究極のオーディション番組
「ラストアイドル」
1stシーズンのプレイバック企画。
2017年9月16日深夜に放送した
第6回目を振り返ります。
今回は初めてセンターを狙う挑戦者が登場。
【ここまでの対戦成績】
暫定メンバーVS挑戦者 ○勝者●敗者(票数) ※ジャッジ
第1戦:○小澤愛実(4)VS●王林(0) ※大森靖子
第2戦:●相澤瑠香(3)VS○古賀哉子(1) ※ギュウゾウ
第3戦:○安田愛里(4)VS●朝日花奈(0) ※竹中夏海
第4戦:○長月翠(1)VS●滝口きらら(3) ※大槻ケンヂ
第5戦:○山田まひろ(3)VS●池松愛理(1) ※MAIKO
6人目の挑戦者は
高橋真由(たかはしまゆ)さん。
埼玉県春日部市出身の14歳。
3月に行われた
ポップティーンオーディションで
準グランプリを獲得。
しかしそこで満足せず
「やるからには絶対1番を取りたい」と
負けず嫌いな一面も。
小麦色に焼けた健康そうな肌。
黄色のワンピースからのぞく
すらりとした美脚。
長身でスタイルは抜群だ。
彼女が指名したのは
立ち位置1番
間島和奏(まじまわかな)さん。(17歳)
ついにセンターを狙う挑戦者が現れて
会場が「おお~」とざわつく。
今までの暫定メンバーには
VTR紹介がなかったのに
今回からVTRが作られている。
間島さんは13歳の時、
第1回AKB48グループドラフト候補生だったが
最後まで指名されなかった。
それでもアイドルの夢を諦めきれず
ラストアイドルに応募して
見事にセンターの座を勝ち取った。
なぜ間島さんを指名したか聞かれて
「私はオーディションでグランプリ取れなくてすごく悔しくて、今回はリベンジというかやるからには絶対センターでアイドルの1番目指したいなって思って間島さんを指名しました」
若干、緊張気味で声が震えている。
これに対して間島さん。
「初めてのオーディションで準グランプリは相当凄いことで、私は何回もオーディション受けて来て、ドラフトを落ちて挫折して、でもそれでも諦めないぞっていう気持ちで何回も受けて来た。やっとの思いで掴んだ2回目のチャンスなので、アイドルにかける想いだけは絶対に負けないので、そこを皆さんに伝えられたらなって思います」
なんかもう……
ドラフト生時代から知ってるだけに
アイドルへの強い想いに
こっちまで泣きそうな気持ちになる。
絶対に報われてほしい人。
今回の審査員は
前回と同じで
MAIKO、中森明夫、
杉山勝彦、西寺郷太。
中森の発言はしょうもないので置いといて
西寺さんが良いことを言った。
「1番(センター)の人のところに(挑戦しに)行きたいっていう人がいないグループは駄目だと思うんですよ。すごく重要な戦いになるんじゃないかなって」
そうそう。
野心は持っていいと思う。
2期生の挑戦者に聞かせてやりたい言葉だ。
<パフォーマンスバトル>
先攻の高橋さん。
マイクパフォーマンス中も
まだ少し声と手が震えている。
「私はやるからには絶対勝ちたいって思ってて、12月のメジャーデビューではセンターとしてデビューしたいなってずっと思ってきたので、ここで落ちるわけにはいきません。頑張ります」
歌う曲は絢香『にじいろ』
この曲人気なのか
多くのラストアイドル挑戦者が歌うよね。
……と思ったら
あれあれ?
声が出てないし音程外してたり
高音で裏返ったり
予想以上に歌えていなかった。
これも緊張のせいか。
あとワイプが五角形になってることに
何か意味があるのか?
歌い終わって
「自分の今の力は出し切れたと思います」
とは言うものの少し涙目。
言葉とは裏腹に
ダメダメだったんだろう。
後攻の間島さんの
マイクパフォーマンス。
「自分の理想のアイドル像に近づけるように、今日来てくださった皆様の1人でも多くの方のハートを掴めるように頑張りますので、温かく見守ってくれたら嬉しいです」
歌う曲はNMB48『わるきー』
選曲が素晴らしい(笑)
48グループへの愛が感じられるし
オリジナルのみるきーが
歌が上手いわけではないので
下手でも可愛さで誤魔化しがきく。
なんといっても表情が良い。
歌自体は声が震えて
かなりグダグダだったが
その分ダンスをしっかり踊って
アイドルスマイルでカバーした。
<ジャッジタイム>
この勝負のジャッジは
杉山勝彦さん。
乃木坂46『君の名は希望』
『サヨナラの意味』など
数々の名曲を生みだした天才です。
ラストアピールで
泣いてしまう高橋さん。
「私はこういうの初めてだからわかんないけど……たくさん練習して来たから最後は自分を信じたいです」
間島さんも
言葉の途中から涙が溢れる。
「私はやっぱりバンドワゴンの曲のサビにある通り、アイドルになることがたった1つの夢でずっと追い求めてこの4年……頑張って来たので……絶対にこの思い入れのあるバンドワゴンと立ち位置は渡しません」
勝者は……
暫定メンバー「間島和奏」
号泣する間島さん。
これはさすがにわかりやすい勝負。
アイドル経験の多さが勝負を分けた。
勝った間島さん。
「自分の伝えたい気持ちが少しでも伝わったんだなって思って、すごい嬉しいです。自分はこのオーディションに懸けてるし、アイドル憧れる子なら1度はセンターって夢だと思うんですけど、私もセンターなりたいなってずっと思ってて……でもいざなった時の重圧とかプレッシャーが想像以上に重くて……もう何で私が真ん中なんだろうって何度も家で泣いたりしたんですけど……でも期待に応えられるように、自分にできる精一杯のことをやって、このセンターを維持したいと思います」
敗れた高橋さん。
こちらも号泣。
「たくさん練習して来たからとっても悔しいんですけど……(間島さんは)やっぱりセンターをやってらっしゃるので凄いなって…全然敵わないなって思いました」
センターのプレッシャーは
センター経験者にしかわからない。
常に注目されるグループの「顔」だから
負けられない気持ちも
相当なものだったはずだ。
それと間島さんが高橋さんの言葉に
何度もうんうんと頷いていたのが印象的。
高橋さんも相手を素直に称賛するコメントで
お互いをリスペクトした
本当に良い戦いだったと思う。
杉山さんのジャッジ理由。
「この緊張のオーディションの場で、間島さんがパフォーマンスしてる時に笑顔になっている方がいっぱいいたんですよ。僕も本当に緊張していてしんどいなと思っていたんですけど、目が合った時に思わず笑顔になっちゃったんですよ。また明日から頑張ろうかなって思わせてくれるのがアイドルだと思うので、脱帽のパフォーマンスだったと思いました」
わかる~。
わかりみが深いわ~。
お客さんを笑顔にできる力。
これがアイドル力というやつだ。
わかったか吉田豪!
お前の見出す原石とやらは
別の意味で笑わせてくれるけど
しっかり審査してくれよな!
杉山さんは
泣いている高橋さんにも声をかける。
「高橋さん。1番ハードルの高いところに挑戦して、それだけ涙が止まらなくなるくらい一生懸命できるっていうのは本当素晴らしいと思います」
優しいなぁ。
神様かよ~。
今日は杉山勝彦ソング聞いて寝るわ~。
CMに入って
みんなが間島さんのところに集まり
良かったと声をかける。
他の3人のジャッジも全員「間島和奏」だった。
4:0の完勝です。
締めは『バンドワゴン』歌唱。
心が落ち着く~。
なんかこのまま
間島さんセンターでデビューしそうだな。
いや、そうあってほしい!
(当時は本当にそうなると思っていました……)
次回は
立ち位置7番・古賀哉子さんに
ラストアイドルに人生を捧げに来たと言う
挑戦者・MISAKI(木村美咲)さんが挑む。
元挑戦者がメンバーになって
初めての対戦。
古賀さんは自分の椅子を守れるのか?