第1位は……!???

 

 

 

 

 

 

 

 

第1位

テーマパークガール

『365日のヒロイン』

(2019年8月21日発売)

作詞・作曲・編曲:杉山勝彦

 

「毎日がテーマパーク!」がコンセプトの

5人組ガールズグループ

「テーマパークガール」の

メジャーデビュー曲

『365日のヒロイン』を

今年の第1位に選ばせていただきました。

おめでとうございます!

 

彼女たちは

YouTuberとして活動している

中学生が中心の5人組。

オリジナル曲や

踊ってみた動画などで

チャンネル登録者は6万人。

「愛踊祭2018」で優勝したことで

一気にメジャーデビューの扉を開いた。

 

これがめちゃくちゃ良い曲です。

アイドルソングに

母親へ感謝の気持ちを歌った曲が

あまり無いのも新鮮だった。

だからあえてこれを1位に選びました。

 

歌詞もすごく可愛らしい。

「365日 働く 家族みんなを守るヒロイン 怒る場面ばかりを 演じさせてごめんね ママのその笑顔 大好きよ」

「もしも ママが同級生だったら それはそれで楽しそうだけど ちょっと ライバルとして そう 強すぎるから やっぱり わたしのママが良いな」

これは中学生の彼女たちが歌うから

すごくハマってる。

 

誰が作詞したのかと思い

調べて見てびっくり!

……「杉山勝彦」!!?

作詞も作曲も

アイドルソングの“神”が

手掛けているのだから

神曲になるのも納得だわ。

 

母親役がパンダの着ぐるみという

シュールなMVですが、

大サビでケーキを持って

振り返って驚いているのは

メイキングを見ると

本物の母親が

サプライズで登場したからなんですね。

 

もしも母親と一緒にカラオケに行って

この歌を歌ったら

きっとお母さん泣いて喜ぶと思う。

歌う方も照れるけど。

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次回は

惜しくも選外となった楽曲や

アイドルソング以外の曲紹介、

2019年アイドルソングの感想など書きます。