2019年のプロ野球、

巨人が優勝し

広島カープは4位に終わった。

しかも最後は

CSのかかった大事な試合に勝ち切れず

他力本願でも阪神に抜かされるという

情けなさ過ぎる結末に

カープファンとして苦笑いしかできない。

 

そんな今年のカープを

振り返って愚痴を言って

ストレスを発散しようという記事である。

塩レビューで振り返るので

カープ大好きマンは見ないほうがいいです。

 

 

まずスローガンからおかしい。

カープの今年のキャッチフレーズは

「水金地火木ドッテンカープ」だった。

前年は「℃℃℃(ドドドォ~)」

その前は「カ舞吼!(かぶく)」

ふざけすぎである。

3連覇してイキってしまったのか。

これを見た俺は

ドッテンと転ぶ姿を想像していた。

最初からドッテンと転んで

最後に阪神に逆転されるドッテン返し。

伏線を回収しすぎた1年だった。

 

そうでなくても今年は主力が抜けて

開幕から戦力ダウンしている。

とくに2年連続MVPの

丸選手の穴が痛い。

新井選手も抜けて

チームの柱が2本抜けた感じ。

 

ホームランを

30本以上打った選手が抜けたのに

ろくな補強もなく

どんな采配で戦うのかと思ったが

緒方は相変わらず無能采配をキメる。

勝ってる時は目立たなかったが

左右病の再発はひどかった。

実績重視で好不調に関係無く使い

今村・中田がもう済んでることに気づかない。

すぐ守備固めで野間を出す。

 

今年見て

1番のガンだとわかったのが

緒方よりも佐々岡投手コーチ。

投手の交代の見極めが遅いのは

こいつのせいです。

1球でも投げてもらって

完投させたいという

変な信念を持っていて

後手後手に回る原因を作っている。

相手が実績のある佐々岡だから

緒方も信頼するしかなかった。

 

とくに最終戦はひどかった。

総力戦と言いながら

大瀬良、床田、野村を待機させながら

ジョンソンを引っ張るだけ引っ張って

最優秀防御率のタイトルが

圏内だったのに打ちこまれて

防御率を悪化させた。

5回の裏のチャンスで

ジョンソンに代打を出すと

みんなそう思っていた。

ジョンソンも打つのか変わるのか

どっちつかずのまま準備させられて

難しかったとコメントしている。

ファンの方が緒方より良い采配しそうだよ。

 

緒方は負けたら口癖のように

「切り替えていく」

「野手は頑張った」

「投手は頑張った」

「また明日から頑張ります」とコメント。

そんな戦い方しかできないから

短期決戦や大事な1戦で

いつも負けるんだろーが!

しかも野間に鉄拳制裁とか

人として最悪だろ。

 

3連覇の功労者に

そこまで言わなくてもと思うでしょうが

俺は最初から

緒方を無能と批判しています。

 

2015年の記事から。

最終戦に勝ちさえすればいいだけ。
それができないのが今のカープ。

総力戦と言いながら
8回に調子の悪い大瀬良を出す。
緒方「それがうちのパターン」
はあ!?
福井も黒田もジョンソンもいて
甘いこといってんじゃねーぞボケ。

緒方は2015年から

全く進歩してなかった。

 

3連覇の要因は

前任の野村監督が種を撒き

石井琢朗、河田コーチが育てた

能力の高い選手たちが頑張っただけ。

黒田、新井、丸と抜けて

もう魔法は解けてしまった。

 

 

 

さてシーズン全体を振り返ろう。

 

開幕戦こそ勝ったものの

5カード連続負け越しという

低調なスタートだった。

そこから8連勝→4連敗→4連勝と

大型連勝と連敗を繰り返す。

 

4月のエラー祭りは思い出したくも無い。

そして4月10日のヤクルト戦は

記録的な負け方だった。

3-3で延長に入って

10回表に12点も入れられて

3-15で負け。

屈辱的な敗北でした。

 

5月は11連勝して

20勝4敗1分という球団新記録で首位。

その好調の原因は

3番ファースト・バティスタと

5番レフト・西川がハマったことだ。

 

 

<打撃編>

 

レフトは長野と西川の併用だったが

長野が不振で西川がレギュラーに定着。

松山も不振&頭部死球で

長期離脱したのも影響した。

 

当初のセンター野間が打撃で精彩を欠き

丸の穴を埋めれず

西川がセンターへ回る事になる。

 

躓いた原因の1つが

1番ショート田中広輔の不振。

フルイニング出場を続けていたので

簡単に交代させることができず、

いつか調子を取り戻すと信じて

我慢して使い続けたが

結果的には

打率2割にも届かない打者を

1番で起用し続けたのは失敗だった。

交流戦後にやっと

ドラフト1位の小園を使ったが

小園が3試合で4失策するという

ひどい内容だったので

またも田中を使うことで低迷が長引く。

 

そして

バティスタのドーピング問題。

7月末にA検体で陽性反応が見つかったが

8月中旬のB検体の結果が出るまで

球団は検査結果を隠して

バティスタを出場させていた。

これは野球ファンとして残念極まりない。

 

陽性反応が出たことは

事実なので仕方ないと思う。

どのような薬にどの成分が入っていて

絶対安全だと言われて使った薬に

禁止薬物が入っていたのかもしれない。

井端選手の目薬の例もある。

問題はそれをわかっていながら

試合に出場させていたことだ。

誠実さを失うことは

最もやってはいけないことである。

 

まあこの話はここまでにして、

30本打てるバティが抜けたことで

鈴木誠也しか大砲が居なくなり

打線の迫力が激減した。

これでは点が取れない。

 

3塁手もレギュラー決まらず。

安部は不調。

堂林も相変わらず。

メヒアは期待したほど打てない。

2軍では2冠なのに……。

辛抱して使えば打つと思うが

例の左右病で右投手が来たら

すぐスタメン外してしまう。

 

松山は1塁の守備が不安すぎる。

バティが抜けて1塁を守る機会が多く

いつもハラハラする。

 

 

 

<投手編>

 

先発陣は

春先は大瀬良が好調。

昨年最多勝だった時の

二段モーションを止めて

普通に投げるようになった。

中国新聞によると

もう二段モーションでフォームを

修正しなくても改善できていて

結婚も発表して私生活も充実。

エースの働きを期待していたが……。

その後、好不調の波が激しい

今年のカープみたいになってしまう。

 

実質今年から先発に加わった

床田は本当に運が無かった。

新人王の資格も有しており

オープン戦も好調で

かなり期待していたが

そこそこ安定して投げても

DeNA今永などエース級と当たる。

勝ちの権利を持って交代して

リリーフが打ちこまれて勝ち星が消えたのは

俺の記憶では6回はあった。

中崎2回、フランスア2回、

レグナルト1回、中村恭1回だ。

床田は実質12勝はしている。

最後の登板で打たれて交代して

ベンチでグローブぶん投げていたのは

よくなかったな。

気持ちはわかるけど。

 

ジョンソンは序盤苦しむが

中盤から連勝して

最終的に11勝まで伸ばす。

相変わらずイライラする癖と

雨の日のマウンドは弱点。

石原としか組まないので

打力が落ちる。

 

嬉しい誤算は九里。

毎年ロングリリーフの便利屋だったが

先発でそこそこ安定。

ただやっぱり打たれるときはひどい。

プラマイゼロ。

 

野村は2軍で再調整してから

見違えるように安定したが

その輝きもすぐ失われた。

球速が出ていなさすぎる。

 

アドゥワは全然駄目だった。

身長があるのに細身で

全くスピードが出ず

くせ球で打たせてとるタイプだけに

2順目くらいから対応されて

打たれだすと止まらない。

もっと太ってほしい。

球に力をつけてほしい。

 

山口や島内や遠藤も

まだまだ力不足。

岡田や薮田や中村という

過去に実績のある投手も

復活しなかった。

ローレンスは2軍でもボロボロ。

モンティージャは期待外れ。

 

 

投手陣で1番の誤算は

「勝利の方程式」

最後まで固まらなかったこと。

 

過去3年間は

2016年・ヘーゲンズ→ジャクソン→中崎

2017年・一岡→ジャクソン→中崎

2018年・一岡→フランスア→中崎

たまに一岡やジャクソンが打たれるが

中崎が劇場しながらも

なんとか勝ってきた。

しかし今年はそれが崩壊。

 

一岡のコンディション不良で

7回を投げる人がいなくなり

レグナルトを起用した。

前半戦はハンマーカーブが決まり

球速も出ていて打たれなかったが

夏場に崩れて

とくに四球が多くイライラ。

2連続押し出しで負けた時は

こいつマジふざけんなと思った。

 

そして中崎も交流戦で2軍落ち。

それまで何度もピンチを背負って

ギリギリで誤魔化してきたが

ついに捕まってしまった。

とくに球速が出ていなさすぎる。

 

球速があっても打たれるのが

今年のフランスアだった。

157キロをバンバン出すのに

なぜかバットに当てられて飛翔。

會沢のリードも悪いのだろうが

謎に打たれ過ぎている。

後半は抑えに回ったが

安定せず負けてばかりだった。

それでも代わりに

抑えが出来る人がいない

という厳しい現状。

 

右打者にツーシームで死球出す

ヘルウェグには期待できないし、

最後は1番使えるのは

移籍して来た菊池保というありさま。

このままでは来年は戦えない。

 

 

 

<明るい話題>

 

今年の誠也はホームランは減ったが

確実にヒットを積み上げ

首位打者と最高出塁率の2冠を獲得。

これは素直に凄い。

ついに念願の初打撃タイトルだ。

本人は打率より

出塁率にこだわっていたそうで

丸からの教えが活きたという。

得点もトップで

今年は積極的な盗塁も目立った。

 

西川は1番打者として覚醒。

変態打ちが特徴で

どんな球でも当てる技術がある。

16本もホームランを放ち

中距離打者というイメージになった。

センターで大ファインプレーもした。

守備もグングン上手くなってる。

 

小園はまだ高卒1年目。

打率が低くても

何か打ちそうな期待感を抱かせた。

肩の強さも魅力。

来季はレギュラーで最初から見たい。

 

今年も菊池の守備には助けられた。

来年は海外に行くそうなので

頑張って行って来いと送り出したい。

2塁は田中と曽根の競争。

あるいは羽月か。

 

羽月は1年目のルーキーながら

規定打席には足りないものの

2軍で3割を打って23盗塁は立派。

 

捕手でありながら

打撃で十分な働きをした會沢は

FA権を取得して

出て行く可能性もある。

1軍に帯同した坂倉と

2軍でそこそこやってる中村奨成が

開花してくれたらそれでいい。

 

残念ながら

投手陣に期待できる人材がいない。

1軍で使えそうな投手が欲しいので

今年のドラフトで投手を多く指名して

1人でも芽が出てくれと願う。

 

 

<総括>

 

正直今年はCS出ても

勝てる戦力じゃないし

ドーピング問題もあって

これでCS出たら批判されただろう。

バティスタの打点で負けた分を

無効にしろとか

絶対に文句言われる。

自力でCS進出すら

勝ち切れないチームが

日本一にはなれないでしょ。

もう今年は諦めていました。

 

投手力の強い阪神、

強打者の多いDeNA、

投打でズバ抜けた選手の多い巨人。

どこが日本シリーズ出ても

パ・リーグと戦えそう。

今年こそ

セに勝ってもらいたいです。

 

 

【追記】

緒方監督が今シーズン限りで

退任の意向だと発表されました。

続投要請の報道もあったので

Bクラス転落が

最後の決断になったのでしょう。

ありがとう。

お疲れ様です。

 

でも本音を言うと

緒方はいてもいなくても同じ。

佐々岡をなんとかしてほしいんです。

新監督だと周りの意見を聞くから

なおさら佐々岡の指示に従って

泥沼にハマりそうな予感がします。