究極のオーディション番組

「ラストアイドル」

1stシーズンのプレイバック企画。

 

2017年9月23日深夜に放送した

第7回目を振り返ります。

 

 

 

 

【ここまでの対戦成績】

暫定メンバーVS挑戦者 ○勝者●敗者(票数) ※ジャッジ

 

第1戦:○小澤愛実(4)VS●王林(0) ※大森靖子

第2戦:●相澤瑠香(3)VS○古賀哉子(1) ※ギュウゾウ

第3戦:○安田愛里(4)VS●朝日花奈(0) ※竹中夏海

第4戦:○長月翠(1)VS●滝口きらら(3) ※大槻ケンヂ

第5戦:○山田まひろ(3)VS●池松愛理(1) ※MAIKO

第6戦:○間島和奏(4)VS●高橋真由(0) ※杉山勝彦

 

 

今回の審査員は

林真理子、YOU、日笠麗奈、高田あゆみ。

全員初登場で

全員女性という珍しいパターン。

シリーズ通しても(Abemaは除くと)

全員女性審査員は今回と次回の2回しかない。

 

林真理子さんは小説家で

大のSMAPファン。

自分が指名されて入れ替えたら

叩かれるから嫌だと怖気づく。

YOUさんは元「FAIRCHIRD」でタレント。

日笠麗奈さんはファッションモデル。

高田あゆみさんはハロプロ系の振付師です。

 

 

7人目の挑戦者は

MISAKI(木村美咲)さん。(18歳)

元「RHYMEBERRY(ライムベリー)」という

アイドルラップユニットに所属。

先月のライブで突然卒業を発表し

その時の卒業理由が大きな話題になった。

「私は全てを捨て、ラストアイドルに人生を捧げたいと思います!」

元グループのファンの前で

ラストアイドルに挑戦することを宣言。

「もう私には帰る場所が無いので、絶対に最後まで残ります」

 

(当時は)ラストアイドルは

プロアマ問わず兼任OKとあるのに

退路を断ってまで挑んで来た挑戦者。

これはなかなか根性あるな。

伊集院さんがこの点を

みんなに説明してくれたのが良かった。

 

 

対戦を指名したのは

立ち位置7番

古賀哉子(こがやこ)さん。(19歳)

古賀さんは

2人目の挑戦者として登場し、

相澤瑠香さんを破って

初めて暫定メンバーの椅子を奪い取った。

女優になるという夢を持つ彼女は

ここで負けるわけにはいかない。

 

 

なぜ指名したか聞かれて

MISAKIさんが答える。

「テレビで見させていただいた時に、古賀さんはラストアイドルになってから女優になるっていう夢を言っていたんですけど、私はラストアイドルに人生を捧げに来ました。なので、アイドルへの想いは私の方が強いと思っています」

なんかアイドルになることを

踏み台にしてくれるなと

言わんばかりの迫力で

やけに攻撃的なMISAKIさん。

 

それに対して古賀さんはひるまなかった。

「私も女優になりたいっていう夢はあるんですけど、でも今こうやってメンバーと一緒にバンドワゴンを踊らせてもらって、すごく……残りたいなって気持ちが回数を重ねるごとにすごく強くなっていて……。そして相澤瑠香さんの気持ちも引き継いでいるので、ここで負けるわけにはいきません」

古賀さんの言葉に

後ろの小澤さんたちが笑顔になり、

間島さんや安田さんが

うんうんと頷く姿がいい。

仲間として受け入れてくれている証拠だ。

 

 

 

林さんが「1番新しい人を攻めてくるっていうのは戦略的ですよね。まだ馴染んでない弱いところを(突いて)来たなって感じがしますね」

鋭い指摘でその通りだと思う。

入ったばかりのところを狙うのは賢い。

 

 

 

 

<パフォーマンスバトル>

 

 

先攻のMISAKIさん。

マイクパフォーマンスでも

「私にはもう帰る場所がありません。このラストアイドルに人生を捧げます!本日はよろしくお願いします」

な、なんか重いぞ。

そこまで思い詰めて挑まれると

落としにくいじゃん。

 

歌う曲は

ももいろクローバー『走れ!』

出た、名曲!

アイドルらしく手拍子で客を煽る。

とにかく歌い方が可愛い。

声もあーりんっぽさがあったし

サビの笑顔で手を振る動きも良いし

さすが元アイドルの貫禄を見せた。

 

欠点を言うなら高音が出ない事。

「少しのきっかけ“が足りない”」

「動き“出して”」

出る出ないが目立ってしまったかな。

 

 

 

後攻の古賀さん。

歌もダンスも上手くないですが、と

前置きして歌う。

曲はいきものがかり『歩いてゆこう』

う~ん……。

前回(『残酷な天使のテーゼ』)も

そうだったけど

かなり音程外しまくっている。

自分で言うように歌は上手くない。

いや正直に言えば音痴です。

それでも声だけは大きくて

なぜか堂々と歌っていた。

尻上がりに良くなって

サビは少し安定してたかな。

 

 

歌い終わった古賀さん。

「すっごく緊張して、挑戦者の時よりも緊張がすごいです。本当に」

守る立場になると

プレッシャーがかかるよね。

 

 

 

<ジャッジタイム>

 

 

 

この勝負のジャッジをするのは

日笠麗奈さん。

ファッションモデルでもあり

アイドルに関するコラムも執筆する

フリーライター。

 

ラストアピールでまたもMISAKIさんは

「私の人生のラストチャンスだと思っています。よろしくお願い致します」

めちゃめちゃ重いんですけど。

ここまでくるとちょっとクドい。

 

対する古賀さん。

「この7番は相澤さんの気持ちも引き継いでいるので、絶対に負けたくないです」

こっちも重い。

相澤さんを何度も出してくるのは

ちょっと卑怯な気がするな。

 

 

 

日笠さんの選んだ勝者は……

 

 

暫定メンバー「古賀哉子」

 

勝った古賀さんのコメント。

「勝てて良かったです」

言葉は短いが目が潤んでいて

気持ちは伝わった。

 

敗れたMISAKiさん。

「家族に申し訳ないですし、応援してくれるファンのみなさんに申し訳ないですし、なんかもう……本当に申し訳ないなって気持ちでいっぱいです」

これ以上は言葉が出なくなった。

 

日笠さんの言い訳。

「グループアイドルって考えた時に、古賀さんの不安げなところとかも、私は魅力に感じてしまったっていう部分があって……。MISAKIさんはアイドルとしてこれからも頑張れると思うので、これがラストチャンスではないと思ったので……彼女なら大丈夫って気持ちも込めて選ばせていただきました」

そう言う日笠さんの声は震えていた。

自分のせいで1人の少女の

アイドルの夢を壊した責任を

感じているんだと思う。

 

 

そうかぁ。

俺はこの対決はMISAKIさんでしたね。

古賀さんは美人で

立ってるだけで華がありますが

歌もアイドル適性もMISAKIさんが

数倍も上回っていたように思う。

 

 

グループとしてのバランスって

そんなに大事かね?

俺の持論は

「バランスで選んだら三流

実力で選んだら一流」

 

バランスは後からついてきて

最後に完成するものだと思う。

最初はバラバラでも

一流の素材を集めておいて

最後にリーダーや監督が

バランスを整えたら

最強になると思うんです。

某お金持ち球団を見たら

そうでもないのかなと疑うけど(笑)

普通はそれが最強のはずなんですよ。

 

もしかしたらMISAKIさんが

思い詰めすぎているから

目を覚ましたかったのかもしれない。

この先この子が対決を挑まれたら

また「人生がどうたらこうたら」言って

めんどくさいかもしれないし。

 

 

他の3人のジャッジは

全員「古賀哉子」で

4:0の勝利でした。

え~?

この人たちと俺では

見てる部分が違うなぁ。

 

 

舞台裏に退場したMISAKiさんは

その場でうずくまり

そのまま泣き崩れて倒れてしまった。

これが後に何度も使われる

なかなか衝撃的なシーン。

ここまで命懸けで

やって来た挑戦者は

なかなかいない。

 

 

 

そして今回、

重大発表が!

……と言っても

CDデビューの正式グループ名が

「ラストアイドル」に決まった

という報告なんですけどね。

番組名をそのまま引き継いだのは

当然のような意外なような不思議な感じ。

そしてCDのレコード会社が

ユニバーサルミュージックに決定した。

 

 

 

次回は

アイドル未経験の14歳の少女

鈴木遥夏さんが

立ち位置6番・山田まひろさんと対決。

そこに待っていたのは

予想外の結末だった……。

 

 

【ネタバレ注意】『ラストアイドル』対戦結果まとめ