究極のオーディション番組
「ラストアイドル」
1stシーズンのプレイバック企画。
2017年8月26日深夜に放送した
第3回目を振り返ります。
【ここまでの対戦成績】
(暫定メンバーVS挑戦者 ○勝者●敗者 ※ジャッジ)
第1戦:○小澤愛実(4)VS●王林(0) ※大森靖子
最初に『バンドワゴン』披露。
吉崎さんの立ち位置がまともだったので
2回目のお披露目だったらしい。
王林戦の後に収録したやつかも。
2人目の挑戦者は
古賀哉子(こがやこ)さん。
福岡県で歯科衛生士を目指しているという19歳。
14歳の時、
ミスセブンティーン2012ファイナリストで
この時のグランプリが広瀬すずさん。
芸能界に入る1歩手前まで来て
まだ夢を諦めきれず
今回ラストアイドルに挑戦したという。
指名されたのは立ち位置7番
相澤瑠香(あいざわるか)さん。
こちらは紹介VTRが無く
意気込みを聞かれて
「本気でぶつかりたいと思いました。絶対に勝ちます」
審査員紹介。
前回と同じく
ギュウゾウ、大森靖子、Carlos K.、ピエール中野。
<パフォーマンスバトル>
先攻の古賀さん、
マイクパフォーマンス。
「1度は諦めた芸能界の夢でアイドルになって、いつかは女優になって、広瀬すずを越えたいです」
歌う曲は
高橋洋子『残酷な天使のテーゼ』
緊張のあまり
歌い出すタイミングがわからず
無言でBGMを聞く放送事故。
2回目の挑戦。
うん、音痴です(笑)。
音程がものすごく不安定で
確かに歌手系ではやっていけないかも。
でも声は出てるし
普通の学生がカラオケ歌ってるような
素朴な魅力はある。
ワイプで抜かれてる大森靖子さんが
めっちゃノリノリで笑った。
対する相澤さん。
指名されてから
ずっと目が充血してるのが気になる。
「私はやっと夢のスタート地点に立ちました。ここで終わらせるわけにはいきません。絶対に負けられません!」
そして
欅坂46『サイレントマジョリティー』を歌う。
オリジナルの振りをアレンジしながら
さすが元アイドルといった仕上がり。
でも最初から
泣きながら歌っているため
声が震えていた。
歌い終わってホッとしたのか
やっと笑顔になる。
「私は負けられないので精一杯やり切りました」
<ジャッジタイム>
この勝負のジャッジは
電撃ネットワークのギュウゾウさん。
勝者は……
挑戦者「古賀哉子」
ついに初めての入れ替えです。
勝者の古賀さん。
「嬉しいです」と多くを語らず。
敗れた相手に気を使ったのでしょうか。
相澤さんのコメント。
長い沈黙の後で一言。
「……言葉が見つからないです」
これはつらい……。
ギュウゾウの判定理由。
「トラブルがあった時にすごく動揺してるのはわかった。だけどね、その姿にパーンと光が差したように感じたんですよ。相澤さんもすごく良かった。もらい泣きしちゃったけど、古賀さんが纏った光には辿りつかなかった。今回は古賀さんの勝ちです」
他のメンバーが涙目の中、
相澤さんの退場を観客が拍手で送り出し
古賀さんが暫定メンバーの場所に入る。
実は他の3人のジャッジは
全員「相澤瑠香」
つまり1:3の1に当たるという
以後の独断ジャッジの原点がここ。
この時はジャッジの絵は
メンバーではなく審査員だった。
でも俺は
今回のギュウゾウさんのジャッジは
なんとなくわかる気がした。
あれだけ美人で
しかもクールで落ち着いていたら
この人の内面を
もっと知りたくなっちゃいますね。
今見返して思ったのは
るかちはずっと「重かった」。
ものすごいプレッシャーなのはわかるけど
「負けられない」気持ちが強すぎて
最初から涙目で笑顔も無く、
駄目もとで来ている古賀さんの
落ち着いた表情と対照的だった。
今から必死すぎても
これから先きついと思う。
楽屋で初顔合わせの
暫定メンバーと古賀さん。
間島さんが泣きながら話しかける。
「そういう企画だし、古賀さんは何も悪くないんですけど……この3日間で瑠香ちゃんという存在が本当に大きくなってて……みんなで揃えようっていう時とかにも先頭に立ってダンスを教えてくれて、それで高い完成度のパフォーマンスができたのも瑠香ちゃんていう存在がいたからだって、絶対みんな思ってるし……瑠香ちゃんの分も頑張っていきたいなって思いました」
それを古賀さんに言われても……。
しかも最後自分の感想に
なってしまってるし。
元アイドルの存在は大きかった。
他のメンバーも相澤さんを想って涙する。
その姿を見た古賀さんは、
「こんなみんなの涙を見てたら、もしこれから誰かが落ちるかもしれないし、自分が落ちるかもしれないんで……仲良くやっていけるか心配です」
と、バッサリと斬り捨てた。
これは古賀さんが正しい。
今から仲良しごっこをしていたら
何度も悲しむことになる。
今はまだ
「最終オーディション」なのだから。
もしかしたら古賀さんは
自分が落ちても悲しまないでという意味で
みんなに気を使ったのかもしれない。
あるいは相澤さんに比べて
実力の劣る自分が入ったから
受け入れてもらえないかもと
不安だったのではないだろうか?
だからあえて
こういう言い方をしたのかな……。
敗れた相澤さんはカメラに一言。
「なんか、全部夢だったみたいです……。やっぱりアイドル向いてないのかなって思いました」
そんなことはない!
と、力強く言わせてもらう。
俺は未来が見えるから(笑)
赤い衣装をまとって歌う
相澤さんが見えるよ。
次回は
立ち位置4番・安田愛里さんに
4つのアイドルグループを経験した
苦労人・朝日花奈さんが挑む。
安田さんは自分の椅子を
守ることができるのか!?