究極のオーディション番組

「ラストアイドル」

1stシーズンのプレイバック企画。

 

2017年10月14日深夜に放送した

第10回目を振り返ります。

3度目のセンター対決。

波乱の結末。

まごうことなき神回です。

 

【ここまでの対戦成績】

暫定メンバーVS挑戦者 ○勝者●敗者(票数) ※ジャッジ

 

第1戦:○小澤愛実(4)VS●王林(0) ※大森靖子

第2戦:●相澤瑠香(3)VS○古賀哉子(1) ※ギュウゾウ

第3戦:○安田愛里(4)VS●朝日花奈(0) ※竹中夏海

第4戦:○長月翠(1)VS●滝口きらら(3) ※大槻ケンヂ

第5戦:○山田まひろ(3)VS●池松愛理(1) ※MAIKO

第6戦:○間島和奏(4)VS●高橋真由(0) ※杉山勝彦

第7戦:○古賀哉子(4)VS●MISAKI(0) ※日笠麗奈

第8戦:●山田まひろ(0)VS○鈴木遥夏(4) ※林真理子

第9戦:○長月翠(4)VS●八剱咲羅(0) ※倉田真由美

第10戦:○間島和奏(3)VS●松本ももな(1) ※白戸佑輔

 

 

まず最初に

MC伊集院さんからみなさんに

ご覧いただきたいものがあると前振り。

赤い衣装に身を包んだ5人が

スタジオに登場した。

その顔を見て驚く暫定メンバーたち。

伊集院「こちらの5人はラストアイドルバトルに敗れ、1度はこの場所から去っていったみなさんです」

 

第1戦目で敗れた王林(19歳)

第2戦目で敗れた相澤瑠香(18歳)元立ち位置7番。

第3戦目で敗れた朝日花奈(20歳)

第5戦目で敗れた池松愛理(21歳)

第6戦目で敗れた高橋真由(15歳)

 

彼女たち5人の

セカンドユニットの名前は

「Good Tears(グッド・ティアーズ)」

 

オリジナル曲『涙の仮面』を

暫定メンバーの目の前で初披露した。

 

過去のバトルを見ていると

王林さん以外はかなり歌がやばい。

でも今日は安心だった。

(だって口パクだから)←おい

 

歌い終わってセンター高橋さんが

今の気持ちを語る。

「もちろんラストアイドルに出た時は絶対間島さんに勝ちたいって思って、すごい悔しかったんですけど、でも間島さんのおかげで今私はここのステージに立っているので、間島さんには絶対に12月まで勝ち残ってほしい」

そ、そうだね。

 

元ラストアイドル相澤さんは

「できることならラストアイドルに戻りたいってずっと思ってたんですけど、このセカンドユニットでそれぞれが悔しい涙を流してきたメンバーなんですけど、あの時のすごい悔しい悲しい気持ちがみんなで良い涙だったねって言えるような、このGood Tearsでてっぺんを目指したいと思っているので前に進んで行こうという気持ちで……それだけです」

良い涙=Good Tearsですね。

 

 

 

本日の審査員は

大槻ケンヂ、大森靖子、宇野常寛、竹中夏海。

 

 

 

 

11人目の挑戦者は

阿部菜々実(あべななみ)さん。

山形県出身の15歳。

3歳から芸能活動をして

東北のアイドル『パクスプエラ』に所属。

168cmの9頭身アイドルというニックネーム。

絶対的センター&高いボーカル力で

グループを支えている。

阿部「今地元で活動しているんですけど、やっぱりチャンスとか活動できる機会とか少ないので自分の力で上京してトップアイドルになりたいとずっと思っていたので、今回ラストアイドルは自分にとって大きなチャンスだなと……。ラストアイドルに入って絶対に夢をつかみ取ります」

紹介VTRの時点で可愛い。

 

 

 

対戦を指名されたのは

立ち位置1番・間島和奏さん。

2週連続、

通算3度目のセンター争奪戦。

 

なぜ間島さんを指名したか聞かれて

阿部「挑戦者として決まる前からセンターに挑戦しようと思っていて、ラストアイドルは“最強のアイドル”ということだったので、最強のアイドルのセンターになりたいと思ったし、間島さんはアイドルとして私に足りないものをたくさん持っているなと思ったので、得られるものも多いんじゃないかと思って挑戦させていただきました」

相手をリスペクトしてて

考え方もしっかりしてる。

 

 

それに対して間島さん。

「Good Tearsのパフォーマンスを真近で見させていただいて、負けてられないって思ったし、こんなところで簡単に去っちゃいけないので精一杯頑張りたいなと思います」

絶対に、

負けられない戦いが

そこにはあるんです!

 

 

 

 

<パフォーマンスバトル>

 

 

 

前半で時間を使ったため

マイクパフォーマンスはカットされている。

 

先攻の阿部さん。

歌う曲は℃-ute『悲しき雨降り』

えっ上手い!

声の使い方がもうプロのそれ。

さらにダンスもキレがあって

アイドル経験者とはいえ

すでに完成度が高すぎる。

 

そしてパフォーマンス中の

間島さんの様子がおかしい。

前回の松本さんの時には

笑顔で手拍子していたが

さすがに圧倒されたのか

中盤まで表情が硬かった。

 

歌い終わった阿部さん。

「今まで自分のやってきたことを信じて、やりきれたと思います」

 

 

 

 

 

暫定メンバーが息をのんで見守る中、

後攻の間島さんの歌唱が始まる。

 

間島「今まで高橋さんと松本さんと戦わせていただいて、こうやってこの場で勝ち残ることができて、それが自分の中で自信にもつながっているので、自信を持って自分のパフォーマンスができるように頑張ります」

その間島さんを見つめる

大森靖子さんを映すカメラが意味深。

 

歌う曲は

ももいろクローバーZ『DNA狂詩曲』

また選曲で

意外なところを突いて来た。

しかも音程の変化が激しい難曲。

やっぱり歌が弱点なのに

この曲はきついと思う。

 

その代わりダンスはかなり良かったし

俺の評価は上がったけど

パフォーマンス自体は

阿部さんの方が目を引いた。

 

 

 

 

 

<ジャッジタイム>

 

 

 

この勝負のジャッジは

大森靖子さん。

「ええ!?」って驚く。

 

 

ラストアピール。

阿部さんは真っすぐな瞳で力強く語る。

「私は小さい頃にテレビを見てアイドルさんに憧れたように、私もトップアイドルになって、たくさんの方に夢を与えられるようなアイドルになりたいと思っています。よろしくお願いします」

 

間島さんは涙を浮かべながら

熱い想いを述べる。

「(AKB48の)ドラフトで指名漏れして、あと一歩のところで夢をつかみきれなくて、やっとの想いでここまで来ました。絶対にアイドルになりたいです!よろしくお願いします」

くっ……泣いてしまう。

俺の方が。

わかってる。

それは十分わかってるんだよ。

 

でも圧倒的な逸材の阿部さんを

ここで落としてしまうのは

アイドルオーディションの番組として

正しい選択とは思えない。

 

間島さんのような子に

夢を与えるのだって間違いじゃない。

むしろそのほうが

番組として正しい選択かもしれない。

 

選べない。

これは選べないよ。

どうしたらいいんだ!?

 

 

 

大森さんのジャッジは!?

 

 

 

勝者……

 

挑戦者「阿部菜々実」

 

ついに……

ついにセンターが

入れ替わってしまった。

 

その言葉を聞いた瞬間の

伊集院さんの驚きと

大槻ケンヂさんの悶絶する様子、

暫定メンバーの悲しそうな表情が

とても印象に残っている。

「とうとうこの時が来てしまったか」と。

 

 

勝者の阿部さんのコメント。

「センターになりたいとずっと思っていたので、夢に一歩近づけるチャンスを頂いたので、これから頑張っていきたいと思います」

 

 

敗れた間島さんのコメント。

「やっぱり……あんまり実感は沸かないんですけど、『バンドワゴン』が大好きだったし、ラストアイドルが大好きで、とにかくみんなのおかげで頑張って来れました。ありがとうございました。本当は立ち位置的なところもあって、泣かない方がいいのかなって思ってるんですけど……自信なんてやっぱり1ミリもなくて、いつも泣いちゃって頼りないセンターだったんですけど、でもやっぱり、私の永遠の夢はアイドルなので、これからもできたら追い続けたいなって思います」

間島さんの言う

「頼りないセンター」のコメントに

それは違うと首を振るメンバーたち。

 

 

大森さんのジャッジ理由。

「今までの収録の内容もずっと見ているんですけど、間島さんは最後まで残るだろうなって正直自分で思っていて、器が大きいしみんなをプラスに持って行ける人だと思います。でも阿部さんに感動してしまった自分がいました。歌への肉体と心の込め方をすごく細部まで1音1音はめてらっしゃったので、私も一応表現者なので私がグッときてしまったのを比べると、阿部菜々実さんの方を選んでしまいました」

阿部さんのパフォーマンスが

予想を越えて素晴らしかった。

心を動かされてしまうのもわかります。

 

 

 

元センター間島さんが

大きな拍手の中で退場していく。

そして空いたセンターの場所に

阿部さんが立つ。

まだ心の整理がつかない他の6人。

 

CMに入って古賀さんが

隣の長月さんに問いかける。

「なんか、現実かな。わかんない。現実なのかよくわかんない」

夢を見てるんじゃないかと

かなりパニック状態になっているようだ。

 

そんな中で

小澤さんが阿部さんに声を掛ける。

「頑張りましょ。気まずいけど」

子供らしい正直な言い方(笑)

 

 

他の3人のジャッジは

「阿部菜々実」に2票(大槻ケンヂ、竹中夏海)

「間島和奏」に1票(宇野常寛)

大森さんと合わせると

3:1の勝利だった。

のけぞっていた大槻ケンヂさんは

意外にも阿部さんに入れていた。

いや正確には

あの時点では決めていなくて

センター交代劇が

ショックだったのだろう。

宇野はどうせ

「バランス」で選んだんでしょ。

 

 

控室に戻って

泣き崩れる間島さん。

「この服を脱がなきゃいけないっていうのが、本当に辛い……」

 

<放送後のメンバーの反応>

 

 

 

 

 

 

 

間島さんの手紙を読んで号泣した。

 

 

 

「自信なんて1ミリもなくて……」

ふと思い出すと

間島さんはいつも泣いていた。

 

笑顔でお客さんに向かって

全力でパフォーマンスをしたのに、

いつもジャッジになると

名前を呼ばれる直前に泣いていた。

 

自分が望んで

センターになったわけじゃない。

「何で私が真ん中なんだろうと家で泣いたりした」

高橋さんとの戦いで告白した。

見えないプレッシャーと戦い続けて

ずっと怖かったのだろう。

それでも与えてくれたチャンスに

壊れそうな心で必死にしがみついて、

強くないのに強いふりをして……。

 

そういう背景もあって

個人的には間島さんに

残ってほしかった気持ちが強いです。

しかし運命は変わらない。

敗者にもチャンスがあるのが

せめてもの救いだ。

 

しかし本人の手紙にあるように

間島さんは最初は

セカンドユニットを断ろうと考えていた。

「『バンドワゴン』という曲に思い入れがありすぎて、自分以外が真ん中に立って『バンドワゴン』を歌っているところを笑顔で見られる自信がありません」

 

その気持ちが

もう1度アイドルに挑戦したい

気持ちに変わったのは

お父さんの言葉でした。

「人生やり直しはきくけど、やり直しのために取れる選択肢はその時その瞬間しか選べないものの方が圧倒的に多い」

 

みじめでもいい、

笑われてもいい、

チャンスがあるなら手を伸ばしたい。

「夢は手を伸ばした1ミリ先にある」のだから。

 

この間島さんの

決意を後押しをしたのが

小澤愛実さんだった。

これは第14戦後の

間島さんのTwitterから。

このメッセージの意味は

もちろん第14戦の結果に

触れるので止めておくけど、

この言葉が小澤さんの決意を

後押ししたと思います。

つらい時に支え合う

2人の絆はいいですね。

 

 

 

 

次回は12人目の挑戦者で

立ち位置2番・吉崎綾さんが

初めてのバトルに挑む。

 

その相手は

「可愛すぎるヘアメイクさん」

西村歩乃果さん。

 

そしてもう1戦。

立ち位置5番・長月翠さんに

「沖縄の歌うま少女」

蒲原令奈さんが挑戦する。

 

運命のジャッジを託された

吉田豪の選んだ人物は?

この対決で

ラストアイドル1stシーズン

史上最大の炎上事件が発生!

 

まだまだ波乱は続く。

負の連鎖は終わらない――――。

 

 

【ネタバレ注意】『ラストアイドル』対戦結果まとめ